Mad Catzは,主会場近くのホテルに,プライベートブースを構えていた
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米国ラスベガスで現地時間2016年1月6〜9日の日程で開催された「CES 2016」において,Mad Catz Interactiveは,複数のゲーマー向け新製品を出展していた。そのうち,小型キーボードを搭載するワイヤレスゲームパッド「
S.U.R.F. R」についてはレポート済みだが,本稿では国内未発表の新型ヘッドセット2製品を紹介したい。
HDMI接続のバーチャルサラウンド対応ヘッドフォン
Katana HD 7.1
最初に取り上げるのは,2015年11月に世界市場で発表済みのワイヤレスヘッドセット「
TRITTON Katana HD 7.1 Wireless Gaming Headset」(以下,Katana HD 7.1)だ。北米市場では現在,予約受け付けを行っている最中だ。
機能やスペックの詳細は,
発表時の記事を参照してもらうとして,ここでは実機の写真を中心に説明していこう。
Katana HD 7.1のヘッドセット本体
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Katana HD 7.1は,ワイヤレスタイプのヘッドセット本体と,小型のワイヤレストランスミッタからなる。ワイヤレストランスミッタがHDMI入力に対応し,HDMI接続したPCやゲーム機から送られてきたサウンド信号をワイヤレスヘッドセットへ送りつつ,HDMIパススルーで映像機器へビデオ信号を送出できるようになっている。また,「
DTS Headphone:X」技術によるバーチャル7.1chサラウンドサウンド機能に対応するのもトピックといえるだろう。
DTS Headphone:X対応のゲーマー向けワイヤレスヘッドセットというと,Logitech G/Logicool Gの「
G933 Artemis Spectrum Wireless Surround Gaming Headset」(以下,G933)を思い浮かべる読者も多いだろうが,あちらは,DTS Headphone:Xを利用できるのがPCとの接続時に限られる。それに対してHDMI接続対応のKatana HD 7.1は据え置き型ゲーム機との接続時にもDTS Headphone:Xを利用できるというのがポイントだ。
付属のワイヤレストランスミッタ。上部の四角い部分が電源ボタンで,電源をオンにすると,前面のTRITTONブランドロゴが青く光る(左)。背面(右)には,左からHDMI入力,給電専用のUSB Micro-Bポート,アナログ音声入力用の3.5mmミニピン端子,HDMIパススルー出力が並ぶ
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ヘッドセット本体は,左右エンクロージャやアームバンドをプラスチック製のカバーが覆う,いつものTRITTONデザイン。もっというと,TRITTONブランドの従来製品「
TRITTON Warhead 7.1 Wireless Surround Headset」と同じデザインか,限りなく近いデザインである。
左側エンクロージャには着脱式のブームマイクを取り付けられるようになっている。面白いのは,ブームマイク接続端子が3.5mmのステレオミニピン仕様になっており,マイクを外してラインケーブルを接続すれば,アナログ接続型のステレオヘッドフォンとしても利用できるようになっている点だ。もちろん,その場合はG933のアナログ接続時と同じく,DTS Headphone:Xを利用できなくなるが,ワイヤードヘッドセットとしても利用できる点は押さえておきたい。
左エンクロージャ部のブームマイクは取り外しできるようになっており,ここにユーザー側で用意したステレオラインケーブルを接続すれば,アナログ接続型ヘッドフォンとしても利用できる
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左エンクロージャの後ろ側には,マイクの音量調節ダイヤルがあり(左),ダイヤルの押し込みによってマイクミュートのオン/オフ制御も行える。左エンクロージャの内側,イヤーパッドの上には,ワイヤレストランスミッタとの接続ボタンがあった(右)
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右エンクロージャの上側前面には,イコライザ機能のオン/オフボタンが(左),上側背面には音量調節ダイヤルがある(右)。ちなみに,右エンクロージャの下側には,ゴム製カバーに覆われた中にヘッドセット充電用のUSB Micro-Bポートがあった。なお,ユーザーによるバッテリーの交換には対応していない。
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ブースで体験できたデモは,映画を使ったものだったので,ゲームにおけるサラウンド再生は試せなかったのが残念だ。国内で発売される可能性はあるとのことなので,登場したらぜひ試してみたい。
HDMI入力が1系統しかないので,接続対象機器のつなぎかえが必要になるのは玉に瑕だが,PCだけでなく,ゲーム機や,やろうと思えばAV機器とも接続して使えるDTS Headphone:X対応ヘッドセット,今後の動向が楽しみな製品である。
外れにくいインイヤー型ヘッドセット
E.S.PRO 1
E.S.PRO 1の製品ボックス
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もう1つのゲーマー向けヘッドセット新製品は,両耳用となるインイヤー型の「
E.S.PRO 1」である。Mad Catzブランドのゲーマー向け製品としては,初めてのインイヤー型ヘッドセットではないかと思うが,こちらは北米市場だとすでに販売中。直販価格は
49.99ドル(税別)となっている。
E.S.PRO 1を見てみると,インイヤー型としては大きなハウジングとゴム製の小さなフックを備えるという,一風変わったデザインをしている。フックがあるために,パッ見ではいわゆる耳掛けタイプのヘッドフォンに見えるかもしれないが,実はそうではない。
E.S.PRO 1の左側。大きなハウジングから,小型のブームマイクが伸びている
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反対側から見た状態。小さなフック状の部品があるので,耳掛けタイプのヘッドフォンのように見える
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後ろ側から見た状態。大型ハウジングとイヤーキャップの間に,フックの部品をはめこんだような形だ
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大型ハウジング内には,直径13.5mmのドライバーユニットを内蔵している。この大型ハウジングを安定した状態で装着するための工夫がフックであり,このフックは,耳の外周(耳輪)ではなく,耳の穴を囲むようにある凹み(対輪)部に填め込んで使うのである。製品説明を担当したMad Catzの
Dalin Cienfuegos氏に装着してもらった下の写真を見ると,仕組みが分かりやすいだろう。
E.S.PRO 1の左側を装着してもらったところ。真横(左)からでは分かりにくいが,斜め前(右)から見ると,小さなフックが凹みに填まっているのが分かる
![画像ギャラリー No.014のサムネイル画像 / [CES 2016]Mad Catzの国内未発表ヘッドセット2製品をチェック。ゲーム機でも使えるDTS Headphone:X対応モデルと外れにくいインイヤーモデルは要注目だ](/games/097/G009735/20160110001/TN/014.jpg) |
![画像ギャラリー No.015のサムネイル画像 / [CES 2016]Mad Catzの国内未発表ヘッドセット2製品をチェック。ゲーム機でも使えるDTS Headphone:X対応モデルと外れにくいインイヤーモデルは要注目だ](/games/097/G009735/20160110001/TN/015.jpg) |
筆者も試してみたが,耳の穴にイヤーキャップをはめ込んでから,耳のくぼみにフックがフィットするように,イヤーキャップを軸に回転させると,うまく填まった。この状態ではヘッドセットが簡単に抜け落ちたりはしなくなるので,なかなか良くできた仕組みだと思う。
インラインリモコンには,音量調節スライダーとマイクのミュートボタンがある
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ヘッドセットとしての基礎的な仕様を説明しておくと,接続インタフェース部分は4極タイプの3.5mmミニピン端子で,3極×2の分岐ケーブルも付属している。インラインリモコンは,左ハウジングから伸びるケーブル上にあり,音量調節スライダーとマイクのミュートボタンがあるだけというシンプルなものだった。
国内での販売時期や価格は未定だが,ゲーム用としてインイヤー型ヘッドセットを検討している人なら,E.S.PRO 1は選択肢の1つとなるのではないだろうか。