Apple，新型コロナウイルス対策支援のため，Appleマップによるモビリティデータの傾向を示すツールを提供

　先日，Googleと共同で新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた取り組みを行うと発表したApple。同社は本日（2020年4月15日），新型コロナウイルス対策支援のため，Appleマップによるモビリティデータの傾向を示すツールを提供すると発表した（リンク）。


　このツール（リンク）は，Appleマップのナビゲーションデータを集計し，都市，国や地域の移動傾向を確認できるもの。Appleマップで経路が検索された回数を数え，収集されているデータと比較することによって，人々の徒歩，自動車，公共交通機関での移動量の変化として世界各地のデータに反映しているという。
　なおAppleマップでは，モビリティデータとユーザーのApple IDとの関連付けは行われず，Appleはユーザーの移動先に関する履歴も保存しない。

こちらは東京の移動傾向

　このデータは，自治体や保健当局に有益な情報を提供すると共に，人々がコミュニティ内で徒歩や自動車，公共交通機関を利用して移動する量の変化を表示が分かるもので，新たな公共政策の基盤として利用することが可能になると考えているとのことだ。

Apple公式Webサイトの「Apple、新型コロナウイルス対策支援のため、モビリティデータを利用可能に」ページ