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天穂のサクナヒメ

天穂のサクナヒメ
公式サイト https://www.marv.jp/special/game/sakuna/
発売元・開発元
発売日 2020/11/11
価格 通常版:5478円/Digital Deluxe Edition:8100円
ジャンル
レーティング
備考
その他

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PS4版 天穂のサクナヒメ (発売元:マーベラス,開発元:えーでるわいす)
Nintendo Switch版 天穂のサクナヒメ (発売元:マーベラス,開発元:えーでるわいす)
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  • 米は力な稲作アクションの傑作 90
    • 投稿者:ジャス(男性/40代)
    • 投稿日:2021/03/09
    良い点
    ・やりごたえがある稲作
    農林水産省のHPが攻略サイトとネタにされるように、かなり本格的な稲作システム。
    しかしあくまで追求したら深いのであって、難しいわけではない。滅茶苦茶にやっても絶対にマイナスにはならず、少しずつプラスになり稲が成長していく。
    無駄になる事が無く、誰でもコツコツやれば必ず達成でき、やり込めばやり込むほど底が見えない、とても良いシステム。

    ・アクションが爽快
    スマブラのように移動方向に攻撃するシンプルな操作。回避中は無敵だし、弾き返しの猶予も長いので、ボタン連打の特攻でもしなければ被弾は簡単に避けられる。
    主人公のレベルが重要なバランスなので、困ったら1年じっくり稲作をすれば、レベルが上がって誰でもクリアできる難易度。
    しかしこれも単調とか浅いとかは無く、極めれば別ゲーのようなスタイリッシュ空中コンボを決められるし、必殺技も一部強すぎな物もあるが、どれも最終的には使い勝手も良い強スキルに成長し、それぞれ違った強さや魅力のあるバランスの良さに仕上がっている。

    ・ストーリが感動的
    最初はギスギスしまくりで、どのキャラも自分の事しか頭にない自己中ばかりで、イベントもケンカばかり。特に人間連中は身勝手ばかりで反省もしないので、全く好感が持てず助けたいとも思えなかった。
    しかし稲作の知恵や文化をネタにしたとあるイベントから、少しずづ協力し合ったりして一体感が生まれ、終盤には絶望的な状況で序盤ではケンカになった事が起きても、ケンカどころか一致団結して奮起する成長も見せ、ラストまで感動の連続。最終的には全員に好感を持つようになっていた。

    ・田植唄が素晴らしい
    まさか田植唄に感動する日が来るとは思ってもいなかった。
    メインテーマになっているので、田植イベントだけでなく、あらゆるダンジョンのBGMのフレーズにも含まれている。特にラストダンジョンのアレンジは名曲。
    ストーリや稲作部分にハマった人なら、クリアする頃には歌詞も共感できる感慨深い物になっていると思う。
    悪い点
    ・地形にハマる事がある
    背景に隠れて見えない所にショートカットや宝箱があったりするので、壁にぶつかりながら移動する事が多々あるが、隠し通路かと思いきや地形をすり抜けていただけで、裏側に入ってしまう事が何度かあった。
    メニューからステージを出られるので致命傷にはならないが、ステージはやり直しになる。

    ・笠と面を個別で非表示に出来ない
    頭装備の笠と顔装備の面を、両方表示や両方非表示には出来るが、傘は表示しつつ顔は見えるように面を非表示、ということは出来ない。

    ・家まで地味に遠い
    自宅に戻ると山の中腹に出るので、田まで10秒ぐらい歩かないといけない。たった10秒ではあるが、やりこむと時間や雨や水量や雑草が気になって、冒険中でも田の様子を見に戻る事も多々出てくるので地味に手間。
    家に戻る=ほぼ田の世話か食事なので、家と田のある山頂に出てくれると良かった

    ・次回作の構想でもあるのか回収されない伏線がある
    次回作に続く的な感じで、とある事件を仕組んだ黒幕の正体が謎なままで終わる。
    面白かったので次回作が出るのなら嬉しいが、今作の事件の謎は今作で解決して欲しかった。
    総評
    丁寧に作られていて凄く遊びやすいし、ストーリも感動的で、やりごたえもあり面白かった。序盤のギスギスや、独特の稲作システムで投げてしまう人も居るかもしれないが、最後にはそれら全てが感動に繋がる。
    稲作というとんでもない変化球ながら、物語としてもゲームとしても、しっかり基本や王道を押さえている。
    農業や農家に対する意識が変わり、お米など自然の恵みに感謝する人も増えると思うぐらい名作。正に米は力であり、我らが誉れと感じるゲームだった。

    特にストーリ重視の人や、コツコツ育てるのが好きな人にはオススメ。
    強いて言えば、高画質なグラフィックや、高難易度の攻略法を探すのが好きな人、王道展開の感動話が嫌いな人、自然の恵みに感謝できない人には向かないかもしれない。
    プレイ時間
    60〜100時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 5 5 5 5
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