プレイレポート
可愛いソニック達を操作する「SONIC RUMBLE」をTGS会場で体験プレイ。32人の中から1人が勝ち残るパーティーバトルロイヤル[TGS2024]
「Sonic Rumble」公式サイト
可愛くデフォルメされたソニックと仲間達を操作し,最大32人のプレイヤーでリングを巡るミニゲームが楽しめる本作。オモチャの世界がモチーフとなっていて,老若男女幅広い層が楽しめるタイトルとなっている。
今回設置された試遊台はPC用のデモ版で,12人による同時プレイが体験できた。
試遊にあたっては,PC版に触れる前に待機列の先頭から順にスマートフォンが渡されて,まずはそちらでゲームのチュートリアルを体験する流れになっていた。いきなり12人でプレイする前に,まずはチュートリアルを済ませておこうという配慮だと思われるが,同時に本作がモバイル展開を強く意識したタイトルであることを感じさせる施策と言える。
ゲームの操作は近年のソニックシリーズのそれに近く,ボタンでジャンプや2段ジャンプができるほか,ホーミングアタックは別のボタンにアサインされている。しかしソニックシリーズでありながら,プレイヤー操作で任意にダッシュはできないというのが大きな特徴だ。
この手のバトロワゲームの基本ではあるが,参加するプレイヤーは全員が同じ条件の元に勝敗を競う。なのでソニックもテイルスも,ナックルズも操作方法は同じで,先の共通アクションを繰り出せる。今回は試遊台ごとに操作するキャラクターが決められており,筆者の場合は1回目がソニック,2回目がルージュだった。
今回プレイできた「リングサバイバル」は,3つのステージを生き残りつつ,リングを集めていくモードだ。ステージは数分で決着がつく対戦用のミニゲームスタイルで,これが複数用意されているようだった。
とにかく速くゴールを目指す「ラン」や,集めたリングの数を競う「リング」など,ルールの異なるステージがランダムに選ばれ,上位に入ることで次のステージに行ける仕組みだ。
ソニックファンにとってうれしいのはこれらステージの外観が,過去シリーズのステージをモチーフにしていることだ。BGMもゲーム内容にマッチしたアレンジが施されており,筆者がそうであるように,ファンならこれだけでも楽しいことだろう。
リングサバイバルは最終的にリングの数を競うモードなので,ステージ中に落ちているリングをできるだけ拾うことが重要だが,例えばランゲームのようなゴールに入る順位を目指すルールの場合,リング集めにこだわりすぎると負けてしまうジレンマが発生する。
またコースから落ちたり,要所に配置されたトラップや敵に触れたりすると,大量のリングを失うソニックシリーズならではのルールもある。最終戦ではリングを集めつつ,ほかのプレイヤーからリングを奪う争奪戦のギミックも登場し,最終的に持っているリングが最も多かったプレイヤーが優勝する仕組みとなっていた。
リングをいかにして集め,それを失わないようステージごとに設定された条件で上位を目指すのが,本作のならではの駆け引きなのだ。
筆者の場合,一度目のプレイでは2回戦で早々に脱落してしまい,悔しい思いをしたが。二度目のプレイではなんとか最終戦まで残ることができた。最終戦ではステージ上に現れる花を壊してリングを集めるゲームで奮闘したものの,こちらもわずか数個の差で4位となってしまい,上位入賞は叶わなかった。
ジャンプやホーミングアタックを駆使するアクションや,ギミックを駆使したスピード感といった,ソニックシリーズならではのプレイフィールを,うまくバトルロイヤルに落とし込んだ本作。シリーズを知っている人はもちろん,知らない人も気軽に楽しめる,よくできたタイトルと感じられた。
上位に残っているときの緊張感や,生き残れたときのうれしさ,あるいは残れなかったときの悔しさなど,この手のゲームならではの楽しさもしっかり味わえたので,今冬に予定されている製品版がますます楽しみになった試遊であった。
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