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モーショントラッキングが可能なスマートフォン接続型のHTC製VR HMD「LINK」がソフトバンクから発売に
本製品は,VR HMDに取り付けたLEDマーカーを外部に設置したステレオカメラで認識するモーショントラッキングに対応しており,スマートフォンを利用する製品でありながら,VR空間内を歩き回れることが特徴であるという。
税込の価格は3万2180円となっている。
LINKは,HMD本体と着脱可能なLEDマーカー,片手に1本ずつ持って使うスティック状のモーションコントローラ2本,およびステレオカメラなどで構成された製品だ。モーショントラッキングの仕組みは,「PlayStation VR」(以下,PS VR)に近いもののようだが,LEDマーカーの数が,PS VRの9個に対して,LINKは前面の2個しかないので,どの程度正確に動きを検出できるのかには,疑問が残る。
HTC U11そのものは,Qualcomm製のハイエンドSoC「Snapdragon 835」(MSM8998)を内蔵するハイスペックな端末なので,Samsung Electronicsが展開する簡易VR HMD「Galaxy Gear VR」と同程度のコンテンツを動かすことはできそうだ。
VRアプリケーションは,HTCが展開するアプリストア「Viveport M」で提供するとのことなので,タイトルの充実次第では,スマートフォンベースのVR HMDとして,注目すべき存在になるかもしれない。
ソフトバンクのLINK 製品情報ページ
HTCのLINK 製品情報ページ
ヘッドマウントディスプレー「LINK」を8月4日に発売
ソフトバンク株式会社は、“ソフトバンク”の2017年夏商戦向けスマートフォンである「HTC U11(ユーイレブン)」(HTC製)とつないで利用できるヘッドマウントディスプレー「LINK」を、2017年8月4日に発売します。「LINK」は、スマートフォンにつないで利用できるVR端末として世界で唯一※1、VR空間を自由に動き回ることが可能なヘッドマウントディスプレーです。
「LINK」では、発売時からシューティングやスポーツなど複数のジャンルのゲームコンテンツが楽しめます※2。また、360度のパノラマ動画を楽しめるYouTubeの公式VRチャンネル「YouTube バーチャルリアリティ」のコンテンツを楽しむことも可能です。
※1「6DoF(シックスドフ)」に対応したモバイルVR端末として。HTC調べ(2017年4月30日時点)。
※2コンテンツはHTCが提供するVRコンテンツのプラットフォーム「Viveport M」からインストール可能です。コンテンツの一覧はホームページをご覧ください。
1. ヘッドマウントディスプレー「LINK」の主な仕様
サイズ(幅×高さ×奥行き) | 約197.69×116.61×167.33mm |
重さ | 約560g [注]※USB(Type-C)Yケーブルを含む |
ディスプレー | 約3.6インチ AMOLED×2 (1,080×1,200ピクセル) |
視野角 | 約110度 |
電池容量 | 約2,800mAh |
外部接続 | USB(Type-C)Yケーブル、3.5mmオーディオジャック |
同梱品 | ヘッドマウントディスプレー用LEDマーカー(1台) イヤホン(1個) 両面テープキット ステレオカメラ ステレオカメラ用ホルダー付き(1台) コントローラ ストラップ付き(2台) アルカリ単4電池(4本) 取扱説明書 |
2. 発売日
2017年8月4日
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