SIE，カスタマイズ可能なPC＆PS4用のゲームパッド「Revolution Unlimited」を国内発売。安価なヘッドセット2製品も登場

　2019年8月22日，ソニー・インタラクティブエンタテインメントは，PCおよびPlayStation 4（以下，PS4）シリーズ対応のワイヤレスおよびワイヤード両対応ゲームパッド「Revolution Unlimited」（国内製品名：レボリューションアンリミテッドプロコントローラー，型番：BB-4462）を2019年9月6日に国内発売すると発表した。価格は1万7980円（税込1万9418円）となっている。

Revolution Unlimited

　本製品は，フランスBigben Interactiveが展開するゲーマー向け製品ブランド「Nacon」から登場した，Xbox純正ゲームパッドと同じアナログスティックやボタン配置をしたゲームパッドである。Naconのゲームパッドとしては，ボタンやトリガーの機能割り当てをカスタマイズしたり，底面に備えた2つのパドル型「シーソーボタン」にも機能割り当てたりといった具合に，さまざまな機能をカスタマイズできる「Revolution Pro Controller 2」（以下，Pro Controller 2）が，2018年7月に国内発売となっていた。Revolution Unlimitedは，その機能強化版といった製品だ。


　Revolution Unlimitedは，Pro Controller 2にはなかったBluetoothによるワイヤレス接続モードを実装したのが最大の特徴である。また，アナログスティック頂部を凹型2種類，凸型2種類から，アナログスティックの軸（シャフト）部分を大中小の3種類から選択できるという物理的なカスタマイズが可能になったことも重要なポイントと言えよう。

アナログスティックの頂部を，凹んだタイプ2種類，緩やかに膨らんだタイプ2種類から選べるようになった（左）。アナログスティックのシャフト交換は，スティックを傾けられる角度を変えたいときに行う（右）

　また，ゲームパッドの底面にヘッドセットの音量調整ボタンやマイクミュートボタンを備えたほか，D-Padやショルダーボタン，トリガーボタンの形状を変更したり，グリップの裏側部分に滑り止め加工を施したゴム製グリップを採用したりといった改良も加えられている。

グリップ裏側に滑り止め加工を施した。左右グリップの間には，音量調整ボタンとマイクミュートボタンがある

　そのほかにも，PC用のソフトウェアでより細かいカスタマイズを可能にしたり，設定内容を確認するテスト機能を実装したりといった改良も施されているという。
　2万円近い価格が人を選ぶのは間違いないが，ゲームパッドの細かい部分までも思い通りにカスタマイズしたいというゲーマーにとっては価値ある製品となりそうだ。

　SIEは同時に，Bigben InteractiveのPCおよびPS4用アナログ接続型ヘッドセット「Strereo gaming headset for PS4, PC, MAC and mobile devices」（国内製品名：ステレオゲーミングヘッドセット，型番：BB-4480）を9月6日に，片側だけにエンクロージャがある片耳用のアナログ接続型ヘッドセット「Mono headset Communicator PS4OFCOMMUNICATOR BIGBEN」（国内製品名：モノヘッドセットコミュニケーター，型番：BB-4485）を10月3日に発売することも発表した。
　価格は順に2680円（税込2894円），1780円（税込1958円）である。

ステレオゲーミングヘッドセット

モノヘッドセットコミュニケーター。ブームマイクが前後に270度回転するので，左右どちらの耳でも使えるようになっている

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