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インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン3」レポート。現れた三度目の迷宮から持ち帰った秘宝の数々をご覧に入れよう
東京ゲームダンジョンは,個人や小規模チームが制作したデジタルゲームを展示し,参加者がそれらを気軽に試遊できるというものだ。主催はプログラマーやエンジニアたちの開発者コミュニティ「週末Unityもくもく会」を運営する岩崎匠史氏らで,昨年8月に初めて行われ,今回が3回の開催となる。
インディーズゲーム展示会「東京ゲームダンジョン」レポート。好きに作ったゲームを持ち寄りみんなで遊ぶ。夢のような迷宮がそこに広がっていた
2022年8月7日に,東京の都立産業貿易センター浜松町館で開催されたインディーズゲームの展示会「東京ゲームダンジョン」をレポート。数多く出展された,個人や小規模チームが制作するデジタルゲームから,気になったタイトルをピックアップして紹介。
インディーズゲーム展示会「東京ゲームダンジョン2」レポート。会場の熱気はそのままに,規模を拡大して開催
インディーズゲームの展示会「東京ゲームダンジョン2」が,2023年1月15日に東京の都立産業貿易センター浜松町館にて開催された。今回で2回目となる本イベントから,気になるタイトルをいくつかピックアップして紹介していこう。
出展内容に対する審査がないことも本イベントの特徴のひとつで,さまざまな年代や性別,国籍の出展者たちが,思い思いの作品を展示していた。本稿では,そんな作品の中から個人的に特に印象に残ったものをピックアップして紹介しよう。
話題作「陰キャラブコメ」も出展。今後の動きが楽しみな作品だ |
「東京ゲームダンジョン」公式サイト
●Inverted Angel(インバーテッド・エンジェル)
出展者:SCIKA
真夜中,部屋の前に現れたヤバげな子は誰?
夜の2時,インターフォンの呼び出し音が来客を知らせる。画面に映っているのは,地雷系ファッションの見知らぬ女性。彼女は「あなたの彼女」だと主張し,なぜかあなたのLINE(風アプリ)のIDまで知っている……。
こわいこわいこわい… |
恋愛ものかと思いきや,ちょっとホラーめいた導入部から始まるサスペンス調アドベンチャー。基本的には,謎の来訪者とインターフォン越しに会話をすることで物語が進んでいくのだが,話の要所ではプレイヤーの推理力を問われることになる。
その時点での推理を,記入欄に自由に残せる |
本作は,プレイヤーの推論をChatGPTが文脈に沿って解釈する仕組みになっている。推論の当たり外れを納得のいく形で判定してくれるそうで,それに応じた自然なストーリー展開が続く作品を目指したそうだ。リリース時期は今秋で,iOS版とAndroid版を予定している。
ミステリーものとしても楽しめそう |
●ITERAZERS(イテレーザーズ)
出展者:ROHI & GOROMATU
極限までチューンしたマシンでバトル!
本作は,AIが操作するロボットと戦う対戦型のシューティングだ。最大の特徴は,自分が操作する機体や装備の性能をパラメータレベルでカスタムできることだろう。
武装なら,1トリガーで発射する弾数「連射数」や,発射レートを変化させる「連射間隔」,マガジンを撃ち切ったあと再発射可能になるまでの時間「装填速度」など,パラメータを変えられるポイントは多岐にわたる。
さらに「発砲後,弾体が拡大してヒットしやくすなる」「着弾点で爆発して広範囲を攻撃する」といった特性を持たせることも可能だ。
機体性能の方は,「耐久性」や「移動速度」「ブーストの性能や使用頻度」などを変えられる。これにより,「高耐久で敵の攻撃から持ちこたえる」や「移動速度とブーストを重視」のような,さまざまな戦術思想のマシンに仕上げていくことができる。
立ちはだかる敵マシンは数十種類。すでにSteamでリリースされているので,興味を持った人はぜひ遊んでみてほしい。
●Call from the Abyss
出展者:day-to-day management
独特のビジュアルと操作感が放つ魅力
水中を舞台にした,独特の世界観を持つ横視点の探索型アクション。主人公の動きには浮遊感があり,まさに水中を探索しているような雰囲気を味わえる。また,特殊な潜水服の持つ力でマンタのような姿に変身し,自在に泳ぐこともできる。
マンタ状態は,操作感に独特のクセがあるものの,コツさえつかめば気持ちよくスピーディに動くことが可能だ。しかし,変身中はスタミナゲージを消費するため,どこまでも泳いでいけるわけではない。
壁の中に空間が隠れていたりと,探索型アクションらしい面白さも |
敵の動きや攻撃はシビアで,バトルの歯ごたえはかなりのもの。また海洋生物をモチーフにしたボスとの戦いは,エフェクトが美しく,視覚的にも楽しい。完成はまだ先になるとのことだが,猛暑の最中に遊びたくなる涼やかなビジュアルも相まって,本稿で紹介したくなった。
●SNO -snow white-
出展者:BuchioGames
戦場帰りのヒーローが大活躍! 知的で痛快な探索アクション
すごいヤツがやってきた。命知らずの暴れん坊……かどうか定かではないが,かつて全宇宙で起こった“人類とAIとの戦争”で活躍した男・グローバルが主人公の探索型アクションだ。
作者によると,主人公のモデルとなっているのは往年のドラマ「特攻野郎Aチーム」のハンニバルとのこと。強くてカッコいい策略家のおじさんだ |
スマートフォン向けのゲームだが,操作感には特にこだわりを持って制作しているとのこと。プレイを初めてから数分後には操作に慣れることができた。ジャンプ中にジェットパックで動きを制御する,高所から落下しながら巨大なボスを攻撃するなど,思い通りの操作ができるようになるとなかなか楽しい。
怪しい場所では,カメラを切り替えて画面の奥側を調べたり,行く手を塞ぐ壁を観察して謎を解く必要もあり,一筋縄ではクリアできない。随所に,「メトロイド」シリーズや「ゼルダの伝説」シリーズの“イズム”を感じさせる作りとなっている(お金の形もルピーっぽい)。
辺境の惑星で起きた殺人事件を発端に,壮大なスケールに発展していくという本作の物語。AIに関する深淵なテーマを,楽しく見せていく作品を目指しているそうだ。
「助けを借りたい時は,いつでも言ってくれ!」と声をかけてくれそうなグローバルさん |
●トワエデン
出展者:荒寧針治療
その異変はメタバースでの出来事のはずだったが……
メタバースで生活する少女たちが,次第にバグに侵食されてしまう,謎解き型のホラーゲーム。メイン画面は主人公が操作するPCのディスプレイだ。プレイヤーは,配置されているフォルダやファイル,アプリを操作しつつ,謎やパズルを解き,物語を進めていく。
通話アプリで,ほかの登場人物と会話できる |
メタバース飯を注文。カクカクした形のハンバーグ |
作者によると,はじめのうちはメタバースで起きていたはずの不具合が,デジタルとリアルの境界を越えて現実世界までをも侵食していく。そんな「ゾクゾクくるようなゲーム体験」を目指して制作中とのこと。完成まではまだ時間がかかりそうとのことだったが,リリースが楽しみなタイトルだ。
●Nice Disc: The Last Hot Blood
出展者:Nice Gear Games
ディスクを投げ合う4人対戦がアツい!
どこか某多人数同時プレイ対戦アクションを思わせる作風だが,特徴はフリスビーのようなディスクを投げ合って戦うところ。ディスクを投げたら,次に投げるディスクを拾わないと攻撃できないため,積極的に攻撃してたら相手の周りにディスクが溜まっていた,なんてことが起きてしまう。
本作はSteamでリリース中 |
ディスクは,スティックを倒した方向に投げることができるので,相手が移動しそうなコースに「置く」ように投げるのがコツだ。攻撃された側は,なるべく一か所にとどまらず,かつ相手に予想されにくい動きで回避したい。さまざまな「必殺技」と「回避技」が存在し,どんな組み合わせでセットするかも勝負を左右するポイントとなる。
試遊時,ラストの1戦はゲームを知り尽くしているはずの作者に勝ってしまうという,あり得ない事態が発生した。対戦ありがとうございました,GSP(グッド接待プレイ)!
●ノウ-know-
出展者:おはな世界
一歩進むごとにビジュアルに引きこまれていく
「わたしの指示に従え」。そんな謎の声に従うか,従わないかはプレイヤーの思惑次第。横視点探索型アドベンチャーゲームとなっており,恐ろしげで,でもどこか可愛い「カイブツ」たちが支配するダークで謎めいた世界を探索しながら物語を進めていく。
世界観を視覚的に伝えるデザインが秀逸。聞けば,作者のおはな世界さんの本業は,書籍の表紙などを扱う出版系のデザイナーとのこと。自分が魅力的だと思う絵や文章といった要素をまとめたところ,このゲームの形になったと話してくれた。
今回出展のバージョンは意味深な場面で終わった…… |
●VARIAVLE ARMS FRONTIER -暁の皇女と忘れさられた惑星-
出展者:UNLIMITEAD GAMES
可変戦闘機を駆ってオープンワールドを飛ぶ
本作は,フライトシューティングの要素も持ったオープンワールドRPGだ。人型マシンが活躍するオープンワールドRPGや,宇宙船による戦闘が可能なオープンワールドゲームはほかにもあるが,広大な舞台を航空機で高速移動しつつ探索し,シームレスに空中戦や対地攻撃などを行えるゲームはなかなか思い浮かばない。
操作感は,リアル系の難しいものではなく,ロックオン式のミサイルと機銃を併用して戦う爽快感重視のフライトシューティング系のもの。当日の展示では,Virtual ON stick EXスティックとフットペダルを併用してのプレイが可能だった。
自機はロボットにも変形でき,地上ではブーストやジャンプを駆使した高機動戦闘を行える。おそらく,こちらを使って戦うクエストやイベントなどもあるのだろう。
全体のプレイ感としては,航空機形態であちこち飛び回り,通りがかったその場で戦闘やイベントが発生するオープンワールドRPG的な作品を目指しているという。サブタイトルはどことなくファンタジックだが,そこから連想されるような物語やイベントと,戦闘機&変形ロボットで戦う爽快感の両方を味わえる作品となりそうだ。
●華姫
出展者:草姫
気軽に遊べる立体ステージ踏破パズル
シンプルなルールのアクションパズル。主人公のウノハナは,立体的な地形の凹凸や裏表に関わず移動できるが,崖を下ることだけはできない。
ステージをよく観察し,どうすれば主人公をゴールに導けるかを考えることがクリアするためのポイント。画面の全体的な色合いや雰囲気はサイバーだが,歩く主人公の周りに草花が生えるというビジュアルに,なにか惹きつけられるものがあった。
いにしえからの呼び声
〜旧世代ハード用ゲーム特集〜
先に述べた通り,東京ゲームダンジョンというイベントは事前の出展内容の審査を行っていない。それもあってか,ニッチというか,趣味性のかなり高い作品も数多く展示されている。
第3回は,80〜90年代の家庭用ゲーム機やホビー用パソコン向けに制作されたオリジナル作品や機器の出展が目立っていたので,ここでまとめてお伝えしよう。なかなかニッチなところではあるが,興味を持って読み進めてくれたら幸いだ。
●FC拡張アダプター(ファミコン関連ゲーム&ハード)
出展者:impact soft
ファミコンゲームにボーカル付きの曲が流れる驚異の体験
後期型のファミコンに巨大な拡張アダプターとカセットが刺さり,タワー状になっていたことに衝撃を受けた。この拡張アダプダーには,ESP32-WROOM-32D (Wi-Fi通信モジュール)が搭載されており,これを用いてゲーム内でMP3の音声を流すことができるという。
ファミコンゲームにもかかわらず,ボーカル付きの曲が流れていた。もちろんゲーム展開に応じてスムーズに曲が切り替わる |
「悪魔城伝説」(1989年 コナミ),「デジタル・デビル物語 女神転生II」(1990年 ナムコ)など,ファミコンには拡張音源チップを搭載したカセットが多数存在したが,これらはファミコンのカートリッジスロットにある外部音声入力端子から音声を入力,本体内の音源の音とミキシングしてゲーム中で流していた。この拡張アダプターも,仕組みとしてはそれらに近いことをしているわけだ。
またESP32-WROOM-32Dは,本来通信モジュールなので,その気になればWi-Fi通信を利用したオンラインランキング機能や,ネットワークプレイ機能のあるファミコンゲームを作ることも可能らしい。夢が広がる展示だった。
●焼鳥名人とり訡 ほか多数
出展者:ゲームインパクト
FC/GB/GG/MD/MSXなどマルチプラットフォームで展開中!
応援に来ていた俳優の志貫 徹(しぬきてつ)さん。オールドゲームの移植やリメイクでおなじみの,シティコネクションとの関わりも深いらしい |
ずらりと並んだゲームを見て「これは取材しなくては」と思わされたのがこちら。さまざまな家庭用ゲーム機やホビーパソコンで動作するオリジナル作品を制作しているらしく,圧倒的な数の作品が展示されていた。
「焼鳥名人とり訡」は,ファミコンとゲームボーイ,メガドライブ,ゲームギア,MSXの計5機種版が用意されているマルチプラットフォーム作品だ! |
「ファミコンロッキーのテーマ」 は,ファミコン実機で動作する(IIコンに搭載されたマイクで歌う)カラオケ音楽ソフト。もちろん,コロコロコミックで連載していたあの「ファミコンロッキー」のオリジナルソングで,カートリッジなどに描かれたイラストは,作者である,あさいもとゆき先生の描き下ろしだ。
「冴子先生のお色気ブラックジャックGB」は,徳間書店のファミリーコンピュータマガジンで連載された,漫画「あこがれてエンジェル!」に登場した技野冴子(てくのさえこ)先生が登場する作品。こちらは,みなづき由宇先生が新規に絵を描き下ろしている。
こちらのブースには,記事では紹介しきれないほどの作品が展示されていたので,ぜひ公式サイトをチェックしてみてほしい。
●LOSTWORD Episode1 〜蘇える忌みし言の葉
出展者:Rabbit Soft Worker's
ほどよい緊張感があるアーケードライクなタイピングRPG
こちらは,パナソニックのMSX turboR FS-A1GTで動作していたタイピングRPG。指定されたキーを押して,マップを探索したり,現れた敵を倒したりしてゲームを進めていく。
ディスプレイは,NECのPC-TV454。30年以上前のハード構成だ |
ゲームジャンルはRPGだが,リアルタイム要素などもあり,プレイ感はアーケード用のクイズゲームやマージャンゲームに近いものを感じた。マッタリし過ぎない程度の緊張感がある。
移動パートでは,パネルをめくってマップを探索する。敵と遭遇すると戦闘パートに移行し,画面下に表示されたキーを打って敵を攻撃するのだ。タイミングよくキーを押すとダメージが上がるなど,キーをただ速く打てばOKというわけでもない。
戦闘パートにはご褒美シーン(?)も |
RPGということで,ストーリーもしっかりと用意されている。本作は,BOOTHやイベント会場などで販売中だ。
●ロポコ
出展者:Tookato
MZ-700が覇権を握った平行世界で冒険!
旧世代ハード向けの末尾を飾るのは時代をさらに遡り,シャープから1982年に発売された8bitパソコン「MZ-700」用のコマンド入力式アドベンチャーゲームだ。MZ-700はグラフィックス機能を持たないため,本作の描画部分はすべてキャラグラ(文字による擬似グラフィックス)で表現されている。
ゲーム内容は,自己増殖し続ける建物(研究所)からの脱出を目指すというもので,コマンドを文字で入力してプレイを進めていく。過去記事(関連記事)で紹介したことのあるタイトルだが,MZ-700の実機で巨大なキャラが滑らかに動いている光景は感動的ですらある。
一風変わった作品に出会えるのも「東京ゲームダンジョン」の魅力
最後に,東京ゲームダンジョンという自由な場の中でさえ,ちょっと風変わりに感じたタイトルを紹介しよう。とがった作品を探している,好奇心旺盛なゲーマーたちに届いてほしい作品群だ。
●迷える子羊と時空の箱舟
出展者:WINGLAY
物理演算が支配する場で「迷える子羊」たちをいかに導くか?
物理演算を利用したパズルゲームで,時空に開いたポータルから大量に現れる羊たちを,ギミックやブロックを配置してゴールへと導いていく。
制限時間内に,いかに多くの羊をゴールまで導くか,プレイヤーの頭脳が問われる……と書くと難しいパズルゲームのように思われるかもしれないが,羊たちが疾走し,地形にぶつかり,はじけ飛ぶ姿は理屈抜きに楽しい。
ステージをいくつかクリアすると,巨大ボスが登場する。弱点に羊をぶつけるとダメージを与えられるので,それまでに導いていきた羊が多いほど有利というわけだ。ピンボールのマルチボール状態のような感覚も楽しめる。
泡の中に羊を閉じ込めてくる古代大蟹。ハサミでギミックやブロックを破壊してくる |
開発が進めば,羊たちに名前をつけたり,アクセサリを与えたりして可愛がることもできるようになるそうだ。最愛の羊たちをボスの弱点にぶち当てよう! ……少し愛情が屈折している気もするが,そこがまた面白い。
こちらは羊たちのデザイン画 |
●ファミレスを享受せよ
出展者:わくわくゲームズ
深夜のファミレスで繰り広げられる“少し不思議”な物語
「なあ君,ファミレスを享受せよ。月は満ちに満ちているし,ドリンクバーだってあるんだ」
ファミリーレストラン「ムーンパレス」を舞台にしたアドベンチャーゲームで,少しシュールな世界観と,月光に満たされたかのようなハイコントラスト(?)なグラフィックスが興味をそそる。
システムは,コマンド選択式とポイントクリック式の中間のような感じで,直感的に遊びやすく,目前の課題や物語の内容に集中しやすい。
ただ,この作品がプレイヤーが問いかけるテーマは少し不思議で,なおかつ深淵なもの。作者によると,藤子・F・不二雄氏の短編作品のような味わいを目指したとのこと。Steam版が発売中で,近日中にNintendo Switch版のリリースも予定されている。
●EXECUTE DADDY〜パパが何度も死ぬゲーム
出展者:カツサダ研究所
死に様をコレクションする? アドベンチャー??
記憶も身体も失った「冥界の管理者」となり,罪人を処刑し亡者を慰めるという設定のナラティブアドベンチャーだ。「パパ」こと罪人は,なにやら深い罪を背負っているようで,処刑しても処刑してもすぐ元通りになってしまう。見方によっては,処刑する管理者のほうが責め苦を受けているような気がしなくもない。
意味がわからないままにパパの死にざまを集めていくと,物語が進展する。作中のキャラ「奴隷くん」も,そんなプレイヤーの「よくわからない」という気持ちに共感してくれる。
きっと,わからないなりにプレイし続けることに大きな意味があり,そこを越えた先になにかが見えるお話なのだろう。長年ゲームを見てきた筆者のカンは,「この作品にはなにかがある」と告げている。Steamで販売中なので,可愛いキャラに愛着を持てそうな人はチェックしてみてはいかがだろうか。
3回目となる「東京ゲームダンジョン」は,これまで以上に自由な作品が集まっていた。何かを作ることが好きな人であれば,大きなパワーを受け取れる場なのは間違いないので,気になる人は出展側,参加側問わず,次回の開催に足を運んでみてはいかがだろうか。
作る人と遊ぶ人が両方そろって,ゲームははじめてゲームとなるのだ(何かいい感じのことを言った風)。写真はお面の開発者・うどんぱ氏のブース |
なお8月27日には,同主催による「横浜ゲームダンジョン」の開催が予定されている。公式サイトでは出展情報などが公開されているので,確認しておこう。
「東京ゲームダンジョン」公式サイト
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