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「パワプロ2020」を競技タイトルとしたオリンピック・バーチャルシリーズ 野球競技はPS4版とSwitch版の2部門で実施。日・韓・台に在住のプレイヤーが参加可能
発表会では,KONAMIの野球ゲーム「eBASEBALL パワフルプロ野球2020」(PS4 / Switch。以下,パワプロ2020)を使用して行われる野球競技に関する実施概要が公開。Play Station 4版とNintendo Switch版で異なるレギュレーションの大会が行われることや,決勝大会がオリンピックデーの6月23日に全世界配信されることなどが明かされた。
オリンピック・バーチャルシリーズに関するトピック
公式サイト「オリンピックチャンネル」内のニュース
パワプロ2020を競技タイトルに,PS4版とSwitch版で異なる大会を実施
発表会ではまず,オリンピック・バーチャルシリーズ(以下,OVS)についてあらためて紹介された。IOCによる“実体験のスポーツと擬似体験のバーチャルスポーツを同時に楽しめる”イベントで,IOC会長のトーマス・バッハ氏によると「バーチャルスポーツの分野において,新たにデジタルなオリンピック体験を視聴者の皆様に提供する試み」であるという。
オリンピックライセンスのもと5種類の競技が,各ジャンルのゲームタイトルやアプリケーションを使用して実施される予定で,それらはIOC,各競技の国際スポーツ連盟,そしてゲームデベロッパ / パブリッシャが連携して行われる。それぞれの競技に関する参加スポーツ連盟と競技に使用されるタイトル,競技タイトルのデベロッパ / パブリッシャは以下のとおり。
・世界野球ソフトボール連盟(WBSC)
eBaseball パワフルプロ野球2020(KONAMI)
・国際自転車競技連合(UCI)
Zwift(Zwift Inc.)
・国際ボート連盟
オープンフォーマット
・ワールドセーリング
Virtual Regatta(Virtual Regatta SAS)
・国際自動車連盟(FIA)
グランツーリスモ(ポリフォニー・デジタル)
発表会では,OVS野球競技の概要説明の前に,WBSC会長のリカルド・フラッカリ氏と,KONAMIの代表取締役社長である早川英樹氏より,OVS野球競技の実施に関する思いや意気込みが語られた。
フラッカリ氏は「(OVS野球競技部門の実施を発表する)今日は,WBSCと野球 / ソフトボール界にとって,新たな歴史的瞬間です。eスポーツは成長分野であり,スポーツ業界にとってこれまで以上に重要になるでしょう。世界で最も有名なビデオゲームパブリッシャの一つであるKONAMIとのパートナーシップに興奮しており,互いに有益な協力関係が長く続くことを期待します」と,WSBCが考えるeスポーツの意義についてメッセージを届けた。
「『eBaseball パワフルプロ野球2020』を競技タイトルとした大会が開かれることを嬉しく思います」と,その喜びを語ったのは早川氏。「当社はこれまでも『eBASEBALL プロリーグ』の開催や国体における文化プログラムへの協力など,野球eスポーツの発展に取り組んできました。この大会を通し,野球とeスポーツ,両方の魅力をお届けしてきたいと考えています」と,これまでのKONAMIのeスポーツ発展への取り組みとともに,OVS野球競技への意気込みを語った。
続いて,OVS野球競技部門の実施概要について説明された。
パワプロ2020を競技タイトルに,PS4版とSwitch版で競技内容が異なる2部門が行われ,両部門とも予選大会がオンライン予選で,決勝大会が東京のesports 銀座 studioで開催される。日本,韓国,チャイニーズタイペイに在住のプレイヤーを対象に行われる参加エントリーでは,2部門両方のエントリーも可能だという。
PS4部門では,オンライン予選にて11の国と地域の代表チームを使用して試合を行い,試合で得られるセレクションポイントの得点数を競い合う。代表チームは日本,韓国,チャイニーズタイペイ,USA,メキシコ,キューバ,プエルトリコ,カナダ,オーストラリア,オランダ,イスラエルで,使用するチームは大会エントリー時にランダムで割り当てられるとのこと。日本とチャイニーズタイペイは実名選手。ユニフォームは全チーム大会オリジナルユニフォームとなる。
決勝戦に進出できるプレイヤーは,全体ランキングの上位11名。予選と同じく使用するチームはランダムで割り当てられ,1試合3イニング(延長あり / タイブレーク制)によるトーナメント戦が行われる予定だという。
Switch部門は,オンライン競技イベントモード「パワアリーナ」の種目の一つである「飛ばせホームランくん!」を使用。上位8名が決勝戦に進出し,決勝戦ではゲーム内オリジナルキャラクターを使用したホームランアタックが予定されている。
両部門ともに参加エントリーは5月24日に開始され,オンライン予選は5月24日から5月30日まで,esports銀座 studioが開催地となる決勝大会はオリンピックデーの6月23日に実施されるとのこと。決勝大会はIOCのオリンピック公式動画チャンネル「オリンピックチャンネル」で全世界に向けて配信が予定されている。
賞金はないが,早川氏によると,優勝者を表彰の際は何らかの形で記念となるものを贈呈したいという思いがあり,現在検討を進めているという。今回の発表会では明かされなかったエントリー方法や各部門のルール,オフラインで行われる決勝大会などの詳細とあわせて,今後の情報公開を待とう。
オリンピックチャンネル
IOCがバーチャルスポーツイベント「Olympic Virtual Series」を発表。「パワプロ2020」「グランツーリスモ」などを競技タイトルに5月13日開始
国際オリンピック委員会(IOC)は、5つの国際競技連盟(IF)およびゲームパブリッシャと提携したバーチャルスポーツイベント「Olympic Virtual Series」を開催すると発表した。期間は2021年5月13日から6月23日までで,対象タイトルは「パワフルプロ野球2020」「Zwift」「Virtual Regatta」,そして「グランツーリスモ」が予定されている。
オリンピックバーチャルシリーズで開催される「eBASEBALL パワフルプロ野球 2020」の大会概要が発表に。オンライン予選が5月24日より実施
KONAMIとWBSCは本日,5月13日より開催を予定しているオリンピックバーチャルシリーズでの,野球競技を配信するための正式なパートナーシップを締結した。これに伴い,同社の「eBASEBALL パワフルプロ野球 2020」を,野球競技の公式プラットフォームとして提供すると発表し,大会概要を公開した。
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eBASEBALLパワフルプロ野球2020
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