プレイレポート
オリジナル武器をクラフトし,100万階層以上の深淵を目指せ! アクションストラテジー「Million Depth」試遊レポート[TGS2024]
「Million Depth」は,100万階層以上の地底世界を突き進む“深層墜下アクションストラテジー”だ。宇宙人類のモマが,地球のたった1人の友達“キミ”と巡り会うため,危険な生物が跋扈する地底世界「奈落虚空」を落下しながら探索していく。
本作で特徴的だったのは,さまざまなパーツを組み合わせて自分だけのオリジナル武器を作れる点と,それを用いて「時間停止バトル」を行えるという点だ。
まず,オリジナルの武器についてだが,本作では四角形のブロックや三角形のトゲなどの材料を組み合わせて,敵とのバトルで使用する武器をクラフトできる。この武器のクラフトはなかなか味があり,例えば四角いブロックをより大きな正方形の形で4つ並べると防御力が上がる盾になる。そうして作成した盾のパーツを含む武器は,敵の攻撃を防ぐ際に効果的に働くのだ。
また,本作では武器を敵に向けてドラッグしてぶつける形で戦うのだが,細長い形状にすることでドラッグによる武器の移動速度を上げることも可能だ。ギミックについては,試遊版では使えるパーツに限りがあったのですべてを体験できなかったが,ほかにも多種多様のものが用意されていそうだった。
そして「時間停止バトル」についてだが,本作では本人が動いていない間は周りの敵や敵が放ってくる弾も停止するようになっている。そのため,相手の弾にあわせてクラフトした盾(武器)を出して防御することも可能になっているのだ。
ただし,武器は弾を受けることで耐久度が減り,破壊されてしまうと一定時間使えなくなってしまうので,どこのタイミングで使うかは状況に合わせて見極めていきたい。2種類の武器を使い分けられるようになっていたので,攻撃向きの武器と防御向きの武器の2種で組み合わせるのが良さそうに見えた。
地底世界を潜っていく流れについても触れておこう。本作では下の階層に進むときに階段を降りるのではなく,穴に飛び込んで一気に下っていく。本作には「酸素」という要素があり,一度により下の階層に行こうとするとそれだけ多くの酸素が必要になる。酸素がなくなってしまうと「酸欠」になってしまうので,自分の残り酸素量を見極めながら進んでいく形だ。
ちなみに,「酸素」は広い階層に入るなどの条件で回復することもあった。
より下の階層に進むことで,3択で「レリック」が手に入る要素も確認できた。レリックは,特定条件で与えられるダメージが増えるなどの効果を持っている。
そうして,17645階まで進んだところで試遊は終了となった。こう書くと,筆者が長時間試遊台に居座ったように見えるかもしれないが,試遊時間は15分制限だったことは付け加えておきたい。
本作は,2025年にSteamでリリースが予定されている。ほどよく軽い感覚で楽しめつつも,奥が深そうなアクションストラテジーだったので,リリースが楽しみだ。
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