Nothingが新たにリリースするスマートフォン
「Phone (3a) Community Edition」をお披露目するポップアップイベントが,東京・渋谷のPBOX SHIBUYA(渋谷PARCO 10F)で2025年12月12日に開催された。
「Phone (3a) Community Edition」は,Nothingの開発チームと,同社のプロダクトのファンらによるコミュニティメンバーが共同で制作したスマートフォンだ。
「1990年代後半のテック文化」をコンセプトとしており,シリーズ共通のスケルトン筐体にアクセントカラーを加えたビジュアルを特徴としている。
コミュニティから選ばれ,本機のデザインを担当したクリエイターの
エムレ氏によれば,自身が幼少期に夢中になったカラフルなゲーム機を思い浮かべながらデザインしたそうで,そうする中でスタイルが固まっていったとのこと。
Phone (3a) Community Editionの正面と背面
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背面にはメイン,望遠,ウルトラワイドの3つのカメラを搭載する
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独自デザインの待機画面。左下に写っているサイコロも本体の付属品で,Nothingの理念を伝統的な遊び道具で表現したものだという
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底面。USB Type-C端子とSIMスロット,スピーカーが備わっている
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側面。赤いボタンはEssential Keyで,同社が提供するAI機能を起動するのに用いられる
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Nothing Japan代表の黒住吉郎氏。氏自身も初期のiMacやゲームボーイカラー,PS2のスケルトンコントローラを彷彿とさせる本機のカラーとデザインを気に入っているという
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会場では,本機に合わせたヘッドフォン「Headphone (1)」とワイヤレスイヤホン「Ear (3)」,またNothingのアパレルアイテムなどの展示/販売も
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イベントの会場であるPBOX SHIBUYAには,先行発売される本機を求めて,開場前から多くのファンが列をなしていた
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本機のデザインに合わせた,1990年代のレトロゲームやカラーパレットをモチーフにした世界観で統一された会場には,本機と周辺機器の展示のみならず,11月に発表された最新OS
「Nothing OS 4.0(Android 16)」や,AIプラットフォーム
「Essential」を搭載した
「Phone (3)」を体験できるスペースも。
さらに来場者向けのドリンク&軽食の無料提供もあって,新モデルの発売を祝う,お祭り感に溢れた空間となっていた。
Phone (3a) Community Editionの展示スペース
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Nothing OS 4.0(Android 16)やAIプラットフォーム「Essential」を体験できるスペースも用意されていた
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「Phone (3a) Community Edition」は,
12GB RAM+256GBモデルのみの1モデルのみの展開で,価格は
5万9800円(税込)となっている。
1000台の限定販売とのことなので,購入を考えている人はお早めに。詳細は
公式サイトを確認してほしい。
ドリンクやフードの提供も。メニューにもNothingのブランドフォントNdot55が用いられていた
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