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[TGS 2016]身体で状況を感じられるWoojerの触覚測位式VRゲームジャケット。背中のコリもほぐれそうと思いつつ体験してきた
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印刷2016/09/18 14:54

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[TGS 2016]身体で状況を感じられるWoojerの触覚測位式VRゲームジャケット。背中のコリもほぐれそうと思いつつ体験してきた

しばらく,FUTURETOWNの新規展開ジャンルなのかと思っていたのだが,Woojerは間借りしての出展だった
画像集 No.004のサムネイル画像 / [TGS 2016]身体で状況を感じられるWoojerの触覚測位式VRゲームジャケット。背中のコリもほぐれそうと思いつつ体験してきた
 東京ゲームショウ2016では,VR(仮想現実)タイトルに加えて,VR向けの周辺機器が多く展示されていた。とくにFUTURETOWNが出展していた「TOTALMOTION」のような大型体感型デバイスのインパクトは圧倒的だったが,そのFUTURETOWNブースの一角に,小さなサブブースを構えていたWoojerの「触覚測位式VRゲームジャケット」もなかなかクールだったので,早速レポートをしてみたい。

台湾「TOTALMOTION」シリーズ。見て分かる大型体感型デバイス
画像集 No.001のサムネイル画像 / [TGS 2016]身体で状況を感じられるWoojerの触覚測位式VRゲームジャケット。背中のコリもほぐれそうと思いつつ体験してきた 画像集 No.002のサムネイル画像 / [TGS 2016]身体で状況を感じられるWoojerの触覚測位式VRゲームジャケット。背中のコリもほぐれそうと思いつつ体験してきた 画像集 No.003のサムネイル画像 / [TGS 2016]身体で状況を感じられるWoojerの触覚測位式VRゲームジャケット。背中のコリもほぐれそうと思いつつ体験してきた


音を振動で体感できるウェアラブル触覚ジャケット


Woojerの公式サイト。PCだけでなく,据え置きゲーム機やスマホも対応機種となっている
画像集 No.005のサムネイル画像 / [TGS 2016]身体で状況を感じられるWoojerの触覚測位式VRゲームジャケット。背中のコリもほぐれそうと思いつつ体験してきた
 Woojerのウェアラブル触覚ジャケットの製品名らしきものが発見できていないのだが,現地で渡されたペーパーによると“触覚測位式VRゲームジャケット”と記載されていた。よって,本稿では触覚測位式VRゲームジャケットと表記する。なんとも明朝体がよく似合うかっこいい名前だ。

 触覚測位式VRゲームジャケットは,ジャケットとあるように上半身に装着するものである。フィードバックを伝えるため,体に密着させて使用することを想定しているため,着衣時の見た目はボディスーツ状だ。スポーツ用品にも使用される柔軟性の高い生地を採用しているとのことで,動き回るVRコンテンツを強く意識しているようだ。

 写真を見てみると,正面に2基,背面に4基のユニットを確認できる。これがバイブレータで,コンテンツ内の状況にあわせて,それぞれ独立して振動を発生させるというわけだ。2015年にWoojerは,スマートフォン向けに超小型モバイルサブウーファをリリースしているため,その技術を拡張させたものと推測できる。なぜかというと,写真のおねーさんにこの質問しても「着たら分かるヨ!」だったからだ(?)。

画像集 No.006のサムネイル画像 / [TGS 2016]身体で状況を感じられるWoojerの触覚測位式VRゲームジャケット。背中のコリもほぐれそうと思いつつ体験してきた
正面。出っ張りが振動ユニット。左肩部にヘッドフォン端子があるが,位置は調整できる作りだった。形状は頭を通す穴の空いた細長い一枚布状となっており,頭からかぶって背部にある出っ張り部分を腹側に引っ張ってベルクロで固定する
画像集 No.007のサムネイル画像 / [TGS 2016]身体で状況を感じられるWoojerの触覚測位式VRゲームジャケット。背中のコリもほぐれそうと思いつつ体験してきた
背面。ユニットは4基。後ろからのカットだとイメージしやすいが,とても動きやすいものになっていた
 ゲーム機,もしくはPC,スマホとの接続はBluetoothを想定しているとのことだが,会場では有線バージョンとなっていた。また電源についても,明確な回答を得られなかったので,まだ仕様を決めかねている可能性もある。装備してみた限りでは,イメージよりも重量を感じたため,ユニット内にバッテリーを内蔵しているのかもしれない。なお重量については非公開だが,生地の分厚いコートに近い重さだった。

 さて,専用アプリケーションが必要なのかと気になり,デモ機をチェックしてみたところ,そういった類のアプリケーションは起動していなかった。触覚測位式VRゲームジャケットを堪能したあとに,質問してみたところ,バーチャルサラウンド,もしくは5.1chのマルチサラウンドの信号を利用しているそうだ。後ろで爆発が起きれば,後ろのユニットが振動し,正面から銃撃を受けたら,正面のユニットが動くといった挙動にも納得がいく。

 気がついた挙動を見てみよう。重低音に「腹に響く」といった表現が用いられることがあるように,重低音が鳴るシーンでは正面腹部のユニットが大きく振動。また左後方で爆発があった場合は,正面腹部のユニットに加えて,背面左側の2基が大きく振動し,右側2基は軽く振動といった具合で動作していた。もっぱらゲーム用をアピールしていたのだが,説明員のおねーさんによると,ライブ映像を楽しむ場合や,映画を楽しむ場合にもオススメしたいとのことだ。

 「楓さんのライブを全身で堪能できるのか!」と思いつつ,リリース時期と価格を聞いてみたところ,販売開始は年内を予定しており,価格は350〜400ドルを考えているとのことだ。また,ユニット2基の低価格バージョンも同タイミングで用意するようで,こちらは200ドル前後になるといった情報も得られた。触覚測位式VRゲームジャケットはVR向けとして展示されていたが,仕様からすると据え置きゲーム機を楽しむのにも,映画やアニメを楽しむのにもいいと,活躍するフィールドが広い製品だ。続報を待ちたい。

4Gamer内TGS 2016特設サイト

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