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印刷2022/12/20 20:41

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「アリスフィクション」,可観測性プラットフォーム“New Relic”を採用

アリスフィクション アリスフィクション
配信元 ワンダープラネット 配信日 2022/12/20

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>

ワンダープラネット、スマートフォン向けゲーム
『アリスフィクション』に
オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム
「New Relic」を採用
〜「地球の裏側のユーザー体験」までをリアルタイムで観測可能にし、エンジニアがそれぞれの責任範囲を超えて問題解決・サービス品質改善に取り組める体制を構築 〜

 デジタルビジネスに可観測性プラットフォームを提供する New Relic 株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小西 真一朗、以下「New Relic」)は、ワンダープラネット株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長 CEO:常川 友樹、以下「ワンダープラネット」)が、新作スマートフォン向けゲーム『アリスフィクション』にオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム「New Relic」を導入したことを発表します。

■背景と経緯
 ワンダープラネットは、『クラッシュフィーバー』『ジャンプチ ヒーローズ』などのヒット作を代表とするスマートフォン向けオリジナルゲームの企画から開発、パブリッシング、グローバル配信までを自社で手掛けています。2022 年 7 月には、新作スマートフォン向けゲーム『アリスフィクション』において全世界同時配信・同時運営を実現し、配信開始から 2 カ月で 100 万ダウンロードの突破を実現しました。

 同社では、『楽しいね!を、世界中の日常へ。』を企業ミッションに掲げており、移動中や就寝前などの時間でも楽しめる「日常に溶け込んでいくようなゲーム」を、スマートフォンというプラットフォームを通じて「世界中のユーザー」に届けていくことを目指しています。このミッション達成のために、「ワンダープラネットの技術ビジョン」を策定し、全社横断的な技術組織 EDMO(Engineering and Design Management Office)の活動を通じて技術的競争力を研鑽しています。

 スマートフォン向けゲームでは快適なユーザー体験がゲームの満足度を大きく左右しますが、ワンダープラネットでは、スマートフォンで実際にプレイするユーザーの体験を把握できないことに課題を感じていました。そこで『アリスフィクション』の開発段階であった 2022 年 5 月より、同タイトルの開発環境・サービス基盤にオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォーム New Relic を導入し、開発生産性の向上とユーザー体験の改善に役立てています。

■New Relic の導入と今後の展開
 ワンダープラネットが New Relic を採用した大きな狙いは、バックエンドからスマートフォンアプリまで『アリスフィクション』のシステム全体のリアルタイムな観測を通じて、サービス品質の低下にいち早く気づき、迅速に対処できるようにすること、さらに観測されたデータをもとに、開発チームが共通指標を持って中長期的にサービス品質を改善できるようにすることです。

 New Relic の導入により、リリース前の負荷テストでも API のボトルネックの特定から、コードの改修、パフォーマンスの改善までがスピード化され、工期の大幅な圧縮につながりました。また、運用段階においては問題発生時の初動対応も早くなり、原因特定から解決までに 10〜30 分程度かかっていた作業が 1 分程度に短縮されるなど大きな効果を上げています。

 また、何らかの問題が発生したときには、ダッシュボード上の簡単な操作でログを追跡し、ユーザーID まで絞り込んでエラーの発生箇所を可視化できるので、クライアントエンジニアがバックエンドの不具合を特定するなど、インフラ、バックエンド、クライアントエンジニアが、それぞれの責任範囲を超えて問題解決・サービス品質改善に取り組めるようになりました。New Relic は、全社横断の技術組織「EDMO」のエンジニア全員がユーザー体験と向き合うための共通基盤・共通言語としても効果を発揮しています。

 『アリスフィクション』のサービス基盤は、PHP/Phalcon によるバックエンドアプリケーションを Amazon ECS/AWS Fargate 上で稼働させ、スマートフォンアプリのコンテンツアセットを Amazon CloudFront(CDN)を介して全世界のユーザーへ配信します。ユーザーが使う iOS/Android スマートフォンでは、ゲームエンジンとして Unity が稼働します。New Relic を活用することで、『アリスフィクション』のインフラから、バックエンドアプリ、スマートフォンアプリまでのメトリクスを収集でき、さらにユーザーのプレイ体験の定量的な把握が可能になりました。

 ワンダープラネットは現在、世界中のユーザーに新しいプレイ体験を提供するため、ユーザー端末上でのアプリのパフォーマンスを計測し、ユーザー体験の定量化・可視化にも取り組んでいます。世界中で使われているスマートフォンは 5,000 機種以上あり、スペックも OS のバージョンも様々です。また、テスト環境では快適にプレイできていたとしても、現地の通信環境によっては同時のレスポンスが得られないこともあります。こうしたあらゆる条件下でも、リッチな表現やアクションが安定的に動作するようプロダクトを磨いていくために、New Relic のオブザーバビリティを活用しています。

■ワンダープラネット株式会社
 執行役員 VPoE/EDMO(Engineering and Design Management Office) 室長 開 哲一氏コメント「New Relic は、端末情報、OS 情報、ラストワンマイルを含めた通信時間、アプリエラーなどのメトリクスを即座に取得でき、想像以上に詳細な分析が可能なことに驚かされました。『地球の裏側のユーザー体験まで、リアルタイムで観測可能にする』という目標の達成は間近です。New Relic の導入・活用は、技術ビジョン実現のための大きな第一歩になったと確信しています。今後、段階的に適用範囲・タイトルを拡大していく計画です」

●New Relic 株式会社 代表取締役社長 小西 真一朗コメント
「ワンダープラネット様のスマートフォン向けゲームタイトルのプレイ体験の向上に、New Relic が貢献できることを大変光栄に思います。『楽しいね!を、世界中の日常へ。』という企業ミッションの実現に向けて、New Relic のエンドツーエンドオブザーバビリティ(可観測性)をお役立ていただけるものと確信しています」

ワンダープラネット様の New Relic ご採用事例の詳細は以下をご参照ください。
https://newrelic.com/jp/customers/wonderplanet


画像集 No.001のサムネイル画像 / 「アリスフィクション」,可観測性プラットフォーム“New Relic”を採用

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