城作りに軸足を置いた名作RTS「Stronghold」のリメイク版「Stronghold: Definitive Edition」の制作発表。発売は11月8日

　イギリスのゲームデベロッパ，Firefly Studiosは2023年7月13日，「Stronghold」のリメイク版となる「Stronghold: Definitive Edition」の制作を発表し，アナウンストレイラーを公開した。発売は11月8日が予定されており，オープンしたSteamのストアページによれば，インタフェースと字幕が日本語に対応するという。

「Stronghold: Definitive Edition」公式サイト

　2001年にリリースされた「Stronghold」は，戦乱の続く9〜10世紀頃のイングランドを舞台に，領主となったプレイヤーが城を中心とした都市を建設し，軍勢を整えて国を発展させるRTSだ。
　いくつかのタイプのゲームモードやミッションが用意されているが，基本的に戦争よりも内政に重点が置かれており，強固な城を築いて経済発展を目指す。RTSといえば，必要なユニットを最短で生産し，敵より早く部隊を揃えて攻め込むといったものが多いが，プレイヤーの中には，じっくり城作りや街作りを楽しみたいという人もいる。そういったユーザーから好評を得てスマッシュヒットとなり，スピンオフを含めて数多くのシリーズ作品が作られた。


　20年以上の歳月を経て登場するリメイク版「Stronghold: Definitive Edition」には，オリジナル版と同じく26のミッションで構成される2種類のキャンペーンが用意されるほか，Firefly Studiosの共同設立者の1人で，「Stronghold」のゲームデザイナーを務めたSimon Bradbury氏によるシングルプレイ向けシナリオキャンペーンが追加されるとのこと。
　公開されたトレイラーにもあるように，グラフィックスがリファインされ，コミュニティからの要望が多かった機能が追加されるなど，大幅にアップデートされているようだ。オリジナル版をリアルタイムでプレイした人はもちろん，ちょっと毛色の変わったRTSに挑戦したい人は，発売を楽しみにしよう。