オススメ機能
Twitter
お気に入り
記事履歴
ランキング
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第637回「左地獄からの生還」
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2021/06/17 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第637回「左地獄からの生還」

画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第637回「左地獄からの生還」

著者近影
画像集#003のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第637回「左地獄からの生還」
 左地獄,始まりました
 こう書くと,若干政治的な話かな? と思われそうな,そうでもないような感じに受け取られるかもしれないけど,違いますよ。あと,私の息子のポジションの話でもありません。実際ちょっと左ではあるけども,地獄を見ているほどではない。購入して1か月ちょっと経つPlayStation 5の話ですよ。

 今のところ,私はPlayStation 5には満足している。確かにね,じゃあPlayStation 5じゃないと遊べないタイトルって何よ? って聞かれたら即答はできない。あるにはあるけども,では決して安くはない本体を買ってまでそのタイトルをプレイするべきか? という視点に立つと,現状ではそこまでではないかな,と私は思っている。もちろん好みはあるわよ。
 でも,PlayStation 5自体には満足している。どういうことかというと。私は,PlayStation 5をぜいたく品として捉えているの。少しずつだけど手に入りやすくなり始めたとはいえ,まだまだ入手困難なPlayStation 5を購入した。そのこと自体に満足しているのよ。
 例えば,私の世代で言うと「キンケシ」や「ビックリマン」シールがそれ。私の世代ではないけど「遊戯王」のカードや「妖怪メダル」もそうなのかな? いわゆるコレクションアイテムみたいなもの。必死になって手に入れるんだけど,「じゃあそれが何の役に立つの?」って母親が突きつけてくる言葉に対して,さほど意味のある回答はできない。だって,手に入れること自体が楽しいんだもの。そこに意義があるわけで,それ以上の意味なんてない。
 消しゴムとして考えるとキンケシの質は悪いし,そもそも一度ノートの字を消そうと試したことがあるくらいで,字を消すために存在しているわけではないこともすぐ理解できた。ビックリマンシールだって,シールとして貼って使ったことはない。悪魔とお守り以外は。
 でも,趣味ってそういうものじゃない? 興味のない他人から見れば,実に不毛なものなんですよ。中にはお掃除だったり,英会話だったりといった実用的な趣味を持つ人もいるけどね。でも,世の中にあるだいたいの趣味が不毛
 一見それっぽく見えるベタな趣味の代表格,読書だって不毛っちゃあ不毛よ。知識が増えるという側面はあるけれど,それはゲイムだってそうだし,ほかの趣味でもその分野の知識は増えるからね。そして読書好きは多くの場合,知識を増やすために本を読んでいるわけじゃない。本を読むのが好きで読んでるんだと思う。私がそうだから。
 ドライブだって例外じゃない。興味のない人から見れば高いお金をかけて車を買って,ガソリンを消費して,時間も使って,しかも事故に巻き込まれる可能性だってあるようなことをしているわけだから。ゴルフなどのスポーツもそうね。運動は身体にいいかもしれない。でも,逆に運動でケガをすることだってある。そういうことなんですよ趣味って。基本的には不毛。だって,好きだからヤッているってだけなんだから。

 話は逸れたけども,今のところ私にとってのPlayStation 5もそうなのですよ。今すぐヤりたいタイトルがあるわけじゃない。ただ,最新鋭のゲイム機を持っている。興味がない人からすると,バカみたいな話ですよ。でも,それでいい。それがいい。後悔する必要なんてない。だって趣味なんだから。
 ……って思っていたんですね。でも,始まっちゃったんです。左地獄が。ある日から,こちらが触っていなくてもDualSenseの左スティックが常に左に入力した状態になってしまう。これを私は左地獄と呼んでいます。
 これ,用語としては「ドリフト現象」と言うらしいですが。これはPlayStation 5に限った話ではなく,アナログスティックを採用したコントローラでは起きがちな事態のようですな。こいつを体感してしまったわけです。
 右への入力が効かないわけじゃないんです。右に倒すと右にちゃんと進みます。だから,プレイできなくなるわけではない。ただ,人間って失ってはじめてその存在の大切さが分かるもので。ゲイムをプレイするうえでは思っている以上に,左アナログスティックをどの方向にも倒していない時間があるわけですよ。その空白の時間が,全部左に動いちゃうのです。
 「バイオハザード ヴィレッジ」PC / PlayStation 5 / Xbox Series X / PlayStation 4 / Xbox One)をプレイしていたら,敵に見つからないように身を潜めていると勝手に左に行って「ここにいますよー」的な飛び出しをするわけですよ。照準を合わせたら1秒後にはもう照準が外れて無駄撃ちしてしまうのです。アイテム選んだと思ったら,カーソルが左にずれて使いたくない薬を使ってしまうことにもなります。
 私のライフワークである「eFootball ウイニングイレブン 2021 SEASON UPDATE」でも,勝手に左にドリブルされたりパスがずれたりして一気に勝てなくなるわけです。6連敗しちゃいましたよ。プレイできなくはないけど,キツい。これが左地獄です。

 このままでは,私はPlayStation 5そのものを憎んでしまう。
 そう思い,番組では一生懸命探してみました。そして見つけました。今日,スタジオに来てもらっています。解決方法さんです。何はともあれ,DualSenseをリセットする必要があるみたいですね。まず,PlayStation 5本体の電源を切ります。そして,DualSenseの後ろを見てください。小さな穴があることに気付くと思います。そこに細い針のようなものを差し込んで,手応えがあったら5秒程度長押しします。これで完了。穴がけっこう狭いので,気を付けてください。つまようじでは入りませんでした。家庭には意外と細い針金は目につくところに無いので焦ります。私としてはクリップを伸ばして使うのがオススメです。基本的には,これで解決しなければもう諦めるしかありません。

画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第637回「左地獄からの生還」

 もっとも,不具合がある場合はソニー・インタラクティブエンタテイメントが修理等のサポートをしてくれるらしいのですが,検査や修理のためにDualSenseを預けている間は,ゲイムをプレイできないことになります。なので,結果的にDualSenseを買い替えることになるのです。私のように。趣味にはお金がかかるもの,と思って納得しようとしています。←今ココ。

 というわけで左地獄が始まり,そしてお金の力で現世に戻ってきた1週間でございました。地獄の沙汰も金次第とはよく言ったもので。
 ただ,それでも私はPlayStation 5を買ったことに後悔なんざございませんよ。これから面白いゲイムをいっぱい出してくれるんだろうしね! 私,知っているから。PlayStation 5に値段以上の価値が生まれてくるのはここからだってこと。
 なので,今このタイミングで無理をする必要は決してないけれど,欲しいと思っていてそのチャンスが巡ってきたならば,手に入れておいていいんじゃないかなPlayStation 5。と,あらためて思っております。それではまた来週。

今週のハマりゲイム
PlayStation 5:「バイオハザード ヴィレッジ
Nintendo Switch:「大航海時代IV with パワーアップキットHD version
iOS:「龍が如く ONLINE
iOS:「今三国志
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の6月20日に東京・後楽園ホール大会「BLACK OUT presents KING OF DDT 2021 2nd ROUND」を開催します。ディーノ選手は「ステーキ食いやがれpresents岡田佑介DDTプロレス所属記念!お戯れシリーズ第三章」として,岡田佑介選手と対戦予定。この試合には、ビッグダディこと林下清志氏が特別立会人として登場します。ディーノ選手によると「いろんなものが重なった試合だけど,ぶっつぶすのはいつもと変わらない」そうです。
  • 関連タイトル:

    PS5本体

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:03月18日〜03月19日