「ゲームクリエイターズラボオーディション Vol.2」最終選考結果発表。「Legacy Code（仮）」を開発中の127号室さんがラボメンバーに

　講談社は本日（2023年2月28日），「ゲームクリエイターズラボオーディション Vol.2」の最終選考結果を発表した。ラボメンバーには，“自分だけのメカを作り，好き勝手に破壊するゲーム”である「Legacy Code（仮）」を開発中の127号室さん（外部リンク）が選出された。


　講談社ゲームクリエイターズラボは，“年間最大1000万円差し上げますから、好きなゲームを作りませんか？”というキャッチフレーズで始まったインディーズゲーム開発者の支援プロジェクトだ。ラボメンバーは契約締結後，担当編集者による完成までのフルサポートを受けられる。

　127号室さんは，2020年9月に開催された「GCL第1期募集」から通算4度目の応募にして，ラボメンバーに選出された。開発中の「Legacy Code（仮）」は，好きなパーツを組み合わせて，神のおもちゃ「メカ二マル」を作るバトルシミュレーションゲーム。独自開発のアニメーション生成システム「マリオネットエンジン」が，メカ二マルの奇妙で面白いモーションを可能にしたという。


　また，惜しくも選出を逃したが，一次元ローグライクRPG「至れり尽くせり」を開発中の石乃浦骨董店さん，横スクロールシューティング「T PROJECT STG」を開発中のてつさん，トレーディングカードゲーム「デュエルボーイ」を開発中の上杉真人さんが奨励賞を受賞した。各クリエイターには支援金として5万円が贈られる。

　詳細は，以下のリリース文を確認してほしい。

「ゲームクリエイターズラボ」公式サイトの発表ページ

【GCLA】
ゲームクリエイターズラボオーディション Vol.2
最終選考結果発表

講談社ゲームクリエイターズラボ運営事務局です。

2022年10月1日〜2023年1月10日の約3ヵ月間で募集し、たくさんのご応募をいただきましたGCLA Vol.2。
このたび面談を経て、ラボメンバーを決定しましたので発表させていただきます。

「年間最大1000万円差し上げますから、好きなゲームを作りませんか？」という惹句で始まったインディゲームクリエイター支援プロジェクト「講談社ゲームクリエイターズラボ」。
2022年7月に年1回募集から年4回募集にリニューアルし、名称もGCLA（ゲームクリエイターズラボオーディション）に変更。
今回の「GCLA Vol.2」はリニューアル後、2度目の募集となりました。

3ヵ月に1回という短期スパンでの募集ですが、前回の応募から大きくブラッシュアップされた企画も数多く見られました。
ゲーム持ち込み面談でのフィードバックを反映されている方も多く、嬉しい気持ちになるとともに、身の引き締まる思いです。

もちろん初応募の方も多く、インディゲームクリエイターの方々に我々の活動が届いていることを実感しています。

Vol.2からの新たな試みとして、全応募作に対して簡単ですが追ってフィードバックをお送りいたしますので、よろしければそちらもご確認いただけますと幸いです。

選考基準は様々ありますが、一番大きな基準として、そのクリエイターさんをラボメンバーとして迎え入れることで「クリエイターと講談社がともに幸せになれるか」という点を考慮しました。

書類選考と面談を行い、会議で検討を重ねたうえで、今回ラボメンバーとして1組のクリエイターさんを支援させていただくことに決定しました。

それでは「奨励賞」とともに発表させていただきます。

GCLA Vol.2 ラボメンバー

契約締結後、担当編集者が完成までフルサポートいたします。
【ゲーム内容は今後のイベント等で公開予定です。続報をお楽しみに！】

Legacy Code（仮）

※画像は開発中のものです
【ジャンル】バトルシミュレーション・タワーディフェンス
【クリエイター】127号室
【Twitterアカウント】https://twitter.com/room_127_lc

【受賞コメント】
第1期の頃から応募し続けていたので、この度ラボメンバーに選出していただいたことは感無量です。
私たちが最高に面白いと思うゲームをお届けするために、一層気を引き締めて開発に取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします。

【選評】
好きなパーツを組み合わせて、神のおもちゃ「メカ二マル」を作るバトルシミュレーションゲーム。127号室さんが独自開発したアニメーション生成システム「マリオネットエンジン」が、メカ二マルの奇妙で面白いモーションを可能にしました！ 2020年9月に開催された「GCL第1期募集」から通算4度目の応募にして、ついにラボメンバー選出となります。

企画性　　　　　　　★★★★★
世界観　　　　　　　★★★★★
実現性　　　　　　　★★★
現時点での完成度　　★
クリエイティブ度　　★★★★★

奨励賞

【支援金5万円】

至れり尽くせり

【ジャンル】一次元ローグライクRPG
【クリエイター】石乃浦骨董店
【SNSアカウント】https://twitter.com/ishinoura

【選評】
2003年の上野・仲町商店街を舞台とするローグライク形式のRPG。ゲームデザイナー、舞台脚本家、バンドマンの3人チームで織りなすカオスでオカルティックな世界観と物語は、面談でお話を聞いていてワクワクしました。今年中の発売を想定しているとのことなので、一刻も早く遊んでみたいです！

企画性　　　　　　　★★★
世界観　　　　　　　★★★★
実現性　　　　　　　★★★
現時点での完成度　　★★
人間ドラマの濃さ　　★★★★★

T PROJECT STG

【ジャンル】横スクロールシューティング
【クリエイター】てつ
【SNSアカウント】https://twitter.com/PO_TPJ

【選評】
シューティングゲームのトッププレイヤーが作る、横スクロールシューティング。面談でお話を伺う中で、世界中のシューティングマニアを熱狂させたいという強い想いを感じました。今後、このゲームがどのようにユーザーたちに受け入れられていくのか楽しみにしています！

企画性　　　　　　　★★
世界観　　　　　　　★★★
実現性　　　　　　　★★★★
現時点での完成度　　★★★★
シューティング愛　　★★★★★

デュエルボーイ

【ジャンル】トレーディングカードゲーム
【クリエイター】上杉真人
【SNSアカウント】https://twitter.com/dbs_curry

【選評】
テーブル不要、たった7枚のデッキで遊ぶトレーディングカードゲーム。シンプルなルールと、プレイヤー同士で自然に交換を行えるゲーム設計が素晴らしいです。イベントと一体化したアナログゲーム体験を追求する姿勢も魅力的！ 様々な想像が膨らむ、今後の可能性をとても感じる企画です。

企画性　　　　　　　　　★★★★
世界観　　　　　　　　　★★
実現性　　　　　　　　　★★★★
現時点での完成度　　　　★★★★
企画の発展性　　　　　　★★★★★