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2022/02/08 12:00企画記事
「Xbox Game Pass」はXboxユーザーだけのサービスじゃない！ “圧倒的コスパ”のゲームサブスクを全ゲーマーに薦めたい
先月（2022年1月18日），MicrosoftによるActivision Blizzardの買収が合意に達したことが伝えられた（関連記事）。このニュースはゲーム業界を中心に大きな衝撃を与え，まだ記憶に新しい人も多いはずだ。2023年度までに予定されている買収手続きが無事に完了すれば，Microsoftが提供している「Xbox Game Pass」の存在感はさらに増すことが予想される。
日本国内では2020年4月にサービス提供が始まったXbox Game Passは，定額制のサブスクリプションサービスだ。Xbox Game Passには3種類のプランがあるが，XboxプラットフォームとPC向けゲームを対象とする「Xbox Game Pass Ultimate」の場合，加入者は400本以上の対応タイトルが遊び放題となる。
そのうえ，クラウドゲームサービス「Xbox Cloud Gaming（Beta）」と，オンラインマルチプレイに必要となる「Xbox Live Gold」（1か月：842円）もセットになっている。これらはXbox Game Pass Ultimate以外のプランには含まれないため，断然お得なサービスであることが分かるだろう。
今年に入ってからも，Xbox Series X|Sが入手困難な状況は解消されていないが，Xbox Game PassはXboxユーザーだけを対象としたサービスではない。PCゲーマーはもちろんのこと，前述のクラウドゲームサービスであればスマートフォンやタブレット端末，ゲーム用途ではないPCでもハイエンドなゲームが楽しめるからだ。
Xbox Game Passは多種多様なデバイスを横断する“ゲームのインフラ”的な存在と言っていい。ゲーマーとゲーム機の関係，そしてゲームの遊び方そのものを変えようとしているXbox Game Passの魅力をまとめてみたい。
※本稿掲載情報は執筆時点（2022年1月末）のものです
Xbox Game Passの対応タイトルには，カプコンやスクウェア・エニックス，スパイク・チュンソフト，セガ，バンダイナムコエンターテインメントといった日本のゲームメーカーも参入している。世界的に知られる大作から幅広い年齢層が楽しめる作品まで，充実のラインナップだ。
■カプコン
■スクウェア・エニックス
■スパイク・チュンソフト
■セガ
※セガのIPとして知られる「ベア・ナックル」シリーズの最新作，「Bare Knuckele IV」（DotEmu, Lizardcube, Guard Crush Gamesによる共同開発）も対応している
■バンダイナムコエンターテインメント
■ポケットペア
なお，Xbox Game Passのサービス内容は国や地域によって多少異なる。ゲーム機本体やストアの地域設定を変更することで，各エリアの対応タイトルを確認できるが，Microsoftが推奨しているものではないので注意してほしい。
ここまでに紹介した作品だけでも十分に魅力的だが，Xbox Game Passのラインナップのほんの一部でしかない。たとえば，2021年3月にMicrosoftによるZeniMax Mediaの買収が完了し，ベセスダ・ソフトワークスの作品がXbox Game Passに多数追加されている。さらに，11月11日のリリースが予定されている「Starfield」をはじめとするベセスダ・ソフトワークスの新作は，ローンチと同時にXbox Game Passに登場する見通しだ。
現在，遊べるものとしては「Skyrim」「Oblivion」などの「The Elder Scrolls」シリーズ，「サイコブレイク」（PC版は「The Evil Within」）シリーズ，「Fallout」シリーズ，「DOOM」シリーズ，「Dishonored」シリーズなど。日本のゲーマーにも馴染み深いタイトルが揃っている。
冒頭で触れたとおり，MicrosoftはActivision Blizzardの買収手続きを進めている。これが完了すれば，Activision Blizzardが擁する「Call of Duty」や「World of Warcraft」「Diablo」「StarCraft」「オーバーウォッチ」「クラッシュ・バンディクー」といった名だたるIPがXbox Game Passに加わる可能性があるだろう。
さらに，年々存在感を増し続けているインディーズゲームファンにとっても，Xbox Game Passは魅力的なサービスである。「Hades」「Unpacking」「Death's Door」「TWELVE MINUTES」といった直近の話題作に加え，「UNDERTALE」「Gorogoa」「Dead Cells」といった傑作も，「Narita Boy」「Deep Rock Galactic」「Donut County」のような異色作もラインナップに名を連ねているのだ。なかでも「Hades」「TWELVE MINUTES」「Narita Boy」などはリリース初日からプレイ可能になっていた。
定額制サービスであれば，これまで遊んだことがない未知のジャンルであっても思う存分にダウンロードすることができる。さまざまな新しいゲームと出会うことで，自身の新たな好みに気づくこともあるだろう。
なお，Xbox Game Passの対応タイトルは定期的に追加されていくが，その一方でラインナップから外れる作品もある（基本的に事前告知あり）。Xbox Game Pass加入者はMicrosoft Storeにて割引価格（最大20％オフ）で購入できるため，お気に入りのゲームを引き続き遊びたいときは購入を検討しよう。
もちろん，Microsoft（Xbox Game Studios）のファーストパーティタイトルも忘れてはいけない。世界中で人気の箱庭ゲーム「Minecraft」を筆頭に，SFシューターの金字塔「Halo」，TPSジャンルに革命を起こした「Gears」，抜群のリアリティを誇るレースシム「Forza」といったシリーズ作品も遊び放題。さらに，今後リリースされる新作は発売日からXbox Game Passに加わる予定だ。
Xbox Game Pass UltimateとPC Game Passの場合，エレクトロニック・アーツが提供するサブスクリプションサービス「EA Play」も含まれている。2021年を象徴する傑作「It Takes Two」や「Knockout City」をはじめ，EAの代表的なIPである「バトルフィールド」「Star Wars バトルフロント」「ニード・フォー・スピード」「マスエフェクト」など，そしてスポーツシリーズもライブラリに追加できるのだ。
最近のトピックとしては，Ubisoftの新作「レインボーシックス エクストラクション」が発売日（1月20日）よりXbox Game Passに追加されたことが記憶に新しい。同社はサブスクリプションサービス「Ubisoft Plus」を，将来的にXboxプラットフォームでも利用可能にすることを発表しており，今後の動向が気になるところだ。
冒頭で触れたとおり，Xbox Game Pass Ultimateに含まれるXbox Cloud Gamingは，スマートフォンやタブレット端末，ゲーム用途ではないPCでも利用できるクラウドゲームサービスである。その手順はChromeやEdge，Safariといった対応ブラウザで専用サイト（リンク）にアクセスして，Microsoftアカウントのサインインをするだけ。遊びたいゲームを選べば，十数秒後にはプレイを始められる。
ゲームパッドはXbox ワイヤレス コントローラーだけでなく，DUALSHOCK 4やPC/Andorid用の製品も使用可能だ。手持ちのゲームパッドが対応しているのか，気になる人はXbox公式サイトで確認してみるといいだろう。
なお，タッチ操作だけで遊べるタイトルは100以上ある。ジャンルによってはゲームパッドがなくても，しっかりと遊べるのだから驚きだ。
さて，Xbox Game Passで遊べるタイトルをかなり駆け足で紹介してきたが，現状のラインナップに相当な厚みがあり，そして将来性に期待が持てることがおわかりいただけたと思う。
なお，今回紹介しきれなかったクラウドゲームサービス，Xbox Cloud Gamingの使用感や活用法について，機会をあらためてお伝えしたい。
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クラウドゲームサービス「Xbox Cloud Gaming」の実用性はいかに。スマホもタブレット端末も低スペックPCも“ゲーム機”になる
Microsoftが提供しているサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」。その最上位プランに含まれるクラウドゲームサービス，「Xbox Cloud Gaming」に焦点を当てて，その実用性について紹介してみたい。
日本国内では2020年4月にサービス提供が始まったXbox Game Passは，定額制のサブスクリプションサービスだ。Xbox Game Passには3種類のプランがあるが，XboxプラットフォームとPC向けゲームを対象とする「Xbox Game Pass Ultimate」の場合，加入者は400本以上の対応タイトルが遊び放題となる。
そのうえ，クラウドゲームサービス「Xbox Cloud Gaming（Beta）」と，オンラインマルチプレイに必要となる「Xbox Live Gold」（1か月：842円）もセットになっている。これらはXbox Game Pass Ultimate以外のプランには含まれないため，断然お得なサービスであることが分かるだろう。
| Xbox Game Passプラン | 税込価格 |
| コンソール用 Xbox Game Pass ※Xbox向け |
1か月：850円 |
| PC Game Pass ※PC向け。EA Playを含む |
1か月：850円 ※最初の1か月は100円 |
| Xbox Game Pass Ultimate ※XboxとPC向け。EA Play，Xbox Live Gold，Xbox Cloud Gaming（Beta）を含む |
1か月：1100円 ※最初の1か月は100円 |
今年に入ってからも，Xbox Series X|Sが入手困難な状況は解消されていないが，Xbox Game PassはXboxユーザーだけを対象としたサービスではない。PCゲーマーはもちろんのこと，前述のクラウドゲームサービスであればスマートフォンやタブレット端末，ゲーム用途ではないPCでもハイエンドなゲームが楽しめるからだ。
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Xbox Game Passは多種多様なデバイスを横断する“ゲームのインフラ”的な存在と言っていい。ゲーマーとゲーム機の関係，そしてゲームの遊び方そのものを変えようとしているXbox Game Passの魅力をまとめてみたい。
※本稿掲載情報は執筆時点（2022年1月末）のものです
Xbox Game Pass 特設ページ
Xbox Game Passの対応タイトルには，カプコンやスクウェア・エニックス，スパイク・チュンソフト，セガ，バンダイナムコエンターテインメントといった日本のゲームメーカーも参入している。世界的に知られる大作から幅広い年齢層が楽しめる作品まで，充実のラインナップだ。
■カプコン
- バイオハザード7 レジデント イービル
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■スクウェア・エニックス
- OUTRIDERS
- OCTOPATH TRAVELER
- ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S
- ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島
- NieR:Automata BECOME AS GODS Edition
- Marvel's Avengers
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■スパイク・チュンソフト
- AI: ソムニウムファイル
- ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 Anniversary Edition
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■セガ
- 龍が如く3（Yakuza 3 Remastered）
- 龍が如く4 伝説を継ぐもの（Yakuza 4 Remastered）
- 龍が如く5 夢、叶えし者（Yakuza 5 Remastered）
- 龍が如く6 命の詩。（Yakuza 6: The Song of life）
- 龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル
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※セガのIPとして知られる「ベア・ナックル」シリーズの最新作，「Bare Knuckele IV」（DotEmu, Lizardcube, Guard Crush Gamesによる共同開発）も対応している
■バンダイナムコエンターテインメント
- 塊魂アンコール
- CODE VEIN
- SCARLET NEXUS
- 太鼓の達人 The Drum Master!
- ドラゴンボール ファイターズ（コンソール用 Xbox Game Passのみ）
- ONE PIECE 海賊無双4
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■ポケットペア
- クラフトピア
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なお，Xbox Game Passのサービス内容は国や地域によって多少異なる。ゲーム機本体やストアの地域設定を変更することで，各エリアの対応タイトルを確認できるが，Microsoftが推奨しているものではないので注意してほしい。
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海外スタジオの人気作品も発売日から遊べる
ここまでに紹介した作品だけでも十分に魅力的だが，Xbox Game Passのラインナップのほんの一部でしかない。たとえば，2021年3月にMicrosoftによるZeniMax Mediaの買収が完了し，ベセスダ・ソフトワークスの作品がXbox Game Passに多数追加されている。さらに，11月11日のリリースが予定されている「Starfield」をはじめとするベセスダ・ソフトワークスの新作は，ローンチと同時にXbox Game Passに登場する見通しだ。
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現在，遊べるものとしては「Skyrim」「Oblivion」などの「The Elder Scrolls」シリーズ，「サイコブレイク」（PC版は「The Evil Within」）シリーズ，「Fallout」シリーズ，「DOOM」シリーズ，「Dishonored」シリーズなど。日本のゲーマーにも馴染み深いタイトルが揃っている。
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冒頭で触れたとおり，MicrosoftはActivision Blizzardの買収手続きを進めている。これが完了すれば，Activision Blizzardが擁する「Call of Duty」や「World of Warcraft」「Diablo」「StarCraft」「オーバーウォッチ」「クラッシュ・バンディクー」といった名だたるIPがXbox Game Passに加わる可能性があるだろう。
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さらに，年々存在感を増し続けているインディーズゲームファンにとっても，Xbox Game Passは魅力的なサービスである。「Hades」「Unpacking」「Death's Door」「TWELVE MINUTES」といった直近の話題作に加え，「UNDERTALE」「Gorogoa」「Dead Cells」といった傑作も，「Narita Boy」「Deep Rock Galactic」「Donut County」のような異色作もラインナップに名を連ねているのだ。なかでも「Hades」「TWELVE MINUTES」「Narita Boy」などはリリース初日からプレイ可能になっていた。
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定額制サービスであれば，これまで遊んだことがない未知のジャンルであっても思う存分にダウンロードすることができる。さまざまな新しいゲームと出会うことで，自身の新たな好みに気づくこともあるだろう。
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なお，Xbox Game Passの対応タイトルは定期的に追加されていくが，その一方でラインナップから外れる作品もある（基本的に事前告知あり）。Xbox Game Pass加入者はMicrosoft Storeにて割引価格（最大20％オフ）で購入できるため，お気に入りのゲームを引き続き遊びたいときは購入を検討しよう。
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もちろん，Microsoft（Xbox Game Studios）のファーストパーティタイトルも忘れてはいけない。世界中で人気の箱庭ゲーム「Minecraft」を筆頭に，SFシューターの金字塔「Halo」，TPSジャンルに革命を起こした「Gears」，抜群のリアリティを誇るレースシム「Forza」といったシリーズ作品も遊び放題。さらに，今後リリースされる新作は発売日からXbox Game Passに加わる予定だ。
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Xbox Game Pass UltimateとPC Game Passの場合，エレクトロニック・アーツが提供するサブスクリプションサービス「EA Play」も含まれている。2021年を象徴する傑作「It Takes Two」や「Knockout City」をはじめ，EAの代表的なIPである「バトルフィールド」「Star Wars バトルフロント」「ニード・フォー・スピード」「マスエフェクト」など，そしてスポーツシリーズもライブラリに追加できるのだ。
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EA Play 公式サイト
最近のトピックとしては，Ubisoftの新作「レインボーシックス エクストラクション」が発売日（1月20日）よりXbox Game Passに追加されたことが記憶に新しい。同社はサブスクリプションサービス「Ubisoft Plus」を，将来的にXboxプラットフォームでも利用可能にすることを発表しており，今後の動向が気になるところだ。
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冒頭で触れたとおり，Xbox Game Pass Ultimateに含まれるXbox Cloud Gamingは，スマートフォンやタブレット端末，ゲーム用途ではないPCでも利用できるクラウドゲームサービスである。その手順はChromeやEdge，Safariといった対応ブラウザで専用サイト（リンク）にアクセスして，Microsoftアカウントのサインインをするだけ。遊びたいゲームを選べば，十数秒後にはプレイを始められる。
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ゲームパッドはXbox ワイヤレス コントローラーだけでなく，DUALSHOCK 4やPC/Andorid用の製品も使用可能だ。手持ちのゲームパッドが対応しているのか，気になる人はXbox公式サイトで確認してみるといいだろう。
なお，タッチ操作だけで遊べるタイトルは100以上ある。ジャンルによってはゲームパッドがなくても，しっかりと遊べるのだから驚きだ。
Xbox 公式サイトのサポートページ
さて，Xbox Game Passで遊べるタイトルをかなり駆け足で紹介してきたが，現状のラインナップに相当な厚みがあり，そして将来性に期待が持てることがおわかりいただけたと思う。
なお，今回紹介しきれなかったクラウドゲームサービス，Xbox Cloud Gamingの使用感や活用法について，機会をあらためてお伝えしたい。
Xbox Game Pass 特設ページ
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- 関連タイトル：Xbox Cloud Gaming
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