プレイレポート
「Pokémon UNITE」のアマージョは,継戦能力に長けたバランス型ポケモン。ユナイトホリデーイベントも開催
アマージョは通常攻撃とわざの両方でダメージを出していくタイプであり,近いポケモンだとルカリオなどが挙げられるだろう。
「ポケットモンスター」シリーズでは,進化前のアママイコにふみつけを覚えさせてレベルアップさせると進化するという,変わった進化方法を持つアマージョだが,本作ではどのような性能になっているのか。さっそく見ていこう。
アマージョはバランス型,近接型のポケモンだ。可憐な見た目に反して,飛び道具をほとんど持っていない純粋なファイターであり,至近距離での戦闘を得意としている。レベル6以降はとくせいの効果によってわざを連続で使えるようになり,わざの効果によってシールドを張ったり,回復したりと,継戦能力が高い。
試合ではアマカジから始まり,レベル4でアママイコ,レベル6でアマージョに進化する。進化が早い早熟タイプではあるが,アマージョに進化するまでは出来ることが少なくダメージも低いので,最序盤は無茶をせずレベルを上げていく必要がある。
わざを見ていく前に,アマージョのとくせいであり最大の特徴でもある「じょおうのいげん」について見ていこう。このとくせいは,レベル6でアマージョに進化したときに獲得するものであり,ユナイトわざ以外のわざや強化攻撃を繰り出したときにゲージを獲得し,ゲージが3まで溜まるとそれを消費して強化されたわざを使える。
じょおうのいげんで強化されたわざは,通常のわざとは別の扱いであり,ゲージが3になればわざの待ち時間を無視できる。追加効果はダメージが増加し,さらに強化わざの種類によって回復かシールド効果を得られるというものだ。
このとくせいによるシステムがアマージョの難解さに直結していて,考えないで操作していると,同じわざが何度も出て,何をしているのか分からなくなってくる。アマージョの性能を最大限に引き出したいのであれば,どのタイミングで,どのわざを使うかが非常に重要であり,連打などをせず,落ち着いた操作をするのがいいだろう。
ゲージは3になると時間経過で消えてしまうが,2までは時間経過で消えることがない。強化攻撃やわざを空打ちすることによってもゲージが溜まるので,戦闘の前に2まで溜めておくといいだろう。
強化わざを使用するタイミングや効果については,後述する派生わざの項目で解説していく。
アマカジが最初に覚えるわざは「はっぱカッター」と「こうそくスピン」だ。
はっぱカッターは指定した方向に何度か攻撃するわざで,射程は短いもののダメージがそれなりにあり,とどめの一撃に使える性能だ。シンプルで使いやすく,序盤ははっぱカッターで安全に戦っていくのがいいだろう。
こうそくスピンは指定した方向に移動し,当たった相手にダメージを与える。また,命中した場合は移動速度も上昇する。アマカジで序盤から積極的に戦うのはおすすめできないが,チャンスが来たときはこうそくスピンでダメージを与えながら移動速度の上昇で追撃ができるので,しっかりと当てていこう
レベル4でアマカジがアママイコに進化し,レベル5でははっぱカッターを「トリプルアクセル」か「ふみつけ」に派生できる。
トリプルアクセルは指定した方向に3連続でキックを繰り出して,相手のポケモンにダメージを与えるわざだ。また,わざの終了後に命中回数に応じて通常攻撃が速くなる効果がある。移動系のわざという扱いになっているが,移動距離は短く,ほぼ攻撃わざと考えていいだろう。
通常攻撃が速くなる効果がかなり強力であり,トリプルアクセルに派生させるときは通常攻撃をメインに戦っていくスタイルになる。
トリプルアクセル使用中は操作ができないので,相手がどういう動きをするのか予測してから使う必要がある。相手に接近したあと,自分が使ったトリプルアクセルの方向と相手の動く方向が逆だと,簡単に逃げられてしまうので注意だ。
とくせい「じょおうのいげん」による強化効果は,命中するたびにHPが回復するというもの。トリプルアクセルの強化わざは,野生のポケモンを利用して回復するときや,瞬間的なダメージがほしいときに使うのがいいだろう。また,ディフェンス型やサポート型のポケモンと戦闘するときは,トリプルアクセルを強化してHPを回復させてもらおう。
もう1つの派生のふみつけは,高く飛び上がり,着地したときに周囲のポケモンにダメージを与える。また,ほんの少しの間,行動できなくする効果もある。
トリプルアクセルが通常攻撃メインのスタイルとなるのに対して,ふみつけはわざメインで戦うスタイルだ。わざの待ち時間がトリプルアクセルより短く,瞬間的なダメージも高い。トリプルアクセルと比べると1対1での性能が少し劣るが,範囲攻撃の性能が高く,集団戦ではふみつけに分がある。
じょおうのいげんによる強化効果は,トリプルアクセルと同じく命中するたびにHPが回復する。ふみつけ派生の場合は,このわざでダメージを与えていくので,積極的に強化していこう。
レベル6になると,アママイコがアマージョに進化し,こうそくスピンを「トロピカルキック」か「グラススライダー」に派生できる。
トロピカルキックは指定した方向に飛び蹴りをして,命中した相手にダメージを与えて攻撃を下げるわざだ。かなりシンプルで使いやすい移動わざだが,わざの待ち時間が長いことが欠点となる。移動速度を下げる効果があるので,逃げるときにも強力だ。
使った感想としては,挙動がシンプルで,通常攻撃をメインで戦うトリプルアクセルと相性がいい。ダメージはあまり期待できないので,あくまで移動わざとして使っていこう。
じょおうのいげんによる強化効果は,わざ使用時にシールド効果を得るというもの。先述したトリプルアクセルとふみつけは回復効果だったが,疑似HPであるシールド効果のほうが数値としては高く,多くのダメージを受ける戦闘においてはこちらのほうが強力だ。特にトリプルアクセルに派生して,通常攻撃をメインに戦う場合は,シールド効果に加えて距離を大きく詰められるトロピカルキックを強化わざで使うと立ち回りやすい。
グラススライダーは指定した方向にスライディングし,当たった相手にダメージを与えつつ,移動速度を下げる。その後,もともと自身がいた方向に攻撃を行い,つきとばし効果とダメージを与える。
わざの待ち時間がトロピカルキックに比べて短いが,挙動が少し特殊で使いづらい部分がある。というのも,最後のつきとばし効果で通常攻撃がしづらくなっており,通常攻撃メインの戦い方では少し相性が悪い。そんな特徴もあり,こちらはわざメインで戦うふみつけと組み合わせたい。
また,移動後の攻撃による硬直が長く,逃げる性能はトロピカルキックのほうが優れている。この攻撃による硬直はほかのわざを使うことでキャンセルできるので,速く移動したいときは,トリプルアクセルやふみつけを使おう。
じょおうのいげんによる強化効果は,トロピカルキックと同様に,わざ使用時にシールド効果を得るというものだ。通常攻撃メインで戦うならシールド効果のために使っていきたいが,わざメインで戦うなら,距離を詰めたいときや,相手から逃げたいときに使うといった意識でいいだろう。
ユナイトわざは「クイーンエアリアル」で,レベル9で覚える。相手ポケモンを1体,空中でバインド状態にし,ダメージを与えるわざだ。
射程がさほど長くないが,相手1体のポケモンを確実に捕まえることができるうえ,大きなダメージを与えられるため,状況を選ばずに強い。また,クイーンエアリアルを使用中は攻撃されないので,時間稼ぎにもなるだろう。
アマージョは最序盤さえ乗り切れば,それ以降はずっと強いので,安定して使っていけるポケモンになっていきそうだ。ただ操作は難しいので,使っていくなら慣れるまで時間がかかるだろう。
通常攻撃とわざのどちらをメインにするかでかなり戦い方が変わってくるが,通常攻撃メインであれば1対1が,わざメインであれば小さい集団戦が得意だ。特に通常攻撃メインの場合は,1対1においてトップクラスの性能だと感じた。
派手なわざと可憐な見た目,さらには優秀な性能と,人気ポケモンになりそうな予感がしている。現状,アマージョを使いこなせているトレーナーはごく一部だと思うので,今後トレーナーが習熟してきたとき,どういったプレイが飛び出すのかが楽しみだ。
また,現在Pokémon UNITEでは「ユナイトホリデーイベント」が開催中だ。期間中は,スタンダードバトルにレモータスタジアムの氷雪バージョンが追加されている。スタジアムの装いが冬らしいものになっており,登場する野生のポケモンも異なる。
期間限定にしてはもったいないぐらい,かなり細かいところまで作り込まれているので,今だけのレモータスタジアムをぜひプレイしてみよう。
ユナイトホリデーイベントは2022年1月中旬まで続き,ジーヴルシティでの特別なユナイトバトル「激戦!ゆきがっせん IN ジーヴルシティ」やそれに関連するミッションの追加,2021年12月20日には新しいポケモン「カイリュー」の実装も告知されている。
年末に向けて,さまざまなイベントで盛り上がりを見せているので,今だけのスタジアムや,新しいポケモンを楽しもう。
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