プレイレポート
デッキ構築ローグライク「クロノアーク」は,複雑な戦闘と奥深いストーリーが面白い。Switch用の「デラックスエディション」発売を記念してその魅力を紹介【PR】
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PC版は世界から高い評価を受けており,筆者を含めて熱烈なファンが多い。ジャンルは「Slay the Spire」に代表される“デッキ構築ローグライク”だが,最大4人のパーティ戦闘や,特殊な戦闘システム,ランごとにリセットされるRPG的な成長要素,ローグライクのループする設定を生かした濃密なストーリーなどの独自性がある。
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何度も遊びたくなるリプレイ性ゆえ,どこでも気軽に遊べるSwitchとの親和性は高い。このたび発売されるデラックスエディションには,配信済みのダウンロードコンテンツがすべて収録されており,やり込み要素も豊富だ。本稿ではSwitch版の発売を記念して,改めて本作を詳しく紹介しよう。なお記事中に使用している画像はPC版のものだ。
時計塔を目指し,少女は長い旅に出る
舞台は,大地が歪み,あらゆるものが命を持って動き出し,人々を攻撃し始めた闇の世界だ。人類滅亡を予測した科学者たちは,新たに「アーク」という場所を作り,そこに逃げ込むという計画を立てた。
生き残っていた人々はアークに乗り込み,プロジェクトは問題なく進んでいるように思われたが……人々はまだ気づいていなかった。アークは希望の「家」ではなく,永遠に抜け出せない「牢獄」だということに。
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長い年月をかけて,突き止められたことはただ1つ。時計塔を起動すれば,すべてを元に戻せるということ。主人公の「ルシー」は,時計塔のある“歪みの地”を探索する調査団の一員として,時計塔の起動を目指す旅に出る。
ストーリーはかなりダークな雰囲気で,ホラーではないものの,少しゾクッとするような演出もある。ルシーは歪みの地の奥へと進んでいくうちに,世界の謎に触れ,困難に直面しながらも少しずつ成長していく。
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ゲームシステムは,最大4人のパーティを編成し,全員で共有するマナとカードを用いて戦う。敵の行動に合わせて切るカードを選ぶパズル的な戦略と,パーティメンバーの組み合わせが重要であり,知識と経験が試される。
ここからは,ランの流れに沿って,本作のゲームシステムを紹介していこう。
歪みの地を訪れる前に行うのが,パーティの編成だ。まずはキャラを2人選んでスタートし,エリアを攻略する過程で最大4人まで増員できる。キャラにはロール(役割)の概念があり,攻撃を担うアタッカー,防御を得意とするディフェンダー,回復などでパーティを支援するサポーターがいる。
ダメージを出すキャラが1人はいないとジリ貧になってしまうため,最初はアタッカー1人とほかのロール1人で出撃するのが基本だ。
本作はパーティメンバー同士のシナジーよりも,ロールを意識してパーティを組むことが極めて重要であり,最終的にはすべてのロールのキャラが1人以上パーティにいるのが理想だ。プレイアブルキャラは20人(初期は6人)で,ビジュアル的にも性能的にも,個性豊かなキャラが揃っている。なお,ルシーは基本的に戦闘要員ではないため,パーティにはいるが4人のなかには含まれない。
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歪みの地では,ランダム生成されたマップを探索してパーティを強化し,ボスを倒してエリアを進んでいく。この流れを繰り返して,目的地である時計塔を目指すのだ。
イベントや敵との戦闘は,キャラの育成のために非常に重要であるため,すべて探索してからボスと戦うのが基本だ。
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続いて,本作の核となるカードバトルについて説明していこう。かなり要素が多く複雑なので,一読するだけではシステムの理解ができないかもしれないが,プレイしていれば自然と身につくので安心してほしい。
戦闘で使用するデッキは,パーティメンバー(ルシー含む)の所持しているスキルカード(以降,カード)がすべて混ざったものだ。カードを増やしたり減らしたりするデッキ構築の要素は,キャラの育成と絡んでいるので後述する。
戦闘開始時には,カードをデッキから5枚ドロー(以降は,ターン開始時にデッキから2枚ドロー)し,マナを消費してカードを使用できる。カードはマナがある限りいくらでも使えるが,カードを使うたびに,敵の行動カウントが1つ減少し,これが0になるか,こちらがターン終了すると敵が行動する。
なお,本作の戦闘は一部のボスなどを除いて,敵の行動の内容が表示されないため,ある程度の予測が必要になる。
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敵の攻撃は非常に苛烈なため,行動カウントを意識することはクリアのためには必須と言ってもいい。敵の行動前にバリアを張ったり,あえて行動カウントを減らして敵を行動させ,回復のタイミングを作ったりと,採れる戦略は幅広い。
ほかにも,行動カウントを減らさない「迅速」というキーワードを持つカードや,カードを使用せずに相手の行動カウントを減らす「待機」というコマンドもある。相手の行動タイミングをコントロールし,なるべく被ダメージを減らすことが重要だ。
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戦闘の特殊な要素はまだまだあり,重要なものでは,「オーバーチャージ」や「固定能力」,そして「回復ゲージ」がある。
オーバーチャージは,カードを使用したパーティメンバーのカードのコストが,そのターンのあいだ1つ上昇するというシステムだ。1人のキャラのカードが極端に多い場合などは,このオーバーチャージで痛い目を見ることになるので,デッキバランスをよく考える必要がある。例外として迅速を持つカードはオーバーチャージの影響を受けないので,行動カウントのコントロールと合わせて,迅速のカードは戦略的な価値が高い。
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固定能力は,キャラに1枚だけカードをセットし,戦闘中の自由なタイミングで使用できるようにするシステムだ。固定能力にセットしたカードは,使用する際のコストが1上昇し,使用したあとは1ターンのクールダウンに入る。
ほかにもパーティ全体で1ターンに1つしか使用できないなど制約が多いが,本作における主な手札補充手段はターン開始時の2枚ドローになるため,任意のタイミングで使える固定能力は非常に貴重だ。固定能力にセットすると毎ターン使用でき,パーティ全体の使用数制限にも影響しない「基本」というカードの効果も存在するため,うまく活用したい。
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回復ゲージは,キャラの体力における特殊なシステムだ。キャラはダメージを受けると,そのぶん体力が減るわけだが,本作では減った体力が回復ゲージという緑色のゲージに置き換わる。
この回復ゲージのぶんは,治療を受ければその効果を最大限受けられるのだが,回復ゲージがある状態でダメージを受けてしまうと,このゲージがなくなってしまう。その場合は,通常の治療ではほとんど体力を回復できなくなるため,できる限り回復ゲージがある状態で治療を行わないといけない。
……とまあ,文章にするとやたら難しく感じてしまうが,回復ゲージは“負傷”のようなものだと思えばいい。負傷が大きくなる前に治療すればすぐに治せるが,負傷したうえから更にダメージを受けてしまうと,傷口が広がって治療が難しくなるということだ。
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戦闘に勝利すると,「魂石」というアイテムが手に入る。魂石は,ルシーの強化やキャラのレベルアップに使用する。
魂石を使ったルシーの強化は2種類あり,1つめは「最大マナ増加」だ。これは毎ターン使用できるマナが増えて,カード使用に余裕が生まれるようになるというもの。
マナがどれだけあっても手札がないと意味がないわけだが,もう1つのルシーの強化は「ドロースキル追加」だ。これはランダムに提示される3枚のドローカードの中から,1枚を選んでデッキに加えられるという強化だ。
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そして,キャラのレベルアップも非常に重要だ。レベルアップすると,ステータスが上昇し,新しいカードを入手できる。ここでも,ランダムな3枚のカードが提示され1枚を選んで入手するという方式だ。
キャラは,レベル2に到達するとパッシブ効果を習得する。パッシブは,そのキャラの核ともいえる重要な要素になっている。まずはすべてのキャラのレベルを2にして,パッシブを有効化しよう。
ルシーの強化にしても,キャラのレベルアップにしても,段階が進むほどに要求される魂石が多くなっていく。どの成長要素も重要なので,バランスよく強化していきたい。
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パーティを強くする方法はさまざまで,ルシーが4つまで装備できる「遺物」,それぞれのキャラが2つ装備できる「装備」,通常のカードよりも極めて強力な効果を持つ「レアスキル」の入手など,複合的な要素でパーティを強化していく。
これらはすべてランダムで入手できるものであり,狙ったものが手に入る確率は非常に低い。入手したものに応じてビルドの方向性を変えるアドリブ力が試される。
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各エリアの最後に待ち受けるボスは,その多くがギミックの理解を求められるパズル的な戦闘になっている。「キャラがカードを使用したときにダメージを受ける」といったシンプルなギミックもあるが,「毎ターン,盾のようなカードが手札に入り,上にあるカードを使用すると盾が上に移動し,下にあるカードを使用すると下に移動する。ターン終了時に手札のカードを盾のあるところまで上から順に斬り,斬られたカードの持ち主にダメージを与える」といった,デジタルなカードゲームならではの複雑なギミックもある。
ゲーム後半になるほどボスのギミックは複雑化していき,攻撃も凶悪なものになってくる。じっくり考えて行動しないと簡単にやられてしまうので,1手1手がひりつく緊張感のあるスリリングな戦闘を味わえる。
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ボスに勝利すると,次のエリアに進む前に,休憩エリアであるキャンプファイアが利用できる。特定のキャンプファイアでは,「支援要請」によりパーティメンバーの増員が可能であり,ランダムに選ばれた3人のうち1人をパーティに迎え入れられる。なお,選ばれるキャラはランダムではあるものの,パーティにいないロールのキャラは出やすくなっている。3人目のキャラは,パーティにいないロールのキャラを選ぶのが無難だ。
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最終目的は最深部に辿り着いて時計塔を起動することだが,その道は非常に厳しく,幾多の死を経験するはずだ。
ストーリー重視で楽しみたい場合は,プレイモードをノーマルから「希望」に切り替えることで,全滅しても再挑戦が可能になる。読み物として楽しむなら,プレイモードを希望にして,難易度はノーマルを選択するといい。
ただ個人的には,ハードモードの秀逸なゲームバランスと,そこから得られる達成感が本作の大きな魅力だと思っているので,ノーマルモードかつ難度はハードをオススメしたい。
本作は,カードゲームの戦略性とローグライクのリプレイ性,RPGの成長要素,ダークでミステリアスなストーリーが高次元で合わさったタイトルだ。独自要素が多くシステムは複雑だが,それを理解してしまえば,すべての要素が面白さにつながっていることが分かるはずだ。
1つのミスが命取りとなる緊張感。歯ごたえのあるゲームを探しているなら,Switch版の発売を機に,ぜひ本作をプレイしてみてほしい。軽率な行動が死に繋がって後悔したり,敵の攻撃が1人に集中する理不尽に怒ったり,たくさん死んで苦しんでほしい。その先には,己の苦しさとリンクした奥深い物語と,ほかのゲームでは味わえないほどの達成感が待っている。
時計塔を起動した先には何があるのか,ルシーの冒険はどのような終着点を迎えるのか。彼女の進む道を見届けよう。
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プレイする前に。初心者向けアドバイス
苦しいのが楽しいとは言っても,ただただ負け続けるのは辛いものだ。ということで,これから歪みの地を探索するひよっ子ルシーたちに,少しだけアドバイスを送ろう。これだけですべて勝てるようになるなんてことはないが,ゲームを楽しむための一助としてほしい。
・攻撃は最大の防御。アタッカーを優先して育てよう
パーティの強化はバランスよくと伝えたが,例外として,アタッカーは優先して強化したほうがいい。本作の戦闘は,ターン数が一定数を超えるとダメージを受ける「霧」というシステムがあったり,単純にデバフが積み重なって動けなくなったりと,長引くほどに状況が苦しくなっていく。
戦闘でジリ貧にならないように,アタッカーのレベルは優先的に上げて,装備も早めに揃えてあげよう。
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・戦闘する前にフィールド探索を済ませよう
フィールドでの戦闘はボス戦に比べれば楽だが,油断していると大打撃を受けることもあり,削れた体力の回復が難しい本作においては,それが致命傷になることも少なくない。すべての戦闘を万全の状態で挑むために,戦闘マスに入る前に,フィールドを探索してイベントマスやお宝を開けて,パーティを強化しよう。
そして,戦闘を終えた後にも,魂石でのパーティ強化を忘れないようにしよう。筆者もボスに挑む前に魂石を使い忘れる経験は何度もしているが,レベルの上げ忘れだけで簡単に死ねるぞ。
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・スキルブックは使いすぎないように。時には忘れることも大事
スキルブックは,レベルアップ以外の方法でカードを増やすのに最も手軽な手段の1つだが,使いすぎるとデッキが分厚くなって,ルシーのカードやレアスキルなどの強力なカードを手札に引き込みづらくなる。カードが6枚以上になると,「スキルを忘れる」でカードを消すこともできるので,状況に応じて活用しよう。
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・どんな状況に陥っても,最後まで諦めないこと!
本作の戦闘はかなり難度が高いため,絶体絶命のピンチが何度も訪れるのは普通のことだ。一見どうしようもないと思ったときこそ,落ち着いてカードやアイテムを再確認してみよう。ポーションや消耗品で切り抜けられることもあるし,よく考えたらダメージが足りていて攻撃を受ける前に倒しきれるといったこともある。
ピンチになると視野が狭くなりがちだが,パーティが壊滅状態になってからでも,意外と長く戦えるのが本作の面白いところ。全滅するまで諦めず,常に思考をフル回転させて戦おう。
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