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龍が如くスタジオの最新情報が発表された「RGG SUMMIT FALL 2023」レポート。「龍が如く8」は,日本を飛び出した春日と桐生の活躍が見どころに
既に速報でもお伝えしているとおり,イベントでは,シリーズ最新作「龍が如く8」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One)の発売日やストーリー,ゲーム内容などが映像とともに明らかにされ,龍が如くスタジオ代表・製作総指揮の横山昌義氏と同作の出演者がトークを行った。本稿ではそのレポートをお届けしていく。
「龍が如く8」は2024年1月26日発売。舞台はハワイ,出演キャストも明らかに
セガは本日,RGG SUMMIT FALL 2023を開催し,「龍が如く8」を2024年1月26日に発売すると発表した。龍が如く8は,どん底から再び這い上がる男「春日一番」と,人生最期の戦いに挑む男「桐生一馬」の二人の主人公が繰り広げるドラマティックRPGだ。※13:30,ストーリートレイラーとゲームトレイラー,プレスリリースを追加しました。
コラボ相手のJ.I.Dさんは,野田さんがかねてからその才能に惚れ込んでいたそうで,今回の楽曲製作で,晴れてその願いが叶うこととなった。楽曲製作はリモートで行われたが,学んだことも多く,とても刺激的な体験だったとのこと。
続いて壇上には横山氏が登場し,その冒頭にてシリーズ最新「龍が如く8」の発売日が2024年1月26日に決定し,全世界同時リリースとなることを発表した。さらに約10分にも及ぶ最新トレイラーも披露された。
春日一番と桐生一馬のダブル主人公となる本作は,横山氏いわく「ものすごくおおざっぱに言えば“春日の母親探しの旅”がテーマ」とのこと。裏社会での事件で生き別れた母親がハワイで生きていることを沢城から聞いた春日は渡航し,そこで新たな事件へと巻き込まれていく。
6月に公開された春日がハワイで裸で倒れているシーンの映像で,普段身に着けているものとは別のネックレスを首にかけていることが一部のファンの間で話題となっていた。実はそのネックレスについているカプセルには荒川の遺骨が入っていて,生きていると聞かされた母親にそれを届けることが,彼がハワイに渡った目的なのだとか。
そしてもう1人の主人公桐生一馬は,映像の中で自身がガンに冒されているという衝撃の事実を明かす。これまでとは一転したその姿も闘病ゆえのもので,彼もまた目的を持ってハワイへと渡り,春日と出会うのである。
「龍が如く7外伝」も含め,これまで孤独に戦ってきた桐生だったが,病や老いによって,強い男でありながらもこれまでのようには動けなくなった彼が仲間に支えてもらい,その心情に変化が現れるストーリーが本作で描かれている。それを描くためにはRPGというゲームシステムが最適ということで,前作に続いて本作でも「ライブコマンドRPG」を採用しているだそう。横山氏は「このシリーズで桐生一馬を長く愛してくれた人には,本作の桐生一馬の活躍は絶対に見てほしい」と力強くアピールしていた。
次の映像では,本作のキャストが発表された。春日一番役の中谷一博さんと桐生一馬役の黒田崇矢さんを筆頭に,安田 顕さん(南波 悠役),井口 理さん(エリック・トミザワ役),大塚明夫さん(足立宏一役),上坂すみれさん(向田紗栄子役),武田 華さん(ソンヒ役),中村悠一さん(ハン・ジュンギ役),岡本信彦さん(趙 天佑役),伊波杏樹さん(不二宮千歳役),成田 凌さん(三田村英二役),堤 真一さん(沢城 丈役),長谷川博己さん(海老名正孝役)と,そうそうたるメンツが揃い,壇上には7名のキャストが登場した。
本作で2人の主人公を演じる中谷さんと黒田さんは,上映されたトレイラーについての感想を問われると顔を見合わせ,「とにかく圧倒されて,面白い予感しかしない映像でした」と中谷さんが述べると,黒田さんも「ですね」と同調。黒田さんは,桐生が病に冒されていることを告白したことが物語のキモとなるのは間違いないが,彼は一般人とは違う死生観を持っているので,過去シリーズで幾度も覚悟を決めたシーンがあったように,どんな病に冒されようとも,それを受け入れた彼がどんな活躍をするのか楽しみだと語った。
黒田さん自身も過去に大病を患ったことがあり,そのことを思い出しながら演じたそうで,病でありながらそれを周りに悟られて気を使わせないようにするものの,どこかに弱さが出てしまうような,微妙なニュアンスの演技を心がけたという。
横山氏も「桐生は病を患っているけど,それが彼の終わりというわけではない」と続け,桐生一馬という強いパーソナリティを持った人間は,何か大きな出来事がなければ崩れることがないため,病はそのきっかけの1つであり,そこから明るく希望のある話を作りたいと提案し,黒田さんもそれに応える形で見事な演技をしてくれたと讃えた。
前作に引き続き南波役で出演する安田さんは,ゲームのキャラクターを演じたことで「いっぱい出会いがありました」と述べる。本作のファンであるカズレーザーさんが安田さんにビニール傘を渡して殴るシーンを撮影してSNSに投稿したり,ファーストサマーウイカさんに「あなたのファンです」と告白されたが,安田さん本人ではなく南波のファンだということを強調されたりと,芸能界でもたくさんの反応があったとか。
バイプレイヤーとして活躍する安田さんはこれまでの役者生活の中で,ドラマや映画で演じたキャラクターが一人歩きした経験はあまりなく,ゲームに出演したことでそれを初めて実感できたことが嬉しかったそうである。
ハワイで春日をひどい目に遭わせるが,後に仲間になるというタクシードライバー,エリック・トミザワ役に起用された井口さんは,収録に約1週間かかったそうで,その間に横山氏とした会話が尽きなかったことが印象に残っているという。収録中,スタジオ近くの喫煙所に何度もいたことから,セガ社員だと勘違いされるほど馴染んでいて,本人も「居心地が良かったです(笑)」と話していた。
大塚さんが演じる足立宏一も前作に続いて登場。大塚さんがゲームで演じるキャラクターは現実的にありえない超人的な存在も多いが,足立は人間としてダメなところがたくさんあり,そこを演じたことで彼を立体的に感じられるようになり,大好きになったと熱弁する。本作でも「足立は足立です(笑)」と述べ,年齢的に大きく変わることはなく,ダメなところはダメなまま老いていくだろうと予想し,それが楽しみでもあり「彼には長生きしてもらいたい」と語っていた。
トレイラーで春日にプロポーズされるシーンがあった向田紗栄子を演じる上坂さんは,本作のファンでもあり,いちユーザーとして台本をめくるたびにネタバレをされる気分で演じていたと述べた。今回紗栄子は前作から立ち位置がガラッと変わっていて,「イッちゃん(春日)とサッちゃん(紗栄子)の関係が描かれるシーンでは,ムービーが始まる前に用事やお手洗いを済ませて見てほしい」と熱く語っていた。
トレイラー上映中も,舞台裏で伊波さんとファンのようにはしゃいでいたそうで,「ファンミーティングに来たみたいだった(笑)」と横山氏から突っ込まれていた。
そんな上坂さんと一緒にはしゃいでいたという伊波さんは,本作で初登場する不二宮千歳を演じる。千歳はあまりにも新しいキャラなので,オーディションも読み合わせスタイルで,長い台本を渡して2日間をかけて行ったという。トレイラーでも千歳のキャラクターはほとんど明かされておらず,「(どんなキャラなのか)楽しみにしてほしい」と伊波さん。
全員のエピソードを聞いたところで,トークはゲーム内容についての話題に。本作のゲーム内容を紹介するトレイラーでは,ハワイがゲームのメインステージとなることや,バトルシーンのシステム,キャラクターの成長,プレイスポットでのミニゲームなどが紹介された。
その中のバトルシーンで,桐生がメンバーとともに協力して戦うことに注目が集まった。「基本的には群れないタイプだが,大きな敵に立ち向かうときは,仲間と協力することはあった」という黒田さんにの言葉に,「それはごく自然なこと」と横山氏も同意している。
とはいえ,桐生のバトルは覚醒時にはアクションゲームになるなど,過去のシリーズで積み重ねてきた彼のキャラクターを踏まえた特別なゲームシステムになっている。
伊波さんはこのゲームシステムを事前に体験していたそうで,その中で桐生がバトルスタイルを変えられることがファンにとって嬉しいポイントだったそう。RPGとアクションがうまく融合されていることで,ゲームの面白みがグッと上がったと感想を述べていた。
またバトル中にキャラクターを動かせるようになったこともポイントで,これまでは近くに何か物体があったときにそれを使って戦っていたが,本作はバトル中に場所移動ができるようになった。これにより,物体を積極的に取りに行けるようになり,戦略性が大きく上がっている。
トレイラーでも触れられている通り,ゲーム舞台となるのは伊勢佐木異人町や神室町,そして初上陸となるハワイで,ハワイは伊勢佐木異人町の3倍ほどの広さになっているそう。それに合わせてゲームボリュームも歴代一で,遊び尽くせないほどの内容だと横山氏は語る。
開発がコロナ禍と重なったことで,現地とのリモート取材でハワイのマップを作り,渡航が可能となってから改めて現地に赴いて,答え合わせとして取材をするという手順で作り上げたそうだ。横山氏は「大勢の現地スタッフの協力があってこそ完成した」と感謝の気持ちを伝えるとともに,その甲斐あって完成したものには大きな自信があると述べていた。
本作のテーマは「旅」であり,春日一番や桐生一馬が日本から飛び出したとき,どんなふうに生きるのかを描いてみたいというのが着想の源だったそう。開発チームも旅に出ているようにゲームを作ってきて,「龍が如く」が世界に羽ばたく第1歩になり,明日発売してもいいぐらいの手応えを感じていると横山氏は自信を見せていた。
本作は東京ゲームショウ2023のセガブースに体験版が出展され,さらに「龍が如く7外伝」にもスペシャル体験版が付属することも発表された。後者はTGSに出展されるものとは異なり,「龍が如く7外伝」をクリアした後の桐生視点での体験ができるものになるという。
またゲームについて明らかになっていない情報も今後順次公開されていく予定とのことなので,続報を待とう。
「龍が如く8」公式サイト
「龍が如く7外伝 名を消した男」公式サイト
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