大阪生まれの爽快な3Dプラットフォームアクション「Super Sami Roll 2」がBitSummit Driftにプレイアブル出展

　大阪に本拠を置くSonzai Gamesのセルヒオ・マタ（Sergio Matta）氏が，開催中のインディーゲームイベント，BitSummit Driftに「Super Sami Roll 2」をプレイアブル出展しているので，さっそくチェックしてきた。


　本作は，2021年にリリースされた「Super Sami Roll」の続編となる3Dプラットフォームアクションだ。主人公サミーの誕生日パーティーに参加していた仲間たちが，マシンに乗って空から現れたアルバート7世に連れ去られてしまう。プレイヤーは仲間たちを救うため，さまざまなフィールドを駆け抜けていく，「スーパーモンキーボール」などのクラシカルなタイトルに影響を受けたというタイトルだ。ダンゴムシのように丸まってプラットフォームを駆け抜けたり，サーフィンのようにレールを滑走したりなど，前作以上にスピーディで爽快感の高いゲームになっている。


　トカゲのサミーは長くのびる舌を使って高いところに登ったり，弾みをつけて長距離ジャンプしたりできるが，グラフィックス面でもパワーアップしたようで，眼下に広がる遠景はDepth of Field（被写界深度）技術により，ほんのり淡いフォーカスになっている。
　そのためジャンプ時などには浮遊している雰囲気がより感じられ，まるでテーマパークのライドに乗っているような気分になるはず。マタ氏によれば，本作ではフレームレートの上限を60fpsに固定するとのことだが，さまざまな演出を盛り込むことで，スムーズなプレイフィールはさらに高まっている。


　連れ去られた仲間を1人1人，救い出すことで，いろいろな能力を持つ彼らをプレイアブルキャラクターとして使用できるようになるとのこと。それぞれのステージを，異なるキャラクターで何度も繰り返して遊び込むことができそうだ。前作同様，キャラクターのコスチュームやカラーリングを変更するオプションも用意されているほか，各ステージにはたくさんのシークレットが隠されているとのことだった。


　現在公開されているSteamのストアページでは，リリース予定日は未発表ながら，日本語にも対応するという。対応機種はPCのみだが，今後，さまざまなプラットフォームで展開することは間違いなさそう。後日，Kickstarterでクラウドファンディングキャンペーンを実施する予定なので，続報に期待しよう。

「Super Sami Roll 2」を開発中のセルヒオ・マタ氏は，スペインから大阪に移住して12年になるという

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