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[GDC 2018]SteamSpyが2017年のSteamデータを総括。史上最高の売り上げを記録するも,その内情は少しいびつに?
ガルヨンキン氏はSteamを運営するValveに所属しておらず,SteamSpyは同社から公認されているわけでもないので,データは非公式ということになる。
しかし,そもそもガルヨンキン氏は2015年にマーケット動向調査の名目でValveの許可を得て作業を開始している。その後Valveとは2016年に連絡が途絶えたが,訴訟を起こされることも,アカウントをバンされることもないという,微妙な関係が続いているらしい。
さて,「SteamSpy」は,1日あたりランダムに80万アカウントをスキャニングして,そのライブラリやプレイデータを自動収集しているという。この際,DLCやマイクロトランザクションタイプのFree-to-Playゲームは,Steamのサーバーを必要以上に圧迫したくないという理由で省かれている。
また,データ分析には,フリーランスライターのKyle Orland(カイル・オーランド)氏が,統計学に基いて開発したアルゴリズムが利用されている。詳細はGDC 2015でのレポートに詳しいので,こちらを確認してほしい。
ガルヨンキン氏のセッションではかなりの数のスライドが紹介されたので,重要なものにコメントを付けていく形で,2017年におけるSteamの動向を紹介していこう。
メジャータイトルを中心としたトップセールス
インディーズタイトルの動向
価格に関するデータ
ゲーム市場としての中国の台頭
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