お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2010/12/06 17:02

業界動向

奥谷海人のAccess Accepted / 第286回:年末年始,ゲーマー向けグッズ購入ガイド

奥谷海人のAccess Accepted

 アメリカにホリデーシーズンがやってきた。ホリデーシーズンはまた,北米最大のショッピングシーズンであり,各店舗でセールス行われる。夜明け前から小売店の前に列ができ,開店と同時に店内に殺到するシーンは,年中行事だ。もちろん,ネットショッピングでもこの時期,さまざまなセールスが行われ,同時にちょっと面白いアイテムが登場したりする。今回は,本連載の年末恒例記事になりつつある,ネットで見つけたちょっと面白いゲーマー向けアイテムをまとめて紹介したい。

第286回:年末年始,ゲーマー向けグッズ購入ガイド

 

アメリカのゲーマー注目の「サイバーマンデー」とは?
image

アメリカでは,メジャーになりつつある「サイバーマンデー」。一家に何台もPCがある現在,オンラインショッピングはいつでもできるのだが,電化製品やコンピューター関連のサイトではこの日からセールスを始めるのが恒例になりつつある。画像は,Electronic ArtsのEA Storeで行われていたセールスのバナーだ

 いよいよ,2010年も最後の月に突入した。ということは,いよいよ北米最大のホリデーシーズン,ショッピングシーズンがやってきたわけだが,その到来を告げるのが,毎年11月の第4木曜日と定められた祝日「感謝祭」だ。感謝祭の翌日の金曜日は「ブラックフライデー」とも呼ばれており,特価セールスが公式に始まる日となる。
 ちなみにこの呼称,有名な「ブラックマンデー」などとは違って悪い意味ではなく,販売店が「黒字」になるからブラックと呼ばれているのだ。
 ともあれ,真っ暗な早朝から量販店やショッピングモールの前に人々が列を作り,開店するやいなや目当ての商品を目指してまっしぐらに突進していく様子は,日本のテレビ番組などでもたびたび登場する。

 加えて近年は,感謝祭直後の月曜日を「サイバーマンデー」と呼ぶようになってきた。サイバーマンデーとは,かつて,感謝祭明けの月曜日になるとインターネットプロバイダのサーバーが軒なみ過負荷になりダウンするという謎の現象を指した言葉で,これは,月曜日に出社した人々の多くが,仕事をサボってオンラインショッピングを楽しんだためだろうとされている。
 PCの所有率が高まり,ブロードバンドが普及した現在,感謝祭明けの月曜日にサーバーダウンが続出するようなことはなくなったが,その名前だけが残り,今では家電やハードウェアのオンラインサイトを中心に大々的なセールスが開始される日のことを指すようになった。

 筆者の場合,とくにサイバーマンデーに限らず,日頃からゲームソフトやPCの周辺機器,さらには衣服や雑貨にいたるまで,必要なものはほとんどオンラインショッピングでまかなっているが,やはりこの季節になると,これといった目当てもなくオンラインショッピングサイトを覗く時間が増えるような気がする。

 父親としては子供達へのクリスマスプレゼントも気になるところで,なるべくリーズナブルな値段で喜んでもらえるものを選びたい。とはいえ子供も大きくなると,プレゼントを見て「あの店で,いくらで売ってたやつだ!」と言い出すようになり,あまり安上がりにすませるわけにもいかない。
 そのため,金額や売っている店の分かりにくいプレゼントを探すのにネットを探し回るわけだが,そうやってウィンドウショッピングをしていると,知らず知らず,ゲーマー的な視点で珍しい品を探し始めてしまう。今回は,そんな感じで筆者の目についたゲーマー向けのアイテムを紹介してみたい。

 

Epic Mickey Wiiチャージャー・ステーション

image

定価:49.99ドル

 欧米では2010年11月10日に発売され,メディアやファンから高く評価されているWii専用のアクションアドベンチャー,「Epic Mickey」。大きなヒットを予想していたのだろう,周辺機器メーカーのPDPがEpic MickeyをモチーフにしたWiiリモコン用の充電器を発売している。ゲームの舞台であるWastelandでミッキーの仲間達を悩ますPhantom Blotがコントローラーを奪い,それをミッキーが取り戻そうとしているようなシーンが立体化されている。
 またPDPは,この充電器のほかに,Epic Mickeyでミッキーが手に持って戦う絵筆の形をしたヌンチャクコントローラーも発売している。モノがすでに少なくなりつつあるのか,どちらもオークションサイトで定価の倍ほどの値段がついている。ゲームの評価は高いものの,セールス面では苦戦している様子のEpic Mickeyだが,ゲームとはあまり関係ないミッキーファンのコレクター魂を刺激していることは間違いなさそうだ。

PDP公式サイト: http://www.pdp.com

Marston & Son Hunting Schoolパーカー

image

定価:25ユーロ

 「Marston & Son」と聞いてピンときた人もけっこういるかと思うが,そう,このフード付きスウェットシャツ,つまりパーカーは,西部開拓時代に生きる人々を描き,世界中で大ヒットしたアクションゲーム「Red Dead Redemption」をテーマにしたグッズだ。
 Red Dead Redemptionでは,ゲームの後半,主人公のジョン・マーストンが反抗期を迎えた息子と再会し,ハンティングを通して親子の絆を育んでいくシーンが描かれる。このパーカーはそんなストーリーを踏まえた,架空の「マーストン親子のハンティングスクール」のグッズであり,グリズリーをあしらったアートの下には,「シャープシューターになる方法を教えます。有名なデッドアイをマスターしましょう」と書かれている。赤と茶色があり,同じロゴの入ったTシャツも15ユーロで売られている。
 ただし,あくまで非公式のグッズであり,どこにもRed Dead Redemptionの文字は入っていないし,ゲームを知らないとMarston & Sonも意味不明だろう。
 これらゲーマー向アイテムを販売しているGamerPrintは,そのほかにも「Halo: Reach」「BioShock 2」,そして「Alan Wake」などのほか,「ファイナル・ファンタジー」シリーズや「メタルギア ソリッド」など,日本のゲームをモチーフにしたグッズもいくつかデザインしている。

GamerPrint公式サイト: http://www.gamerprint.co.uk/

Gears of War 2 Locust Droneデザイン彫像

image

定価:649.99ドル

 「Gears of War 3」が,2011年春の発売予定から少し遅れそうだというウワサも聞こえてきているが,Epic Gamesはアクションフィギュアのオンライン専門店Entertainment Earthと組んで,前作「Gears of War 2」にも登場する敵,Locust Droneの胸像を限定販売する予定になっている。
 この胸像,なによりその値段にビックリしてしまうが,Epic Gamesのアートディレクター,Chris Perma氏が制作し,ハリウッドのクリーチャーデザイナーとして有名なアーティスト,Jordu Schell氏が1つ1つペイントしていくという,とんでもなく手間のかかった作業を経て生み出されるものなのだ。2011年1月から500個限定で発売される予定だが,GoWファンにとってはたまらないアイテムになりそうだ。高さは30cmほどで,骸骨マークのタグも付いてくる。厄除けとして玄関においておくと御利益がありそうだが,よく考えると,盗まれてしまうかもしれない。

Entertainment Earth公式サイト: http://www.entertainmentearth.com/

Cyborg R.A.T.7 Gaming Mouse

image

定価:99.99ドル

 筆者が長年愛用してきたマウス,LogitechのMX518は,もうロゴも読めなくなるほど使い込まれており,さすがに更新時期だ。そこで,何か面白いものはないかとネットを探していたときに引っかかったのが,このMad Catzの新シリーズ「Cyborg R.A.T. Gaming Mouse」だ。
 センサー解像度や機能の有無によって,4種類あるCyborg R.A.T.だが,掲載した写真は5600dpiの「R.A.T.7」のもの。ぱっと見,これがマウスかと言われそうなクレイジーなデザインだが,じっと見ていると,そのメカニカルなフォルムが非常にカッコ良く思えてくるから不思議だ。マウスのあちこちにあるネジは,ボディの長さから小指で押すボタンの位置まで細かく調節するためのものらしい。使い勝手についてはよく分からないが,少なくとも,こんなイカつい形のマウスを持っているだけでも天下無敵な気分にさせてくれそうだ。

Mad Catz公式サイト: http://www.cyborggaming.com/prod/rat7.htm

2011 Jeep Wrangler Call of Duty: Black Ops Edition

image

定価:3万625ドルから

 ゲームのタイアップ商品は数々あれど,ここまで高額の自動車というのは初耳だ。この特別仕様車は,クライスラーのJeepブランドとActivisionのコラボレーションによって生まれたもので,発売中の「Call of Duty Black Ops」にも登場する車両だ。見覚えのあるプレイヤーも多いかも知れないが,つまりゲームに登場した車を,実際に売り出しちゃったわけだ。
 このBlack Ops Editionは,「ステルスブラック」と呼ばれる漆黒のボディに,32インチのオフロードタイヤをはき,タイヤにはMineral Grayの特殊仕様ホイールがはめ込まれている。さらに,部品メーカーであるMoparのテールランプガードと燃料タンク,そして特製ドアが使用され,もちろんCall of Duty: Black Ops Editionの文字も書き込まれている。
 ほかにもいろいろとオプションがあるようだが,上記のバージョンで通常のJeep Wranglerよりも2000ドルほど高いとのこと。さすがに誰でも買えるものではないが,熱烈なCoDファンなら,もしかして……。

Jeep Wrangler公式サイト: http://www.jeep.com/en/callofduty/

 

■■奥谷海人(ライター)■■
本誌海外特派員。サンフランシスコ在住の4Gamer海外特派員。ゲームジャーナリストとして長いキャリアを持ち,多様な視点から欧米ゲーム業界をウォッチし続けている。2004年に開始された本連載「奥谷海人のAccess Accepted」は,4Gamerで最も長く続く連載だ。
  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:05月05日〜05月06日