GAMEVU編集部
15年以上の業界歴を持つゲーム専門記者たちが,PC・モバイル・コンソールなどの様々なプラットフォームをはじめ,eスポーツやIRなど,韓国および海外で起こるゲーム市場の様々なニュースを伝えています。
ゲームはもちろん,ITとハードウェア、ソフトウェアなども取り上げており,重要なニュースの場合は英語に翻訳し,グローバルのゲーマーが韓国のニュースに触れることができるようにしています。
また,韓国のゲーム業界で長年暮らす専門コラムニストの手によって,韓国のゲーム産業の発展を図るためのメッセージを,着実に発信し続けています。
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HoYoverseイベント爆弾テロ予告からG-STAR開幕まで,波乱万丈の11月韓国ゲーム業界
韓国最大のゲームショー「G-STAR 2024」が昨日より釜山BEXCOで開催されている。そこで各社の注目新作が続々と試遊出展される一方,11月初旬にはHoYoverseの単独イベントで,爆弾テロ予告事件もあった。NCSOFTは12年ぶりの赤字で大規模な構造改革に着手するなど,韓国ゲーム業界では明暗さまざまだ。
2024年韓国ゲーム大賞,「俺だけレベルアップな件:ARISE」が最高賞に。「Stellar Blade」は7部門受賞も大賞を逃す
韓国を代表するゲームアワード「2024年大韓民国ゲーム大賞」の授賞式が11月13日,釜山BEXCOで開催された。1996年の創設以来,韓国ゲーム産業の発展を見守ってきた本アワード今年は,PS5独占タイトル,韓国発ルートシューター,モバイルIPゲームと,多彩なジャンルの作品が頭角を現した年となった。
ガチャ確率操作などを受け,Webzenの代表が韓国国会の証人喚問に。一方でNEXONのサッカードリームマッチや,KRAFTONのインド市場での勝利など明るい話題も
4月に,韓国の「ガチャ情報公開義務化」のニュースを掲載したが,そのときに「最初の149回が0%」という衝撃の内容が発覚したWebzenは,代表が証人喚問として呼ばれる事態になっている。またKRAFTONのPUBGインド版は,再始動から大変に順調で,すでにインドマーケットを攻略したと言っても過言ではないだろう。
「AFK:ジャーニー」は問題を起こし,「スローン・アンド・リバティ」は絶好調。「大韓民国ゲーム大賞」を控えた韓国ゲーム業界のキーワードは,“グローバル”
1年の締めくくりに向かうこの季節,韓国ゲーム業界は「大韓民国ゲーム大賞」が待っている。キーワードは「グローバル」だが,グローバルを巡っては問題も発生しているようだ。
G-STARの20周年は,韓国を代表するゲーム会社が勢揃い。シブサワ・コウ氏やパルワールドの溝部氏も登壇
韓国最大のゲームショウである「G-STAR」が今年20周年を迎える。記念すべきこの年は,規模も最大になり,メインスポンサーには7年ぶりにNexonが復帰する。併設のカンファレンスも,日本を始め世界の開発者が勢揃いだ。
荒波に揉まれる展開の韓国ゲーム業界。昨今のキーワードは「終了」と「訴訟」
「MU Origin」のサービス終了でWebzenの対応にユーザーが反発,新作「Project KV」の突然の開発中止,NCSOFTとWebzen間の600億ウォン規模の著作権訴訟,そしてSmilegateを巡る1000億ウォンの損害賠償訴訟など,荒波に揉まれている韓国ゲーム業界。いま相次いで起きているこれらのニュースをまとめてお届けしよう。
2024年下半期に登場するであろう,韓国の期待の新作達を一挙紹介
2024年の上半期(1〜6月)が終わって折り返しを迎えた韓国ゲーム市場だが,このタイミングで上半期を振り返って,次の半年で発売されるであろう期待の新作について,ちょっとリストアップしてみよう。
KRAFTONのPUBG STUDIOSの新作は,1億ドル規模のAAAゲームであることが判明
KRAFTON傘下のPUBG STUDIOSが,1億ドル(約158億円)の予算と70人以上のチームでAAA規模の新作を開発していることが判明した。情報の出どころは,最近まで同スタジオでリードプロデューサーを務めていたFlash Kowaleski氏のLinkedInページだ。
SHIFT UPのIPOに向けた記者会見をレポート。積極的なIP拡大を計画し,約500億円規模の資金調達へ
SHIFT UPは2024年6月25日,韓国の汝矣島(ヨイド)で新規株式公開に向けた記者会見を開催し,7月の上場を目指すことを発表した。今回のIPOでは725万株を新規発行し,最大で約500億円の資金調達を計画している。調達資金は既存IPの強化と拡大,新作「Project Witches」の開発,およびAI技術を活用したゲーム開発インフラの強化に投入する方針だ。
不調のNCSOFT,多岐にわたる経営効率化と新作ラッシュで業績改善を目指す
韓国オンラインゲームメーカーの雄NCSOFTが,なかなか大変な時期にある。2023年度は,前年比で純利益が50%以上減っており,2024年第1四半期になってもなお,前年同期比70%ほどの減少になっている。ここから彼らが打つ手は,どんなものだろうか。
韓国主要ゲーム会社の従業員の平均年収は? NCSOFTやPearl Abyssは,1億ウォン単位の年収
日本のゲーム業界でも定期的に表に出てくる「平均年収」の表を,韓国版で作ってみた。スマホの時代になってから韓国ゲーム業界の(日本に対する)プレゼンスはやや落ちたとはいえ,さすがの数字だ。
「Dark and Darker Mobile」,サバイバルとダンジョンクローラーを組み合わせた新鮮な面白さを追求
先ごろ韓国でクローズドテストが行われた「Dark and Darker Mobile」は,ユーザーにはどんな風に受け入れられたのだろうか。エクストラクションRPGとして期待されている同作の,テストの様子をちょっとのぞいてみよう。
Riot Gamesの沈黙はいつまで続くのか。DDoS攻撃に阻まれた,LCKの成長
「League of Legends」(LoL)といえば,ゲーマーでその名を知らぬ人はいない,世界中で遊ばれているチームベースのストラテジーゲームだ。つい先日,LoLの韓国での公式eスポーツリーグに執拗なDDoS攻撃が行われ,プロプレイヤーをに巻き込んで騒動になっていた。
「ガチャ情報公開義務化」で,韓国ゲーム業界に激震。「実は確率0%」や「確率差8倍」など多様な問題が発覚するも,積極的な対応で信頼回復を目指す
およそ「ガチャ」というビジネスモデルが始まってから今までずっと,ガチャの排出確率が話題にならなかったことは,ただの一度もない。業界団体の自主規制こそあるが明確な法規制がない日本に比べ,お隣韓国はかなり詳細なルールが法で決められている。それをちょっとのぞいてみよう。
ネクソンは,今年が勝負の年となるか。韓国本家が,組織や人事の大改編で会社を強化中。「アラド戦記」や「デュランゴ」の新作にも期待がかかる
韓国ゲーム業界最大手の一つNEXONは,さらなるグローバル化を見据えて,激しい人事異動を行っている。その中のもっとも大きい話題が,NEXON Gamesのパク・ヨンヒョン氏がNEXON Koreaの開発統括副社長に任命され,2つの重責を兼務していることだ。
2023年の業績が急増したSHIFT UP,新規プロジェクトを始動
「勝利の女神:NIKKE」のヒットにより,2023年の業績が前年比で大幅に増加したSHIFT UP。営業利益がYoY+508%になるなど,収益性が大きく改善された。今月の新作「Stellar Blade」への期待も高まる中,同社が次世代クロスプラットフォームゲームの新規プロジェクトにも着手していることも明らかになった。
韓国の主要ゲーム会社が,代表取締役を交代してグローバル攻略に勝負をかける
今期になってから,大手韓国ゲーム企業の社長交代劇が非常に激しく行われている。Nexon,NCSOFT,ネットマーブル,Wemade,カカオゲームズ……名の知れたゲーム会社達は,いま何を目標として役員交代をしているのだろうか。
年度決算から見る2023年の韓国大手ゲームメーカーと,2024年の展望
世界がCOVID-19から完全に脱却しつつある昨今,日本も,アメリカも,中国も,世界のゲーム業界はなかなかの苦戦を強いられている。韓国とて例外ではなく,業界内でも明暗がくっきりと分かれつつあるようだ。
韓国のブロックチェーンゲームとメタバースの業界について,2023年を振り返る。先行者がさらに前を走る構図は,韓国でも如実な傾向に
世界のゲーム産業において―――とくにオンラインゲームとスマホゲームにおいて―――大きな存在感を放っている韓国ゲーム産業は,ブロックチェーンゲームやNFTにおいても存在感を増しつつある。韓国国内ではサービスできないにも関わらず盛り上がるそれら業界の2023年を,ちょっとまとめて振り返ってみよう。
韓国の名作SRPG「創世記戦」が,7年の時を経てついに復活。東アジア最高のIPを目指して,多角展開が始まる
日本にもSRPGの名作は多くあるが,韓国のそれは「創世記戦」だ。“かつての名作”と言われるくらいには,最後の作品からずいぶんと時間が経ってしまったが,2023年冬,ついにそれらが復活する。
「Lies of P」が韓国ゲームの最高賞に。「2023大韓民国ゲーム大賞」で大賞含めた6冠を獲得
11月15日に韓国釜山BEXCOコンベンションホールで行われた「2023大韓民国ゲーム大賞」授賞式は,13部門で,16作品及び業界者を表彰した。「Lies of P」「DAVE THE DIVER」「勝利の女神:NIKKE」など,今話題の韓国発作品が勢揃いだ。
ゲーム会社への投資のメインは,VCから大手ゲーム会社へ―――韓国のゲーム投資の歴史をちょっと掘り起こしてみる
日本ではあまり一般的ではない,ゲーム会社への投資や出資は,欧米のみならず,中国や韓国でもごく当たり前に行われている。ここでは,韓国ゲーム業界の投資について,ちょっとまとめてみよう。
韓国コンソールゲーム市場は,いまだ発展の途中。SIEと任天堂が人気を二分
古くからのゲーマーであれば,「PCオンラインゲーム」や「PCバン」などのイメージが強い韓国のゲーム業界は,そのイメージどおり,家庭用ゲーム機の市場が非常に小さい。しかし昨今では,そんな“コンソール不毛の地”からの脱却を図っているようだ。
韓国最大のゲームショー「G-STAR 2023」に出展されるゲームが続々と公開。日本の開発者も多数講演
韓国最大のゲームショウ「G-STAR 2023」が,11月16日に開幕する。ここ数年はほぼ「Nexonショー」みたいな感じだったG-STARだが,今年は大きな変化を迎えるようだ。
韓国ゲーム市場に,著作権を積極的に保護する動き。開発ムードに変化が訪れる
ゲームに「パクり」は付きものだし,日本を含めた世界のゲーム業界で,それらがまったくなかったことはないはずだ。しかしどこからが「パクり」でどこまでがOKなのかの線を引いた人は,まだいない。この判決が,その端緒となるのだろうか。