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2つのアナログスティックを組み込んだゲーマー向けマウス「Pu94」が国内市場に登場。2019年2月の発売に向けて予約受け付けが始まる
リターンとしてPu94を入手するために必要な投資額(≒予約金)は税込1万5000円からとなっている。
当初,Pu94は,Kickstarterでクラウドファンディングを行っていたが(関連リンク),こちらはすでにキャンペーンが成立済みである。そして今回,国内向けに別途キャンペーンを開始したというわけだ。
実はこのPu94,2018年1月に行われたCES 2018の「CES Unveiled」で出展されていたものである。Lexipはかなり前――筆者が確認した限りでは2010年頃――から,ほぼ同じ機能を持った製品「3D Pro Mouse」をデザイナー向けの高機能マウスとして販売していた。その3D
どのように傾けられるかは,以下のGIFアニメーションを見ると分かりやすいだろう。
左側面のアナログスティックは,上下左右に30度まで傾けられるほか,押し込みによる入力も可能だ。Lexipの製品情報ページやクラウドファンディングページを見ると,マクロやコマンドの割り当ては不要といった説明になっているのだが,PCからゲームパッドのアナログスティックとして見えるので機能割り当てが不要なのか,それとも別の意味があるのかは確認できていない。
Lexipは,KickstarterのキャンペーンページにゲームでPu94を使った場合の動かし方をアニメーションで掲載しているので,それを見ると,2つのアナログスティックでどのようにゲームを操作できるのかがイメージできるのではないだろうか。
Pu94は,最近では珍しいPixArt Imaging製のレーザーセンサー「ADNS-9800」を採用しており,最大トラッキング速度150IPS,最大加速度30gというスペックを備える。センサー周りの「古さ」は,いかにも2010年頃からある製品といった感じだ。アナログスティック以外のボタン類は,左右メインとセンタークリック付きスクロールホイールのほかに,スクロールホイール手前×1,左側面×2というレイアウトになっている。
なお,Lexipによると,Pu94は左側面にアナログスティックやサイドボタンを備えた右利き用デザインだけでなく,右側面にこれらのスティックやボタンを装備する左利き用デザインのマウスも用意するとのこと。ただ,LexipのWebページにあるFAQ欄では,左利き用は「近日登場」とあるだけで,詳細は明らかになっていない。
MotionGalleryからは左利き用も選べるようだが,右利き用と同じタイミングで左利き用も出荷してもらえるのかは,少なくともファンディングページを読む限りは分からない。
アナログ入力周りを除くスペックの古さは否めないが,変わり種マウスが好きな人であれば,試してみる価値があるかもしれない。
●Pu94の主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- 搭載センサー:PixArt Imaging「ADNS-9800」
- ボタン構成:左右メイン+センタークリック付きスクロールホイール,ホイール手前×1,左サイド×2,アナログスティック押し込み×1
- 最大トラッキング速度:150 IPS
- 最大加速度:30G
- フレームレート:未公開
- 画像処理能力:未公開
- トラッキング解像度:最大12000 DPI
- ポーリングレート(USBレポートレート):未公開
- オンボードフラッシュメモリ:搭載
- データ転送フォーマット:未公開
- リフトオフディスタンス:未公開
- LEDイルミネーション:搭載
- 公称本体サイズ:5.1(W)×119(D)×25(H)mm
- 公称本体重量:約141g(※ケーブルの有無は未公開)
- マウスソール素材:セラミック系
- 公称ケーブル長:未公開
- 対応OS:未公開
- 保証期間:2年間
MotionGalleryのPu94クラウドファンディングページ
Lexip 公式Webサイト(英語)
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