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一般ブースを中心にお届けするゲームマーケット2018秋レポート第2弾。ゲームマーケット大賞2018も発表
ゲームマーケット2018秋レポート。デジタルゲーム版「桜降る代に決闘を」の進捗はいかに
2018年11月24日と25日に,ゲームマーケット2018秋が東京ビッグサイトにて開催された。このイベントは,国内最大級のアナログゲームの祭典であり,企業や一般参加者による新作がここぞとばかりに出展される。本稿では,BakaFire Partyの発表ステージと,企業・大手サークルを中心にお届けしよう。
ゲームマーケット大賞2018は77spieleの「天下鳴動」
開催2日目となる11月25日,会場内の特設ブースにてゲームマーケット大賞授賞式が行われた。
ゲームマーケット大賞とは,前年の「ゲームマーケット秋」から「ゲームマーケット大阪(神戸)」「ゲームマーケット春」までに,ゲームマーケット会場で発売されたボードゲームから優秀作を選び,そこから大賞を選定するというもの。
これまで「海底探険」(2015年),「ビンジョー×コージョー」(2016年),「8ビットモックアップ」(2017年)が大賞を受賞している。
優秀賞は事前に発表されており,この中からどれが大賞となるかが,この授賞式で決まる。今年の優秀賞は以下の5タイトルだ。
○Improvement of the POLIS(Head Quarter Simulation Game Club)
○たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。(CRIMAGE)
○天下鳴動(77spiele)
○東京サイドキック(リトルフューチャー)
○トリックと怪人(BrainBrainGames)
といった具合で,受賞作品はどれもボードゲームファンの間ではかなり話題となったものばかり。中でも「トリックと怪人」は,すでに今回のゲームマーケット2018秋でオインクゲームズから製品版が発売されている。
ひととおり優秀賞のタイトルが紹介されたところで,各賞の発表へ。キッズ賞は該当作品なし,エキスパート賞は「Improvement of the POLIS」が輝いた。
そして栄えあるゲームマーケット大賞2018の大賞に輝いたのは,「天下鳴動」だ。
「天下鳴動」はTwitterなどでも高評価で,今後手に入れる機会があれば筆者もぜひ遊んでみたいところ(残念ながら未プレイ……)。ゲームマーケット大賞で優秀作以上になったゲームは,のちに製品化されるケースも多いので,そちらにも期待したい。
最後に,審査委員長の草場氏は,「子ども向けゲームは大人向けより作るのが難しい。これからのボードゲームシーン全体として,子ども向けゲームの充実が課題だと思っています」と,今回該当作品なしだったキッズ賞の重要性を説いた。
たしかに市場全体が成熟していくには,幅広いジャンル,多くの年齢層が楽しめるゲームが必要だ。大人向けは自分達が面白いと思うもので大丈夫かもしれないが,子ども向けとなるとそうはいかない。子どもの視点を持って作るのは難しいからだ。そのぶん挑戦し甲斐はある。来年はこのあたりが充実してくることもにも期待したい。
一般ブースの気になるボードゲームをチェック
1日目,2日目とも一般ブースを見て回った。今回も老舗から初参加までたくさんのサークルがあった。個性的なもの多く見受けられたが,ここからは筆者の独断で目に止まったゲームをひたすら紹介していきたい。
スーパーナンバーワンゲームス
イマジンゲームズ
朝渋ボードゲーム部
ゲームNOWA
新ボードゲーム党
タルトゲームズ
空理計画
BrainBrainGames
よぐゲーム
するめデイズ
くまのす
Dig-A-Doo
PLAY MARKET
RAMCLEAR
もんじろう
イオピーゲームズ
ちゃがちゃがゲームズ
TsukubaGames
カイダンズ
早稲田大学さんぽを面白くする会
ましうgames
シメシメゲームズ
北国ゲームズ
日和工房
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