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G-Tune,GeForce 9600M GT搭載ノートPCにSSD搭載モデルを追加
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SSDは「Solid State Drive」の略で,フラッシュメモリを記録メディアにしたストレージだ。HDDのように回転する部分や移動する読み書き装置がないので,アクセス性能,とくにランダムアクセス性能が優れており,さらに衝撃に強く,消費電力も少ないというメリットがある。
搭載するSSDはOCZ Technology製「Core Series V2」の60GBモデルで,MLCタイプのフラッシュメモリを採用し,カタログスペック上の転送速度はリード時170MB/s,ライト時98MB/s。最新型のMLC採用SSDの転送速度としては可もなく不可もなくといったレベルだ。マウスコンピューターはSSD搭載により従来のHDDモデルと比較して2倍のパフォーマンスアップと謳っている。
価格はプリインストールOSによって異なり,Windows XP Home Editionを搭載したM550WX2で22万9950円(税込)。Windows Vista Ultimate搭載のM550WV2は23万4990円(税込)となる。
また,SSD搭載モデルの追加にあわせ,他のNEXTGEAR-NOTE M550WシリーズのBTOオプションとしてもSSDが選択できるようになる。
スペックを全体的に見ると,SSD搭載によるディスクアクセス速度の向上は魅力だが,容量が60GBとかなり小さくなってしまっている点は気になる。しかし,巨大なPCゲームを何本もインストールするのでなければ,さほど不満は出ない容量といえる。また,ノートPCの場合,持ち運び時にHDDが故障する不安が少なくなるというメリットもあり,「設置場所を移動する可能性があるからゲーム用PCとしてノート型を選ぶ」というユーザーにもSSDはお勧めできる。
搭載するGPUがGeForce 9600M GTのため,最新のFPSなど3D描画能力を必要とするゲームには力不足だが,オンラインゲームやカジュアルゲームは快適にプレイできるレベルにある。ゲーマー向けノートPCのスペックとしては十分なものといえるだろう。
SSDを搭載したことで20万円台前半の価格になっており,コストパフォーマンスは微妙といわざるを得ないが,少しでもディスクアクセスの速いPCが欲しいというユーザーにはSSDは魅力のあるモデルだといえるだろう。
●NEXTGEAR-NOTE M550WX2/M550WV2の主なスペック
- CPU:Core 2 Duo T9600/2.80GHz(L2キャッシュ容量6MB)
- マザーボード:Mobile Intel PM45 Express搭載
- メインメモリ:PC2-5300 DDR2 SO-DIMM 2GB×2
- GPU:GeForce 9600M GT(グラフィックスメモリ512MB)
- ディスク容量:60GB SSD(Serial ATA II,OCZ Technology製 Core Series V2)
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ(DVD±R 2層書き込み対応)
- 有線LAN:1000BASE-T
- 無線LAN:IEEE 802.11a/g/n準拠(※nはドラフト準拠)
- サウンド機能:オンボード+内蔵スピーカー
- ディスプレイ:15.4インチワイド液晶,1680×1050ドット,グレア(光沢)タイプ
- 入力機器:日本語キーボード(テンキー付き),タッチパッド
- そのほかの主な搭載機能:Express カードスロット34/54×1,200万画素Webカメラ
- 付属品:Microsoft製レーザーセンサー搭載ワイヤードマウス「Microsoft Laser Mouse 6000」,SteelSeries製マウスパッドとマウスソールのセット「SteelSeries Qck mini with GLIDE MS」
- 本体サイズ/重量:360(W)×259.5(D)×37.5(H)mm/約3kg
- OS:Windows XP Home Edition(M550WX2)/Windows Vista Ultimate(M550WV2)
- 購入特典:とくになし
- 価格:22万9950円(税込,M550WX2)/ 23万4990円(税込,M550WV2)
- 関連タイトル:
G TUNE,NEXTGEAR
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