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ライアットゲームズ,日本を含むアジア太平洋地域でパブリッシング事業を拡大。シンガポールを拠点に組織を再編
もともと,ライアットゲームズは各地域に拠点となるオフィスを設置している。アジア地域では日本,韓国,中国,シンガポールにオフィスが設置されているが,そのうち,日本とシンガポールをアジア太平洋地域のリージョンに組み込み,事業の拡大を行っていくという。
新たにアジア太平洋地域を対象とした事業再編が行われたわけだが,純粋にアジア太平洋地域での事業拡大を目的としているという。ハブ拠点となるのはシンガポールオフィスで,フィリピン,インド,インドネシア/マレーシア,タイにパブリッシングオフィスを新たに開設する予定とのことだ。
アジア太平洋地域のマネージング・ディレクターには,これまで東南アジア,インド,ラテンアメリカなどの新興国市場でマネージング・ディレクターを務めていたAlex Kraynov氏が就任する。また,アジア太平洋地域カントリーマネジメント担当ディレクターには,日本オフィス(合同会社ライアットゲームズ)で社長/CEOを務めていた,小宮山真司氏が就任している。なお,日本オフィスは,パブリッシング統括部 統括ディレクターだった,藤本恭史氏が社長/CEOに就任した。
ライアットゲームズは5か年計画として
・ジャンルを代表するゲームを提供する
・ファンダム(ファンカルチャー)を解き放つ
・想像力とイノベーション力を育む
・視聴体験を刷新する
・グローバルにゲームを開発・構築する
という方針を発表した。ゲーム,「Arcane」などのエンターテインメント,eスポーツ,そしてエンタープライズを事業の柱にしていくとのことだ。
日本オフィスの展望
今回新設されたアジア太平洋地域という枠組みの中で,単独のパブリッシングオフィスがあったのは日本だけであり,組織としては一番成熟している。そのため,アジア太平洋地域で中核的な存在になるようだ。
今後,日本からのフィードバックはアジア太平洋地域という大きな枠組みで送られるようになる。藤本氏は「日本単独ではなく,アジア太平洋地域という枠組みで議題を挙げられるのは非常に大きい」と語った。
また,「League of Legends World Championship」や「VALORANT Champions Tour」などの枠組みは現時点で変更の予定はないとのこと。今後グローバルで,何かしらの変更があった場合は,あり方が変わる可能性があるということだったが,それ自体はこれまでもあり得た話なので「アジア太平洋地域」に加わったことで変わった部分ではない。
日本としてはPCだけではなく,コンシューマとモバイルでの展開にも力を入れ,さらにビジネスデベロップメント※の分野でも,アジア太平洋地域全体で新たな取り組みを行っていくという。
※アパレル展開など,他企業との取り組みで行われる施策
具体的に何がどう変わって,それがプレイヤーにどう影響していくのか,という話はなかったが,それは今後の施策で見えてくる部分だろう。ひとまずは今後の動向に注目しておきたい。
地域に根付いたパブリッシングに重点を置き、ライアットは東南アジアでの事業を日本を含むアジア太平洋地域に拡大し、インド、フィリピン、インドネシア/マレーシア、タイに新しくオフィスを開設。
2022 年 2 月 24 日 - ライアットゲームズは、 急成長するアジア太平洋地域(APAC)における事業再編に関する最新情報を発表しました。 ゲーム、 エンターテインメント、 ライフスタイルをリードするブランドである同社は、 各地域への密着、 現地語化を強力に推し進め、 パブリッシング活動の範囲を日本およびインドまで拡大していきます。
ライアットはこれまでシンガポールのオフィスを拠点に東南アジアに向けたビジネスを展開し、 日本にもオフィスを持っていましたが、 今後はフィリピン、 インド、 インドネシア/マレーシア、 タイに新たなパブリッシングオフィスを開設します。
また、 アジア太平洋地域のパブリッシング活動を主導するため、 これまで新興国市場(東南アジア、 インド、 ラテンアメリカ、 ブラジル、 中東、 北アフリカ、 日本)の担当マネージング・ディレクターであった AlexKraynov が、 新たにアジア太平洋地域マネージングディレクターに就任しました。
今回の組織再編により、 ライアットの運用モデルは、 パブリッシングを筆頭に、 ゲーム、 エンターテインメント、 e スポーツ、 エンタープライズを事業の柱としながら、 多様化していくことになります。
世界で最もプレイヤーにフォーカスしたゲーム会社になることを目指し、 ライアットはここ数年で『VALORANT』、 『リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト』、 『レジェンド・オブ・ルーンテラ』など複数の新タイトルをリリースしてきました。 また、 Riot Forge のタイトルとして『Ruined King』と『ヘクステックメイヘム』のリリースも行いました。 そして、 ライアットの代表的なゲームである『リーグ・オブ・レジェンド』は、 過去10年間に全世界で6億人を超えるプレイヤーを獲得しています。
ゲームの分野以外では、 Netflix でアニメーションシリーズ『Arcane』をリリースし、 世界的に高い評価を得ています。 また、 ライアットゲームズのミュージック部門は著作権フリーの音楽コレクションである『Riot Sessions』や、 バーチャルメタルバンド Pentakill による EP、 『Lost Chapter』をリリースし、 活動を拡大しています。 また、 ユニクロなどのブランドと提携し『リーグ・オブ・レジェンド』UT グラフィック T シャツのコレクションを発売するなど、 ファッションの分野でもその活動の場を広げ続けています。
最近では、 フィリピンのアーバンストリートウェアブランド「Team Manila」とコラボレーションし、 タクティカルシューター『VALORANT』初のフィリピン人エージェント「ネオン」の登場を記念して、 限定カプセルコレクションを発表しました。 シンガポールの東南アジア本社を 2018 年に再設立して以来、 ライアットはスタッフを大幅に増員し、 同地域でのパブリッシングを倍増させました。 この組織拡大によって、 フィリピン、 タイ、 インドネシア、 マレーシア、 インドなどの主要市場における現地オフィスの設立やカントリーマネージャーの採用、 ライアット日本オフィスとのパブリッシング提携やシンガポールのパブリッシング拠点の強化を行い、 地域全体で80人以上のスタッフを抱えるまでになりました。 アジア太平洋地域におけるパブリッシングの主要部門は、 カントリーオペレーション、 パブリッシング パートナーシップ、 ブランドマーケティング、 グロースマーケティング&サービス、 ビジネスデベロップメント、 リージョナルテックです。
今回の組織再編について、 ライアットゲームズのアジア太平洋地域担当マネージングディレクターであるAlex Kraynov は「これは東南アジアにおける当社のパブリッシングビジネスにとって自然な前進であり、 ライアットにとって APAC は世界最大の地域となる可能性を秘めていると認識しています。 この地域は複雑に多様化しており、 幅広いニーズを持つ巨大なゲームコミュニティーと、 モバイルゲームに対する強い意欲があります。 この数年間、 シンガポールと日本のオフィスは、 新作のゲームを複数リリースし、 新たな e スポーツリーグを育成し、 プレイヤーが熱狂し、 喜んでもらうために努力してきました。 アジア太平洋地域の主要市場においてライアットの存在感をより強く示すために、 こうした取り組みをさらに強化し、 世界で最もプレイヤー志向のゲーム会社となるべく努力し続けることに、 大きな喜びを感じています」Alex Kraynov をアジア太平洋地域のパブリッシングのリーダーに迎えたほか、 チーム内では以下のリーダーが任命されました。
● Shinji Komiyama、 アジア太平洋地域カントリーマネジメント担当ディレクター
● Jennifer Poulson、 アジア太平洋地域パブリッシング パートナーシップ部門責任者
● Alasdair Gray、 アジア太平洋地域マーケティング責任者
● Derek Winder、 アジア太平洋地域事業開発部門責任者
● Yasushi Fujimoto、 カントリーマネージャー(日本)
● Joel Guzman、 カントリーマネージャー(フィリピン)
● Resha Pradipta、 カントリーマネージャー(インドネシア/マレーシア)
このリーダーシップチームは 2022 年以降も成長を続け、 タイのカントリーマネージャー、 インドのカントリーマネージャー、 グロース&マーケティングサービス部門責任者、 リージョナルテック部門責任者が任命される予定となっています。
「ライアットゲームズ」公式サイト
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