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2023年の夏休みは,親子で楽しめるプログラミング体験で思い出作り。「コエテコ ジュニアプログラミングフェス 2023」をレポート
本イベントは,2020年の小学生のプログラミング教育必修化に先駆け,GMOインターネットグループにより2017年に設立されたプログラミング教育のポータルサイト「コエテコ by GMO」と,その取り組みに賛同する各社の協力により,プログラミング教育を体験できる機会を提供している。夏休み中の親子がたくさん参加したイベントの模様をレポートしよう。
プログラミング教育に関わる企業や団体による14のブースで,バラエティに富んだプログラミング体験を提供
会場となった渋谷フクラスの16階のフロアには,協力企業や団体による14のブースが設置され,来場者はそこで自由に15分〜30分程度の体験企画に参加できた。普段この場所はGMOインターネットグループの社員食堂兼イベントスペースだそうで,イベントに関わるGスタッフは「コエテコ設立から温めてきたイベントをようやく開催できた」と話していた。
各ブースには,プログラミング教育に関わるツールや機材などが用意されており,それらの使い方を担当スタッフが分かりやすく説明していた。
どのような体験ができたのか,GMOグループのGMOグローバルサイン・ホールディングスのブースを例に紹介しよう。ここでは,同社が提供するWebGL/HTML5ゲームエンジン「PlayCanvas」で開発された「VOXELCANVAS」を使用してボクセルアートを自由に作成し,完成したものを渋谷の街を模した3Dフィールド上に自由に配置するという体験ができた。
各ブースには必要なツールや機材が用意されており,来場者は手ぶらで参加できた |
ツールの使い方は,ブースのスタッフ(左)が丁寧に解説してくれる |
自身の作品を設置した渋谷の街をさまざな角度から眺められるのはもちろん,3D空間にはドミノ倒しのギミックが用意されており,自身のアートをツール上で変形させ,ドミノのピースとして設置できた。こうして多くのアートが渋谷の街に並べられ,実に賑やかな3D空間がリアルタイムで作られていく。なお,「PlayCanvas」はブラウザ上で稼働するゲームエンジンのため,現地で作られた3D空間は自前のモバイル端末やPCで固有のURLから見ることも可能だった。
「PlayCanvas」公式サイト
HDL合同会社はドローンの飛行スペースを用意。自分で設定したプログラムでドローンを飛ばすという内容で,思いどおりに飛ばせて大喜びする来場者の姿が見られた |
こちらはプログラミング教室のぽてっくのブース。折り紙とカラーセンサーを用いて音楽を奏でるという,ユーモアのあるプログラミング体験が用意されていた |
アルスクールのブースでは,プログラミングで作ったアートをその場で缶バッジにしてお土産にできるという,デジタルとアナログ双方のモノ作りが楽しめる内容に |
教育版「マインクラフト」を使用したプログラミング学習を体験できた,アントレキッズのブース。マインクラフトを用いたブースはほかにも多数あった |
別のフロアでは,1〜2時間の受講時間を設けた本格的なワークショップも実施されていた。こちらは5社による協同プロジェクト「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト presents プログラミングサマーキャンプ2023」内「プログラミングサマーキャンプ2023」との併催で,事前予約をした参加者向けの,プログラミングに関するワークショップとなっていた。
イベントの次回開催は未定だが,担当者によると,定期的に開催したいと考えているとのこと。興味がある人は,コエテコの公式サイトをチェックしてみるといいだろう。
「コエテコ」公式サイト
「コエテコ ジュニアプログラミングフェス 2023」特設ページ
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