イベント
モスプレミアムの店舗で謎解きゲームを楽しめる。イベント「モスプレミアムシアター 〜トラベリン家の言い伝え〜」先行体験レポート
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このイベントは日常と非日常,没入感をキーワードに,キャストと非常に近い距離で謎解きと食事を楽しめるという,ユニークな取り組みだ。開催に先駆けてメディア向け公演が行われたので,本稿でその様子をお伝えしていこう。
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ハンバーガー専門店のモスバーガーが「大人のためのハンバーガーレストラン」をコンセプトに展開するのが「モスプレミアム」だ。モスプレミアム桜木町クロスゲート店では,食事だけでなくジャズやフラメンコといったエンターテインメントを楽しむこともできる。
このモスプレミアムと,社会の問題をゲーミフィケーションで解決するセガXDが共同で開催する体験型イベントが,「モスプレミアムシアター 〜トラベリン家の言い伝え〜」だ。
イベントのあいだ,店の一角は中世の名家「トラベリン家」の厨房となる。参加者たちはトラベリン家に雇われた新米のメイド/執事となり,謎を解きながら物語を体験していく。
食という日常の世界に謎解きという非日常を持ち込み,その過程ではモスバーガーが持つ食材の安全や安心といったこだわりを自然に学べるという。
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トラベリン家は小麦とグルテンで作る「バンズ」で名を馳せる家である。このトラベリン家に,世界中を旅していた長男レタルドが帰ってきたところから物語は始まる。
レタルドは旅先で知った“肉や野菜を挟む絶品料理「最高のアレ」”をトラベリン家のバンズで再現しようとするものの,レシピのメモは暗号になっていた。
新米メイド/執事である参加者は,トラベリン家の人々とともに,レシピの暗号を解き明かしていくのだ。
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参加者には1人に1部の「ゲームブック」が渡され,ここに記された問題を解いていく。
謎解きとレストランのコラボは多々あるものの,このイベントではレタルドや,トラベリン家の当主であるバンズマルIV世とその娘トマリーナ,メイド長のミドリに扮したキャストたちが参加し,没入感を高めてくれる。
イベントの冒頭ではミドリから新米メイド/執事への訓示が行われ,ご主人様への「お帰りなさいませ」という挨拶の練習が行われる。そこにレタルドやバンズマルIV世たちが登場し,レシピの謎に関する物語が展開する。まるで本当にトラベリン家の厨房にいるかのようだ。
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レストランの一角を使っているため,トラベリン家の人々との物理的な距離感が非常に近いのも面白いところ。
皆はテーブルのあいだを巡りつつ,さりげなくヒントを出してくれるし,参加者の側からコミュニケーションを取ってもいい。そのため,謎解きイベントの初心者でも楽しめそうな印象だ。
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問題と手掛かりはすべてゲームブックに書かれているのもポイントだ。
謎解きイベントでは,店舗のあちこちに謎が配されている形式もあり,その際は参加者が動き回る必要がある。臨場感は高まるが,その一方で参加者が通常営業のエリアに迷い込んでしまったり,謎解きに関係ない品を手掛かりと誤認するようなことも起きてしまう。
この方式であれば,テーブルを離れる必要がない。同じテーブルに座る参加者との距離感も近くなり,自然と会話が生まれる。
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イベント中には食事も供される。モスプレミアムのシーザーサラダとドリンク,そしてレシピの謎を解いて作る“肉や野菜を挟む絶品料理「最高のアレ」”すなわちハンバーガーだ。
謎を解いていくと,「和牛チーズバーガー」「和牛アボカドバーガー」「和牛チリバーガー」「和牛テリヤキバーガー」から好みのハンバーガーを選んで注文できる。そのハンバーガーが「最高のアレ」であるかどうかによってエンディングが分岐するという。
もともとモスバーガーは材料にこだわり,しっかり野菜も入ったハンバーガーで知られているが,レタルドが持ち帰ったのは,大人のためのハンバーガーレストランであるモスプレミアムのレシピである。
串を刺してまとめるほど具材が大きいうえ,トラベリン家秘伝のバンズはふかふかだ。今回は和牛チーズバーガーをいただいたのだが,お肉とチーズの濃いうま味に野菜の爽やかな食感が組み合わさっているのがモスっぽい。かぶりつくとトマトの果汁がビュっと飛び散ったのも心地よく,実に満足度が高い。
シーザーサラダは薄くスライスされたチーズがアクセントとなっており,ドレッシングの類をかけなくとも濃い味を楽しめる。シャキシャキとした野菜の中にクルトンの食感が混じるのも気持ちいい。謎解きも食事も楽しめるという本イベントは「モスプレミアムシアター」の名前通りであると感じられた。
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現地ではセガXDの藤川雄司氏と杉谷勝久氏にお話を聞くことができた。今回のイベントは,キャストが参加者とコミュニケーションしつつ,アドリブ満載で謎解きを誘導するという形式を採っている。
当初は店舗のあちこちに仕込まれた手掛かりを巡るような方式も検討されたものの,どうしても待ち時間が発生してしまって没入の妨げになることから,今回の形式になったそうだ。
公演を作り上げていくうえでは,「キャストが楽しんでいるとそれが参加者にも伝わり,体験のクオリティが上がる」という考えのもと,キャストを含む運営スタッフのモチベーションを上げていくことも意識されたという。
公演が行われるのも店舗の一角であり,舞台と違ってキャストは360度から見られることになる。手掛かりとなる手紙を見るというシーンひとつとっても,できるだけ多くの参加者に見え,取り残される人が出ないよう,リハーサルを重ねてプランを練っていったという。
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ハンバーガー専門店とゲーミフィケーションの会社が謎解きイベントを作るというだけでも面白いのに,キャストと参加者の物理的な距離感が舞台公演ではありえないほど近いのもユニークだった。
参加費用は4200円(税込)で,すでに専用サイトでは予約が始まっている。費用にはハンバーガーとサラダ,ドリンク代が含まれており,オニオンリングやフレンチフライポテトといったサイドメニュー,トラベリン家オリジナルビール「バンズマルクラフト」や,トマトジュース「トマリーナスペシャル」といったドリンク類を追加注文することも可能だ。
春の行楽シーズンがこれからスタートするが,友達を「プレミアムなハンバーガー屋で謎解きしない?」と誘ってみるのも楽しいはず。きっと「何それ!?」と興味を示してくれることだろう。
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