「SMALLAND」の詳細が明らかに。食物連鎖の底辺にいる小さなキャラクターを描くオープンワールドのサバイバルアクション

　イギリスのMerge Gamesは，「gamescom 2020」に合わせて行われたデジタルイベント「Future Games Show」で，オープンワールドのサバイバルアクション「SMALLAND」（PC / PS4 / Xbox One / Switch）の新情報を公開した。

「SMALLAND」公式サイト

　「SMALLAND」の主人公は，アリほどの大きさの妖精のような存在だ。美しい大自然を探索し，資源を集めて住居を建てたりアイテムを生産したりするのだが，自然は美しいと同時に過酷でもあり，アリやクモといった昆虫やトリやネズミなどの小動物が容赦なく襲いかかってくる。主人公は，この世界の食物連鎖の底辺にいる存在であり，生き残るためには戦わなくてはならないのだ。


　今回の発表によれば，「SMALLAND」には昼夜や天候の概念があるという。小さな雨粒でもまるで手榴弾が降って来たようだし，ちょっとした風でも吹き飛ばされてしまうなどの物理効果も用意されている。それぞれの生き物は自分達の生活サイクルに従って行動しており，さまざまな生き物と絆を結ぶことによって，庇護を受けたり，マウントとして使ったりできるようになる。
　ミニチュアサイズのキャラクターが自然の中を生き抜いていくという趣旨のゲームとしては，高い評価を得た「Grounded」があるが，過酷な環境をリアルにシミュレートするという面では，「ARK: Survival Evolved」のようなゲームに近いかもしれない。ARK同様，複数のプレイヤーが参加できるPvEやPvPも実装される予定だ。


　2年前ほどに制作が発表された本作だが，PC向けのアーリーアクセス版が2021年内にリリースされることも発表されており，開発は順調に進んでいる様子だ。Steamのストアページもすでに公開されている。

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