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G512 X 75は,10キーレスの75%レイアウト,G512 X 98は,10キーありの98%レイアウトで,キー配列は日本語配列である。カラーはブラックとホワイトの2色展開で,キースイッチはリニアまたはタクタイルから選択可能だ。税込の直販価格は,G512 X 75が3万2780円,G512 X 98が3万6080円。
別売りの専用パームレスト「Palmrest 75」と「Palmrest 98」も7月16日に発売の予定で,税込直販価格は順に6490円,7480円だ。
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G512 Xシリーズ最大の特徴は,Logicool Gブランドでは初めて,ユーザーによるキースイッチの交換機能「デュアルスワップ」を採用したことにある。
一般的なゲーミングキーボードでは,磁気または光学式のアナログキースイッチを使う製品か,メカニカルキースイッチを使う製品かのどちらか一方を選ぶ必要があった。
それに対してG512 Xは,標準のキーはメカニカルキースイッチであるが,トンネル磁気抵抗効果(TMR)式アナログキースイッチ(※9個付属)に交換できる。
そして,メインキーおよび矢印キーなど特定の41キーにおいて,ユーザーがキースイッチを付け替えることで,ひとつのキーボード上で異なるキースイッチを共存させられるわけだ。
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キーボードをPCに接続したまま,キースイッチを付け替えるホットスワップにも対応するので,たとえばFPSタイトルでは,[W/A/S/D]キーなど重要なキーをアナログキースイッチにしてラピッドトリガーの恩恵を受けつつ,RPGやテキスト入力ではメカニカルキースイッチに変えるといった使い分けが可能になるわけだ。
アナログキースイッチであれば,アクチュエーションポイントの変更やラピッドトリガー,1つのキーに対して押下の深さに応じた異なる操作を割り当てる「マルチポイントアクション」,SOCD機能も設定できる。
本体の背面には,交換用キースイッチ9個と,キーの押し心地を調整する「SAPP」(第2アクチュエーション圧力ポイント)リングを5個を収納しておけるスロットがあるので,いちいち製品ボックスからキースイッチを出し入れする手間が省けるのもポイントだ。
なお,付属する交換用のTMR式キースイッチは9個で,別売りの予定はないとのこと。
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マウント構造にも注目したい。こちらもLogicool Gブランド初となるシリコン製のガスケットマウントを採用しており,タイピング中の振動を吸収することで柔らかな打鍵感と静音性を両立したのが特徴だ。
カスタムキーボード愛好家の間で支持されてきたガスケットマウントは,最近ではメーカー製キーボードで採用する例も増えている。このトレンドに,ロジクールもG512 Xシリーズで追随してきたわけだ。
PCとの接続はUSBによる有線接続のみで,ポーリングレート(USBレポートレート)は最大8000Hzである。
ロジクールでは,キーボード内部でのキースキャンの周期と,キーボードからPCへのデータ転送周期のどちらも最大8000Hzで動作することから,本製品を「True 8K」のキーボードであるとうたっている。
機能割り当てをカスタマイズ可能な2つのダイヤルや,本体下部を彩るLEDイルミネーション「LIGHT BAR」も備えており,これらのカスタマイズは,Logicool Gの統合設定ソフト「G HUB」から行う。
専用パームレストは半透明素材を使っているので,LIGHT BARの光がパームレスト全体に拡散するのがポイントだ。
近年のゲーミングキーボード市場では,ラピッドトリガー対応のアナログキースイッチが一種のスタンダードになりつつあるが,すべてのキーでアナログ入力が必要という人は,あまりいないだろう。
その点でG512 Xシリーズは,ユーザーが必要とするキーだけをアナログキースイッチに変えるという仕組みを採用することで,アナログとメカニカルのいいとこ取りを,1台で実現しているのが注目に値するところだ。
3万円台という価格帯はハードルとなりそうだが,興味深いキーボードの登場といえよう。

























