このゲームの読者の評価
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素晴らしいゲームですが、前作に比べると… 65 - 投稿者:Minor(男性/30代)
- 投稿日:2021/08/16
- 良い点
- 戦闘は特に良かったです、前作の2画面に気を配りながら戦うに比べて、今作は同時に6ボタンを駆使して敵と戦い、同時に攻撃を打ち込むか、コンボを繋げるか、カスタマイズ性、爽快感はは大幅向上したと言えます。特に終盤のステージでは、カメラワークによっては空中戦みたいな感じも味わえます。
音楽は前作と同様に素晴らしく、褒める言葉を思いつきません、まさにシブヤ、さすが石元さんって感じ。
前作キャラに関して、あくまでも新キャラの役割を引き立てる立ち位置です。更に前作残した未完結の部分もきれいに収まっており、ストーリーは完結したとも言えます。前作の続きが気になる方は安心してプレイしても大丈夫です。 - 悪い点
- 今作において一番不満に感じているのはキャラクター作りの甘さです。特にキャラの掘り下げはかなり不足しています。前作のネク、シキ、ビイドは死神ゲームに通して自分を見直し、成長を遂げています。今作においてリンドウとフレッドは成長があったものの、「自分の殻を破る」とは至りません。
更に敵役の扱いが酷く、クボウとアヤノのキャラクターは完成していない感が強いです。ストーリーのために創られた印象が強いと感じます。
クボウは「ンハ」以外に特筆すべき特徴もなく、自分の個性がまだ出していない間に黒幕となり、そしてあっけなく消される。前作のミナミモトが受けたのは口調だけではないと痛感しています。
そしてアヤノは前篇をプレイ中に虚西的な立ち位置に思わせ、どんなキャラだろうと考えている間に、なんとプレイヤーとの初対面ですでに自己を失ってます。キョウカの引き立て役とは理解していますが、こんなキャラじゃ感情移入できませんよ。ジャラの使い捨て、ダメ。ゼッタイ。むしろ終盤出現のヒシマの完成度が高いと感じます。
更にストーリー上に話は前作と比べて浅く、前作の羽狛さん「楽しむには自分の世界を広げ」の諭し、ヨシュアと「人と人所詮分かり合えない」の話など、人との価値観の語り合いはなく、只々ストーリーを進行していくという感じが否めません。
システム上にも少々不満な点があり、連戦間のロード、カメラワークの突然切り替え、リスタートあるのにシナリオはほぼ一本道など。個人的にそんなに気にしていませんが。
また、アナザーデイの薄っぺらさは絶望的です、物語はほぼなく、あっけなく完結してしまします。 - 総評
- 前作のDS版、iOS版、switch版プレイ済み。
勢いを失いつつJRPG界において、今作は間違い佳作に入るでしょう。でも前作に比べて、所々制作陣の創作意欲が失われたように感じます。一番特徴的なのはアナザーデイの完成度です、前作は「パラレルワールドでスマブラの物語を創るの面白くね?」みないな情熱が「前作アナザーデイあるから今作も作らなきゃ、何を落とし込むか…」のただのノルマに変わったのがひしひし伝わってきます。
また、ストーリーの進行、キャラ作り、会話のテンポなど、前作に比べて明らかに若者向きになっています。その点は理解していますが、自分にはそんなに合いませんでした。 - プレイ時間
- 60〜100時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 5 3 1 4 -
ちゃんとすばせかだった 90 - 投稿者:目薬(男性/20代)
- 投稿日:2021/07/29
- 良い点
- だいたい全部良いです。グラフィック・サウンド・戦闘・ストーリーどれも高品質です。それがまず凄いところですね。そんなRPGそうたくさんはありませんから。
特徴の強いノムリッシュのキャラデザを上手に3Dに落とし込んでますし、すばせかのサウンドがいいことなんてもうわかりきってますし、戦闘も前作からハードが変わって3D&1画面になってどうするのかなと思ったら、こちらも前作の基礎を踏襲しつつテンポのいい戦闘システムになってます。相変わらずバッジやアイテム等のコンプも結構時間がかかるでしょうし、戦闘もバッジの組み合わせを考えたりとやりこみ要素も十分です。
戦闘についてもう少し書くと、前作は上画面下画面の並列操作を要求される、やりこもうとするとなかなかに高難度なアクションゲームでした。一方でコンボフィニッシュのタイミングを調整してラリーを回して攻撃倍率を上げるのもなかなか爽快で、なによりDSをフル活用した初の(というか唯一じゃないかな)戦闘システムに熱中しました。
今作はというと、1画面なので前作のような形ではないですが、最大6ボタンを使ってそれぞれホールドしたり連打したりしながら高速でラリーをつなぐのはこれもまた結構マルチタスクな戦闘でやりごたえがあります。
一般的なRPGの戦闘と違うところはプレイヤーキャラ6人を並列操作で動かすところですね。常時6人フル稼働ではないですが、イメージ的にはヴァルキリープロファイルの戦闘をリアルタイムにしてさらに2段階進化させた感じです。操作難度と使いこなした時の爽快感はやはりすばせかです。
ストーリーは相変わらず終盤に渋谷愛が炸裂してやや温度差を感じましたが、死神ゲームを周回するごとに謎のゲームに振り回される非力な参加者から、未来を勝ち取るために仲間とともに奔走する若者へと成長していく姿は相変わらずよく描けていました。
主人公は主張のない普通の高校生で、その場の空気や気分だけで漂っているただの子供です。そんな子供が過酷すぎるデスゲームに巻き込まれ、多くの大人と出会い、仲間と支えあい、少しずつ変わっていき、自分なりに選択し、その責任を全うすることを学んでいきます。
そして前作ファンとしては嬉しいことに結構ストーリーにがっつり前作キャラが絡んできます。成長したキャラクターたちの姿が見れるのはやはり嬉しいものです。
私も渋谷もハードも時代も変わりましたが、すばせかはちゃんとすばせかでした。 - 悪い点
- 戦闘中のカメラワークですね。前作のように俯瞰じゃないので画面外から攻撃をもらいがちです。
「じゃあ全部の敵がカメラに収まるよう立ち回りなさいよ」って話なんですが、本作はターゲットの敵を変えることでしかカメラの向きを動かせません。なので自分とターゲット以外がちょっと見づらいんですよね。近接攻撃の時に顕著です。
そしてそのターゲット変更も敵が密集していると狙った敵に切り替えられずストレスです。1つ右にいる奴に移したいのにそいつのさらに右に行ったり、3つ左のやつに移そうと3回左押したらなんか画面の反対のやつに移ったり・・・。
些細なことですが、ノイズレポートやバッジ変更画面等はかなり縦にスクロールしなきゃいけないので横ボタンでまとめてページめくりとか10個ずつ進むとかできるようにしてほしかったです。あとSYNC300%の必殺技も複数種類があると嬉しかった・・・。
これは私だけかもしれませんがラスボス倒したらエンディング直前でエラーが起きて落ちました。リアルにリスタートする羽目に合うとは。セーブ地点からすべてやり直しでさすがに感動が半減しました。 - 総評
- まだクリアして数十時間程度しか遊んでいませんが、やはり買ってよかった。学生時代アホみたいにやりこんだすばせかの続編が、こんな高いクオリティで楽しめて満足です。
最初にも書きましたが、これといった問題点がなく全体のクオリティが高いRPGというのは希少です。その時点で十分多くの人に大手を振ってお勧めできます。本作はそこに戦闘システムの優秀さと膨大なやりこみ要素が加わっていますから、その分を考慮してこの点数です。
悪い点も書きましたが全体としては相当な満足感です。少なくとも今年に入ってから遊んだゲームでは一番。 - プレイ時間
- 40〜60時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 5 3 4 5
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