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Apple,独自プロセッサ「Apple M1」搭載の新型MacBook AirやMacBook Pro,Mac miniを発表。既存のMac用アプリやiOSアプリも動く
Apple M1は,既存のMacが搭載するIntelのCoreプロセッサとはまったく異なり,ARMアーキテクチャをベースとしたApple独自のCPUと,同じく独自のGPUやAI処理用演算ユニット「Neural
Appleの直販サイトではすでに受注を開始しており,ラインナップと税込価格は以下のとおり。
- MacBook Air
・8コアCPU,8コアGPU,メインメモリ容量8GB,SSD 512GB,13.3インチディスプレイ 2560×1600ドット,12万9800円(税込14万2780円)
・8コアCPU,7コアGPU,メインメモリ容量8GB,SSD 256GB,13.3インチディスプレイ 2560×1600ドット,10万4800円(税込11万5280円) - 13インチMacBook Pro
・8コアCPU,8コアGPU,メインメモリ容量8GB,SSD 512GB,13.3インチディスプレイ 2560×1600ドット,15万4800円(税込17万280円)
・8コアCPU,8コアGPU,メインメモリ容量8GB,SSD 256GB,13.3インチディスプレイ 2560×1600ドット,13万4800円(税込14万8280円) - Mac mini
・8コアCPU,8コアGPU,メインメモリ容量8GB,SSD 512GB,9万2800円(税込10万2080円)
・8コアCPU,8コアGPU,メインメモリ容量8GB,SSD 256GB,7万2800円(税込8万80円)
一方で,Appleは,新しいApple M1搭載Mac向けのプログラムと,Intel CPU搭載Mac向けプログラムを1つのアプリケーションに同梱する「ユニバーサルアプリケーション」という仕組みも用意しており,この場合は,どちらのMacでも処理性能面の問題は発生しない。今後しばらくの間,ゲームを含むMac向けアプリケーションは,ユニバーサルアプリケーションへと移行していくことになるだろう。
さらに,macOS Big Surは,iOSデバイス向けアプリケーションを実行する機能もあるので,Apple M1と同OSを搭載するMacであれば,新しいApple M1向けアプリケーションと既存のIntel CPU搭載Mac向けアプリケーション,そしてiOS向けアプリケーションのすべてを1台で利用できるわけだ。
新製品のPC本体についても簡単に説明しておこう。
Apple M1搭載の新しいMacBook Airは,13.3インチサイズで解像度2560×1600ドットの液晶ディスプレイを採用する重量約1.29kgのモバイルノートPCだ。電力当たり性能の高いApple M1の採用により,無線LANを使ったWebブラウジング時で最大15時間のバッテリー駆動が可能であるという。
Apple M1搭載の13インチMacBook Proは,搭載SoCとディスプレイサイズこそMacBook Airの上位モデルと同じであるが,バッテリー容量が大きいことで,無線LAN使用時のバッテリー駆動時間は最大17時間に達するそうだ。
加えて,キーボード奥側に多機能入力デバイスである「Touch Bar」を備える点も,既存モデル同様,MacBook Airにはない特徴である。
そして新しいMac miniは,筐体サイズはIntel版と寸分たがわず同じ(重量は少し軽い)。縦横サイズが19.7cmで重量は約1.2kgという,置き場所を選ばないサイズが魅力のデスクトップPCだ。基本的には,新しい13インチMacBook Proの中身を小型筐体に詰め込んだようなスペックのPCであるが,ノートPCにはないUSB Type-AポートやフルサイズのHDMI出力端子,有線LAN端子を備えている。
ゲームパッドと組み合わせてゲームをプレイするイメージ画像も公開されており,据え置き型のゲーム機的にMac miniを使うことをAppleは想定しているようだ。
Appleの当該プレスリリース
- 関連タイトル:
MAC本体
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