SIGGRAPH 2017
OpenGL 4.6の進化点やOpenCLの将来について,Khronos Group代表のNeil Trevett氏に聞いてみた
筆者のSIGGRAPH取材では,OpenGLやVulkanといったAPIの標準化団体であるKhronos Group代表のNeil Trevett氏にインタビューするのが,毎年恒例となっている。そこで,SIGGRAPH 2017でTrevett氏に聞いたKhronos Groupの2017年までにおける取り組みと,今後重点を置く分野について,簡単にまとめてみよう。
表情まで取り込んだ3Dアバターを,Webカメラ1つでリアルタイムに生成。SIGGRAPHで見た「ゲームにも使える先進技術」
SIGGRAPH 2017の人気イベント「Real-Time Live!」では,今後のゲーム開発シーンに影響を与えるのではないかと感じる2種類の技術が披露された。1つは写真からリアルタイムに3Dグラフィックスのアバターを生成する技術で,もう1つは物理シミュレーション分野の高速化に関する技術だ。それぞれの概要をレポートしよう。
Unigine製ベンチマークソフト「Superposition」の目玉技術,画面座標系リアルタイムレイトレーシング技術とは
SIGGRAPHの人気イベント「Real-Time Live!」で,ロシアのデベロッパであるUnigineのベンチマークソフト「Superposition Benchmark」の概要とリアルタイムデモを披露するセッションが行われた。Unigineゲームエンジンで実装したという新しいレンダリング技法「SSRTGI」が説明されたセッションをレポートしよう。
PS VR用「X-wing VR Mission」の秘密やUE4ベースの映像制作システムに注目が集まった,SIGGRAPH 2017「Real-Time Live!」
SIGGRAPHの人気イベント「Real-Time Live!」は,ステージ上でリアルタイムのデモを実演するというものだ。多岐に渡るデモが行われたイベントの中から,今回はPS VR用の「Star Wars Battlefront Rogue One: X-wing VR Mission」を初めとした,ゲームグラフィックスに関わりのあるデモをレポートしよう。
ゲーム関連では「Fortnite」と「FFXV」が入選。SIGGRAPH 2017のCG映像コンペ「Electronic Theater」レポート
プロアマ問わず,優秀なCG映像作品を集めて上映するSIGGRAPH恒例のイベント「Electronic Theater」が今年も行われた。ゲーム関連で入選したのはEpic Gamesの「Fortnite」と,スクウェア・エニックスの「FFXV」関連映像だけだったが,それ以外の作品も見応えのあるものばかり。部門賞を獲得した作品を中心に,入選作を簡単に紹介しよう。
西川善司の3DGE:新設の「プリミティブシェーダ」を搭載し,Radeon RX Vegaはどこへ行く?
SIGGRAPH 2017でAMDは「Radeon RX Vega」を正式に発表し,合わせてより深い技術解説を行った。連載「西川善司の3Dゲームエクスタシー」,今回はその中から,非常に重要度の高い「プリミティブシェーダ」と「キャッシュコントローラ」を中心に掘り下げ,新世代GPUが目指しているところを考察してみたい。
[SIGGRAPH]まるで「着るKinect」なロングTシャツ型モーショントラッカー「e-skin」
日本のベンチャー企業であるXenomaが開発したロングTシャツ型のモーショントラッキング用スーツ「e-skin」が,SIGGRAPH 2017の一般展示セクションで来場者の注目を集めていた。身につけた人の動きをワイヤレスで取得できるという衣服型デバイスだ。既存のモーションキャプチャシステムと,いったい何が違うのかを見てみよう。
[SIGGRAPH]想像以上に怖い? 無限に上り下りできるVR体験「無限階段」を体験してみた
SIGGRAPH 2017の先端技術展示イベント「Emerging Technologies」に,東京大学大学院情報理工学系研究科の廣瀬・谷川・鳴海研究室が,VRコンテンツ「無限階段」を出展していた。視覚と触覚を組み合わせて,存在しないはずの感覚を生み出す「クロスモーダル現象」を利用した最新のVRコンテンツを西川善司氏が体験してみた。
[SIGGRAPH]既存のVR HMDではできない遠近感の表現を可能とする「可変焦点対応HMD」をNVIDIAブースで体験してみた
SIGGRAPH恒例の先端技術展示イベントで,NVIDIAは,VRやAR対応のHMDで,より現実的な遠近感を表現できるという「Varifocal Virtuality」なる技術のデモを披露した。既存のHMDには何が足らず,NVIDIAの技術はそれをどう解決しようとしているのか。デモの内容を中心に説明してみよう。
[SIGGRAPH]「Radeon RX Vega」の短尺版やEPYCを20基搭載するサーバーなどが初披露されたAMD「Capsaicin」イベントレポート
SIGGRAPH 2017開幕初日の北米時間7月30日,AMDは,ロサンゼルスで,自社イベント「Capsaicin」を開催した。主役は,新世代GPU「Radeon RX Vega」とハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」だったが,本稿ではそれ以外の話題として,短尺版のVega搭載カードや,映像業界に向けた取り組みなどについてまとめてみたい。
[SIGGRAPH]「Quadro」の外付けグラフィックスボックス対応やグラフィックス用途におけるAI活用など,NVIDIAの新しい取り組みが明らかに
北米時間2017年7月31日,NVIDIAは,「SIGGRAPH 2017」に合わせて,ハードウェアとソフトウェアに関するいくつかの発表を行った。ゲームに直接関わる話題はないのだが,「Quadro」の外付けグラフィックスボックス対応や,グラフィックス用途におけるAI活用など,NVIDIAの新しい取り組みが見えてくるので,簡単にまとめてみたい。
[SIGGRAPH]Ryzen Threadripperは発表時点で3モデル展開に。上位2モデルは8月10日発売決定
最大で16コア32スレッド対応のハイエンドデスクトップPC向けCPU「Ryzen Threadripper」,その発売日が北米時間2017年8月10日に決定した。最上位の1950Xは999ドル,その次の1920Xは799ドル,そして最下位モデルの1900Xは549ドルだ。
[SIGGRAPH]AMDの本気GPU「Radeon RX Vega」がついに発表。「GTX 1080をしのぐ理論性能」で399ドル(税別)から。8月14日発売
北米太平洋時間2017年7月30日19:30,AMDの新世代GPU