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[TGS 2017]証拠の奪い合いがアツい“テーブルVRゲーム”「そいつが17面相だ!」をプレイ。盛り上がること間違いなしの対戦型パーティーゲーム
探偵となったプレイヤーが,17人の刑事に紛れ込んでいる犯人「怪人17面相」を,制限時間内に発見/逮捕することが目的となる本作。実際に4人プレイを体験できたので,簡単なルール説明とインプレッションをお届けしたい。
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ブースに用意されていたのは,スマートフォン用VRゴーグル4つ,刑事の顔写真カード17枚,証拠チップ16個,衣装マーカー24個(内訳:メガネ8個,ネクタイ8個,帽子8個)だった。準備段階では,1枚のカード(犯人)をランダムに封筒へ入れて中央に置き,その周囲を囲むようにして16枚のカード(=刑事)を配置し,各刑事にそれぞれ1枚の証拠チップを置く。さらに,各プレイヤーには衣装マーカーである帽子,メガネ,ネクタイを各2個ずつ配布し,最後にVRアプリを起動して封筒から確認できる番号を入力。スマホをVRゴーグルにセットしたら準備完了となる。
ゲームの流れは,3分間の捜査フェイズで犯人を絞り込み,推理フェイズで犯人を指定して逮捕するというもの。最後に探偵適性度(=スコア)が算出され,一番高かったプレイヤーが勝者となる。
ゲームを開始すると各プレイヤーのVRアプリには,17人の刑事の中から6人の刑事が表示される。その中の1人は犯人(=盤面の中央にあるカード)なので,プレイヤーはVRアプリで確認できる刑事の顔と盤面に並んでいる16枚のカードを比較し,盤面にいない刑事(=犯人)を探し出す。
加えて,盤面の刑事に衣装マーカーを設置した際,最後に算出されるスコアがアップする「証拠チップ」が得られるのだが,入手できるのは各刑事につき,最初に衣装マーカーを置いた人だけ。
さらに,この証拠チップは「盗む」ことがルール上容認されているので,犯人探しに夢中になってVRゴーグルを見てばかりいると,いつの間にか証拠チップがなくなっているということも起こり得る。とくに,プレイヤーの背後に表示された刑事を確認するタイミングは,実際に振り返るような態勢にならないと確認できないため,要注意だ。
VRゴーグルを使うことでうまく隙ができる仕掛けになっており,プレイヤーの駆け引きにつながる面白いポイントだと思った。
あまりにも盗みを警戒して捜査が膠着状態に陥ってしまうこともあれば,大胆にいきすぎて証拠チップを根こそぎ持ってかれることもあり得る。逆に,VRアプリに夢中になっているフリをして証拠チップを盗みに来たライバルを返り討ちにするなんてこともできるので,プレイヤーの戦い方はそれこそ千差万別で,そこが白熱するポイントだ。
制限時間が過ぎたところで,VRゴーグルからスマホを取り出して結果入力画面へ移行する。VRアプリに6人の刑事の顔が表示されるので,その中から犯人と思われる刑事を選択し,表示される衣装アイコンは,衣装マーカーを置いた刑事の番号のところへドラッグする。さらに,獲得した「証拠チップ」の枚数を入力し,すべての作業を終えると逮捕演出などがあり,探偵適性度が発表されるというダンドリだ。
探偵適性度は,0%〜100%で表示され,50%を超えると怪人17面相に探偵として認められる。また,2個しか衣装マーカーを置いていないのに,なぜか証拠チップを5個持っているなど,捜査の邪魔をしたり,刑事達が混乱したりするような行動を取るとマイナス評価になり,探偵適性度ではなく“怪人適性度”として−1%〜−100%のスコアが表示される。
出展されていた本作は,まだ製品化されていないとのことなので,興味のある人は公式サイトをチェックしてほしい。
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