Microsoft，Xbox Series Xに最適化したタイトルがプレイヤーにもたらす新たなゲーム体験を解説する記事を掲載

　北米時間の2020年6月25日，MicrosoftはXboxシリーズの公式サイト「Xbox Wire」をアップデートした。
　「最適化されたタイトルで，Xbox Series Xの最高性能を楽しもう」（Xbox Series X: Embrace the Full Power of the Console with Games Optimized for Xbox Series X）と題された記事では，Xbox Series Xに最適化されたゲームに「Optimized for Xbox Series X」（Xbox Series X最適化済み）という表示が行われることが書かれている。このバッジが与えられたタイトルは，3月17日に掲載した記事で紹介した「Xbox Velocity Architecture」を利用したロード時間の短縮化や，次世代GPUによる圧倒的なグラフィックス，そして120fpsまでの安定した描画などを実現しているという。

「Xbox Series X: Embrace the Full Power of the Console with Games Optimized for Xbox Series X」

　「Optimized for Xbox Series X」には，「Halo Infinite」のように，Xbox Series Xでネイティブ作動するように設計されたタイトルと，「Gears 5」のように，過去に登場した作品に開発者達が手を加え，Xbox Series Xの能力を引き出すようにチューニングしたタイトルの2種類があるという。

　記事はまた，最適化されたタイトルによってプレイヤーが体験できるメリットとして，「ゲーム世界に没入できる革新的なグラフィックス」「精密性をもたらす次世代のフレームレート」，そして「過去最短の時間でゲーム世界に突入できるロード時間」の3つを挙げている。
　グラフィックスでは，DirectX Raytracingを統合したDirectX 12 Ultimateによるダイナミックで写実的なゲーム画面により，開発者が物理的に正確な世界を生み出せるとしている。120fpsのフレームレートについては，「Dirt 5」を開発中のCodemastersのテクニカルディレクターが「スピード感と共に精密な操作を可能にする」とコメントしており，またロード時間については，「実質的に抹消される」と述べられている。


　記事の最後には，Xbox Series Xへの最適化が確実に行われるタイトルのリストが掲載されており，このリストは逐次アップデートされていくとのことだ。詳しくは，「Xbox Wire」の記事を参照してほしい。