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[GDC 2024]「Delta Force: Hawk Ops」はマルチプラットフォーム展開だが機種によらず楽しめる作品になる。開発メンバーに進捗を聞いた
「Delta Force: Hawk Ops」公式サイト
1998年にNova Logicがリリースした「Delta Force」は,Ubisoftの「Rainbow Six」シリーズやSierra Entertainmentの「S.W.A.T.」シリーズと共に,1990年代を彩る本格派ミリタリーシューター人気を大きく押し上げたシリーズの1つだ。第1弾の約10年後となる2009年にリリースされた「Delta Force: Xtreme 2」を最後にNova Logicは消滅したが,ライセンスを獲得したのがTencentとなる。
「Delta Force: Hawk Ops」は,2035年の未来世界を舞台に,アメリカ陸軍第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊,通称デルタフォースの活躍を描く作品だ。現時点では,アサルトのDire Wolf,エンジニアのShepherd,リコンのLuna,そしてサポートのBee Colonyという,4人の特殊技能を持つオペレーターが発表されているが,今後はさらに増えていくものと思われる。
ゲームモードとしては,最大64人のプレイヤーが4人1組のチームとしてバトルロイヤルに挑む「Havoc Warfare」,3人1組でAI相手にプレイするCo-opタイプのエクストラクション「Hazard Operations」,そしてシリーズ従来作の伝統を最も濃く受け継ぐソロキャンペーン「Black Hawn Dawn」の3つが用意されており,かなりのボリュームが感じられる。
TiMi Studio Groupは,「Arena of Valor」や「Call of Duty Mobile」などハイエンドなモバイルゲームで知られるスタジオだが,この「Delta Force: Hawk Ops」開発のため,新たにPCゲームの経験を持つ優れたメンバーを,グローバルな規模で加えた特別な開発ユニットJade Teamを結成。
チームの中でも,技術的な部分を任されているのが,今回,GDC 2024で話を聞いたGame Client EngineeringチームのリーダーであるYang Shi氏と,テクニカルアーティストチームのリーダーであるLichuan Wang氏だ。
彼らの最大のタスクは,PC,モバイル,そしてコンシューマ機向けにリリースされる「Delta Force: Hawk Ops」の開発を潤滑なものにするため,ほぼすべての開発を同時進行できる統合型パイプラインやツールの開発を行うことだった。ゲームエンジンとしては,最新の「Unreal Engine 5」が使用されており,インタフェースやパフォーマンスなど,機種を問わず楽しめるものになるという。
プレイ面だけでなく,そうしたテクニカルな部分でも洗練されたゲームになりそうな「Delta Force: Hawk Ops」は,現在オフラインのクローズドテストを開催中だ。2024年前半には,参加可能な国や地域を増やしてαテストを実施するという。TencentのパブリッシングレーベルであるLevel InfinityからFree-to-Playタイトルとしてリリースされるとのことで,今後の情報にも注目したい。
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