AMD，ワークステーション向けグラフィックスカード「Radeon Pro WX 3200」を発表。Polaris世代GPUを搭載するエントリー市場向け

Radeon Pro WX 3200

　北米時間2019年7月2日，AMDはPolarisベースのGPUを搭載したプロ向けグラフィックスカード「Radeon Pro WX 3200」を発表した。北米市場におけるメーカー想定売価は199ドル（約2万1400円）。2019年第3四半期にパートナー企業から出荷を開始するとのことだ。

　本製品は，シングルスロットのロープロファイルカードで，CADエンジニアや建築業界の設計者などが使う小型ワークステーションに向けに設計されたという。

　Radeon Pro WX 3200は，10基のCompute Unit（以下，CU）を備え，128bit接続の4GB GDDR5メモリを搭載しているとのことで，10CU版の「Radeon RX 550」に近いスペックだ。演算性能は1.66TFLOPSで，前世代のRadeon Pro WX 3100から33％向上したとしている。

　また，4基のMini DisplayPortによって，4台の4Kディスプレイ，または1台の8Kディスプレイに出力できるのも特徴であるという。

●Radeon Pro WX 3200の主な仕様

• シェーダプロセッサ数：640基
• Compute Unit数：10基
• メモリタイプ：GDDR5
• メモリ容量：4GB
• メモリバス帯域幅：96GB/s
• TDP：50W
• 出力インタフェース：Mini-DisplayPort 1.4×4

AMDのRadeon Pro WX 3200製品情報ページ（英語）