ヨコハマ・ディビジョンの個別ストーリー序盤を4Gamerで独占公開。「ヒプマイARB」先行プレイレポート

　2017年に始動し，エンターテインメント業界を賑わし続けている音楽原作キャラクターラッププロジェクト，通称「ヒプマイ」こと「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」。

　音楽CDやコミカライズ，舞台といったさまざまな展開を行ってきた本プロジェクトから，この春ついにゲームアプリ「ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-」（iOS / Android。以下，「ヒプマイARB」）がリリースされる。

　今回，ひと足早くプレイする機会を得たので，その内容についてレポートしていこう。なお，本作は複数の媒体で記事展開が行われるが，それぞれで公開する個別ストーリーのディビジョンは異なる。4Gamerではヨコハマ・ディビジョンの個別ストーリー序盤を独占公開するので，ぜひチェックしてほしい（詳細なネタバレはないのでご安心を）。

■目次
1．世界観＆ストーリー紹介
2．登場キャラクター紹介
3．リズムゲーム先行プレイ
4．ヨコハマ個別ストーリー先行プレイ

ストーリーはフルボイス！
ゲームオリジナルの展開をチェックせよ

　「ヒプマイARB」では，ゲームアプリオリジナルのストーリーが展開される。物語はH歴3年，中王区が主催する新しいエンターテインメントラップバトル「Alternative Rap Battleオルタナティブラップバトル」の開催から始まる。

H歴3年。
中王区が主催する新しいエンターテインメントラップバトル
『Alternative Rap Battle（オルタナティブラップバトル）』の開催が決定し、
各ディビジョンから多くの参加者が名乗りを上げた。

優勝賞金は『5000万円』
テリトリーを奪い合うバトルとは趣向が異なり、
決勝・準決勝ステージでは中王区が招待した
人気DJがバトルをより熱く盛り上げていく。

迎えた決勝・準決勝ステージ当日。
トーナメントを勝ち上がり、
中王区のバトルステージに立つディビジョンメンバーと
彼らのバトルを間近で見届けようと集まった観衆の中に、
一人のDJとその弟子の姿があった。

DJの名は、『満天星 呂駒呂（どうだんつつじ ろくろ）』。
中王区に招待され、決勝・準決勝ステージでDJを務める人物だ。

そして、呂駒呂を超え、最上で唯一無二のDJとなるべく
日々鍛錬を重ねる呂駒呂の弟子。
それが本作の主人公（あなた）。

Alternative Rap Battleに参加する
『Buster Bros!!!』『MAD TRIGGER CREW』
『Fling Posse』『麻天狼』と出会った主人公は
DJ修行の傍ら、エンターテインメントバトルの枠を大きく超える
大事件に巻き込まれていくことに――。

　この「Alternative Rap Battle」には，中王区が招待した人気DJが参加し，優勝すると賞金5000万円が与えられる。
　通常のラップバトル――領土を賭けて戦うテリトリーバトル（Division Rap Battle）とは異なり，エンターテインメント性が強く，娯楽としてのラップバトルと言えるだろう。これまでのテリトリーを奪い合う「Division Rap Battle」とはそういった点でも異なってくる。


　そしてトーナメントを勝ち上がり，中王区のバトルステージに立つディビジョンを見つめる“あなた”は，決勝・準決勝ステージでDJを務める“満天星呂駒呂どうだんつつじ ろくろ”の弟子（見習いDJ）という立ち位置だ。

　あなたは呂駒呂を超え，唯一無二のDJを目指すなかでディビジョンメンバーと出会い，エンターテインメントバトルの枠を超える大事件に巻き込まれていくことになる。

彼こそが満天星呂駒呂

　前述のとおり，本作ではゲームアプリオリジナルのストーリーが展開される。メインシナリオは，プロローグに続いてディビジョンごとに4つのストーリーが用意されている。このメインシナリオに関しては，メイン＆サブキャラクターはもちろん，モブも含めてすべてフルボイスだ。
　ストーリーを進めていくと，選択肢が表示される場面も。答えによってキャラクターの反応は少し変わるので，すべて見たくなってしまう。

プレイヤー（主人公）に話しかける一郎。このあとプレイヤー名を決める

どちらの反応も気になる選択肢が多い！

　なお，プロローグには，Alternative Rap Battleに出場する4ディビジョンのキャラクターが勢揃い。ゲームアプリで見ることのできるキャラクターのさまざまな感情により，彼らの存在をリアルに感じられるだろう。

ディビジョンをまたいだ絡みもある。この3人といえば……

　次は，現在までに明らかとなっているキャラクターを，ゲームアプリ内で展開されるカードイラストとともに紹介していこう。

個性が魅力のヒプマイキャラクター

■イケブクロ・ディビジョン - Buster Bros!!!
山田一郎やまだ いちろう
MC NAME：MC.B.Bエムシービッグブラザー
CV：木村 昴

「地べたを見てるやつに一生いいことなんて起きない」
You'll never find a rainbow if you're looking down.

元【The Dirty Dawg】メンバー。
山田家長男。萬屋ヤマダの経営者。
かつてはイケブクロでは名を知らない者がいないほどの不良だった。
情に厚く、困っている者は見捨てられない正義漢。
兄弟思いで面倒見が良いため、誰からも慕われている。
アニメ鑑賞が好きで、ラノベは新刊を全て読み漁るほどのオタク。
ヨコハマ・ディビジョンの碧棺左馬刻とは犬猿の仲。

山田二郎やまだ じろう
MC NAME：MC.M.Bエムシーミドルブラザー
CV：石谷春貴

「歳をとったから遊ばなくなるのではなく、遊ばなくなるから歳をとる」
We don't stop playing because we grow old; we grow old because we stop playing.

山田家次男。
喧嘩に強く、イケブクロ・ディビジョンの顔役。
皆に慕われる兄・一郎の背中を見て育ったため、
兄のことを神格化し、自身も不良になった。
兄の影響で、アニメやラノベに詳しく、
兄のことをバカにされるのは我慢出来ない。
弟の三郎とは常に小競り合いをしている。

山田三郎やまだ さぶろう
MC NAME：MC.L.Bエムシーリトルブラザー
CV：天﨑滉平

「あらゆる昇るものは沈み、あらゆる成長には老いがある」
Everything that rises sets, and everything that grows, grows old.

山田家三男。
兄たちとは違い、何でもそつなくこなす天才肌。
不良にはならなかったが、長男・一郎のことは尊敬している。
人当たりはいいが、
自分より下だと思った瞬間に小馬鹿にしたような態度をとり、
性格がひん曲がっているため、友達は少ない。
そのため、趣味のボードゲームやカードゲームを
一緒に出来る相手を常に探している。

■ヨコハマ・ディビジョン - MAD TRIGGER CREW
碧棺左馬刻あおひつぎ さまとき
MC NAME：Mr.Hcミスターハードコア
CV：浅沼晋太郎

「公平なものなど存在しない」
Life is not fair.

元【The Dirty Dawg】メンバー。
ヨコハマ界隈を仕切るヤクザ。
常に不機嫌そうな顔で、気に食わないことがあるとすぐに喧嘩を始めるが、
女性には絶対に手を出さない。
ヤクザになったのは可愛がっている妹のため。
その妹からもらった手作りのお守りを大切にしている。
イケブクロ・ディビジョンの山田一郎とは犬猿の仲。

入間銃兎いるま じゅうと
MC NAME：45 Rabbitフォーティファイブ ラビット
CV：駒田 航

「リスクを取る勇気がなければ、何も達成することがない人生になる」
He who is not courageous enough to take risks will accomplish nothing in life.

現役の警官。
薬物を排除するため選んだ仕事だったが、ヤクザの世界に馴染み、
暴行、収賄、横領、ゆすり、たかり等の悪事を働いている。
担当の組にいた左馬刻とは持ちつ持たれつの関係。
面倒見が良く、ヨコハマ・ディビジョンのまとめ役に回ることが多い。
口癖は「しょっぴかれたいのか」。

毒島メイソン理鶯ぶすじま めいそん りおう
MC NAME：Crazy Mクレイジーエム
CV：神尾晋一郎

「そのために死ねる何かを見つけていない人間は、生きるのにふさわしくない」
I submit to you that if a man hasn't discovered something that he will die for, he isn't fit to live.

元海軍の一等軍曹。
父がアメリカ人、母が日本人のハーフ。
元軍人らしく、隙を見せず、敵に対しては容赦しない。
通常は穏やかで、人に尽くすことが好き。
料理の腕は、「一応」プロ級。

■シブヤ・ディビジョン - Fling Posse
飴村乱数あめむら らむだ
MC NAME：easy Rイージーアール
CV：白井悠介

「楽観主義者はドーナツを見て、悲観主義者はその穴をみる」
The optimist sees the doughnut, the pessimist sees the hole.

元【The Dirty Dawg】メンバー。
ファッションデザイナー。
小学生のような幼い見た目だが、頭の回転が速く、
自分がどう見られているか解っている。
天真爛漫で遠慮がなく、空気を読まない発言も多いが、持ち前の可愛らしさで愛されている。
凄まじくモテるが特定の相手は作らない。
頭をなでると、笑顔でキャンディをくれる。
シンジュク・ディビジョンの寂雷とは犬猿の仲。

夢野幻太郎ゆめの げんたろう
MC NAME：Phantomファントム
CV：斉藤壮馬

「何のために意味なんか求めるんだ？
人生は願望だ、意味じゃない」
what do you want meaning for?
Life is desire, not meaning.

作家。
書生のような格好をしている。
道行く人の半生や、今後の人生を勝手に想像するのが趣味。
説得力のある嘘をつくので、気づかれないことが多いが、相手が信じ込んだところで、「まぁ嘘だけどね」とからかう。

有栖川帝統ありすがわ だいす
MC NAME：Dead or Aliveデッド オア アライブ
CV：野津山幸宏

「自分の生きる人生を愛せ、
自分が愛する人生を生きろ」
Love the life you live.
Live the life you love.

ギャンブラー。
有り金はもちろん、自分の命すら賭けのテーブルに載せるほどのギャンブル狂。
地道や堅実といった言葉が大嫌いで、生まれ持った強運で生き残ってきた。
物事を決めるときには、常に携帯しているサイコロで判断する。
すかんぴんなことが多く、食べ物を与えられるとすぐに懐く。

■シンジュク・ディビジョン - 麻天狼
神宮寺寂雷じんぐうじ じゃくらい
MC NAME：ill-DOCイルドック
CV：速水 奨

「人生の唯一の意義は、人のために生きることである」
The sole meaning of life is to serve humanity.

元【The Dirty Dawg】メンバー。
天才医師。
長身痩躯でミステリアスな雰囲気を持っている。
独特のフローで相手を回復させることが出来る。
変人を好み、シブヤ・ディビジョンの乱数にも興味を持っていたが、今は犬猿の仲。
座禅と釣りが趣味で、一二三を誘って釣りに行くこともある。

伊弉冉一二三いざなみ ひふみ
MC NAME：GIGOLOジゴロ
CV：木島隆一

「今日という日は、残りの人生の最初の日である」
Today is the first day of the rest of your life.

ホスト。
あけすけでチャラチャラした口調だが、実は極度の女性恐怖症。
それを克服するためにホストになり、努力の末、
「スーツを着ると女好き」へと変貌するようになった。
手先が器用で、インドア系からアウトドア系まで趣味は多岐にわたる。
独歩とは小学生からの付き合いで、独歩の破れたスーツを直す事もしばしば。

観音坂独歩かんのんざか どっぽ
MC NAME：DOPPOドッポ
CV：伊東健人

「本当の世界は想像よりもはるかに小さい」
The real world is much smaller than the imaginary.

サラリーマン。
医療系機材会社の営業で、特徴がないことが特徴。
悲観主義者で、何でもネガティブに考える性格のため、友達が少ない。
一二三は唯一の友人で、小学校時代からの幼馴染。
一二三のせいでひどい目に合うこともあるが、感謝もしている。

　さらに，本作では以下のゲームアプリオリジナルのキャラクターが登場する。彼らがどのような活躍を見せるかも楽しみだ。

■ゲームアプリオリジナルキャラクター

満天星呂駒呂（どうだんつつじ ろくろ）
DJ NAME：DJ ROKURO（でぃーじぇーろくろ）
CV：楠 大典

アミリア・百鬼（あみりあ なきり） CV：千菅春香

寒苦鳥等閑（かんくちょう なおざり） 通称：達磨（だるま） CV：佐々健太

DJになりきって「KILLER SCRATCH!!」

　メインストーリーと並んで本作の推しポイントである「KILLER SCRATCH!!キラースクラッチ」は，出現したノーツをタイミングよくタップしていくリズムゲームだ。
　ノーツの種類は，「タップノーツ」「フリックノーツ」「ロングノーツ」といった通常のリズムゲームで見られるもののほか，本作オリジナルの「スクラッチノーツ」の4種類。それぞれの仕様については後述しよう。

　また，リズムゲームの画面はDJのターンテーブルのようなスタイル。これに加えてプレイ中は，LIVEやMVでもお馴染みの大胆なリリック演出が楽しめ，ヒプマイの世界観を体感できる仕様となっている。

Check1．さっそく始めてみよう
　リズムゲームを始める前に，まずは「デッキ編成」で好きなカードを編成しておこう。編成が済んだらリズムゲーム画面で，今度はサポートメンバーを選択。サポートメンバーはランダムで表示されるので，パラメータを参考にしてもいいし，好きなキャラクターを使ってもいい。次の画面でデッキの最終確認ができるので，やっぱりメンバーをチェンジしたいとなったら変更も可能だ。プレイ序盤なら，あまり気にせず好みで選んでしまおう。

　ちなみにデッキに編成するカードは「Gコレクト」で獲得できる。ここでの演出もヒプマイらしく華やかかつクールなので，ぜひお見逃しなく。試しに挑戦してみたところ，形容しがたいほどステキな先生のキャラクターカードがゲットできた（下記の画像はヨコハマです）。


Check2．楽曲はパートごとに選択可能
　次に，プレイする曲と難度を選択する。楽曲は1曲フルではなくパートごとに分かれているので，好きなディビジョンやキャラクターが歌っている箇所で遊べるのが嬉しい。なお，難度はEASY，NORMAL，HARD，EXPERTの4段階なので，自分のスキルに合わせて選ぼう。

Check3．盤面が動く「スクラッチノーツ」に注意！
　先述したとおり，ノーツの種類は4つ。判定ラインに合わせてタップする「タップノーツ」，左右どちらかにフリックする「フリックノーツ」，表示されるラインに沿って押し続ける「ロングノーツ」，そして表示されるラインに沿って押し続けると“盤面が一緒に回転する”「スクラッチノーツ」がある。


　楽曲の難度が上がれば，出現するノーツの種類も増えるため，片手でロングノーツやスクラッチノーツを押している間に，タップやフリックノーツが降ってくる……ということもある。このスクラッチノーツがくせ者なのだが，うまくこなせたらかっこいいので極めたくなった。

Check4．まるで本物のDJのような気分に
　「KILLER SCRATCH!!」は，どんなに失敗してもゲームオーバーがなく，必ず最後までプレイできる（途中で止めたい場合は中断，一時停止して再開することも可能）。クリアする自信はないけど，気軽な気持ちでEXPERTに挑戦できるのは嬉しい。というのも，後述するがEXPERTはノーツが激しく出現するぶん見た目がとても派手で，まるで本物のDJのような気分になれるからだ。

　プレイが終わると，スコアとランクが表示される。それぞれのノーツの結果（PERFECT→GREAT→GOOD→BAD→MISS）とコンボ数を総合し，ランク（E〜SS）が決定する。リズムゲームのスコアを伸ばしたい場合は，まずはコンボを長くつなげられるようチャレンジしてみよう。

◆プレイ所感〜楽曲を知っていたらかなり快適〜
　筆者のリズムゲームの腕前は，「とても下手ではないがそこまで上手くもない」程度。そんな筆者からすると，本作のEASYやNORMALの難度は，プレイしながら演出をチラ見する余裕は少しだけならあるかな，という感覚だった。

　HARD以上になるとかなり手応えを感じるようになるものの，比較的リズムが刻みやすいのと，難度が上がるほどノーツが多くなるので，ラップに合わせて細かくタップしていく感覚がとにかく気持ちいい。リリックとタップがバチッとハマった瞬間の爽快感は，このジャンルの音楽ならではと言えるだろう。

　ちなみに筆者はリズムゲームをプレイする際，スマホをテーブルに置いて人差し指でプレイする派（ノーツが多い場合は中指なども使う）」で，今回も同様のプレイスタイルで挑戦した。通常のノーツは問題ないが，ロングノーツやスクラッチノーツのようにタップしたまま動かす場合，指の引っかかりによってはスマホごと動いてしまうことも。ただ，手が小さい人や，スマホそのものが大きい場合は，筆者と同じスタイルがおすすめのように思う。

手持ちでもプレイはできるが，手が大きくないとロングノーツやスクラッチノーツの移動がややつらいかもしれない

　また，筆者の所感ではリズムゲームの難度は比較的優しめだったので，苦手な人でもそこまで苦にはならないだろう。かつ，ヒプマイの楽曲を普段からよく聴いている人であれば，かなり快適にプレイできるのではないだろうか。

マイルーム（ホーム）画面。キャラをタップするとさまざまなセリフを言ってくれる

こちらはローディング画面

ヨコハマ・ディビジョンの個別ストーリーを
4Gamer独占でチラ見せ

　今回の先行プレイでは，ヨコハマ・ディビジョンの個別ストーリー1話を読ませてもらった。ゲーム画面とともに紹介するが，実際にゲームで読む楽しみを損なわないよう，極力おおまかに紹介していこう。

　個別ストーリーは，MAD TRIGGER CREWが多くの女性ファンに取り囲まれているところから始まる。しかし，リーダーの左馬刻はうんざり気味のようで……。


　そこで3人は主人公（プレイヤーである筆者）と出会うのだが，さすがヨコハマ・ディビジョンというべきか，とにかく圧が強い。少々ガラの悪い左馬刻，スマートな銃兎，穏やかな理鶯といったそれぞれのキャラクターがしっかり立っているのだが，もし彼らがリアルに目の前にいたらその場の緊張感はすごかったと思う。

どうやら本作におけるプレイヤーは，比較的若い人物として設定されているよう

　というのも，左馬刻が（誰にでもそうかもしれないが）かなり威圧的な態度だからだ。救いなのは銃兎が礼儀正しく，理鶯も優しそうな雰囲気なこと。左馬刻からのあまりの圧に，筆者は「助けて理鶯さん！」と助けを求めたくなった。そんな空想を膨らませていたとき，理鶯から予想外の発言が――！


　詳細は伏せるが，序盤にしてこの“引き”。いったいどんな展開になるのか，気になりすぎて夜も眠れない。とにかく先の展開を知りたいので，リリースされたらMAD TRIGGER CREWの個別ストーリーを真っ先にプレイしようと心に誓った。

　ここまでゲームの内容を紹介してきたが，いかがだったろうか。本稿を見て，早く彼らに会いたい気持ちが増してくれたら幸いだ。
　楽曲やボイスドラマをはじめ，コミカライズ，舞台などさまざまな展開をしてきた「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」。本作はそのメディアミックスの1つではあるが，「自分が『ヒプマイ』の世界に入り込む」という点が，これまでと決定的に異なる。この点において，今まで見ていたキャラクターたちを，より身近に感じられる作品になるだろう。

　そして初めて「ヒプマイ」に触れる人にとっても，キャラクターや世界観が分かりやすく，気軽に楽曲を堪能できる本作は，入門用としてもおすすめできるのではないだろうか。
　3月下旬にいよいよリリース予定の「ヒプノシスマイク-Alternative Rap Battle-」。期待して待とう！

「ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-」公式サイト