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東京ゲームショウ 2014は9月18日〜21日に開催。「GAMEは変わる,遊びを変える。」がテーマに
またTGS 2013は,PlayStation 4およびXbox Oneを見たいという来場者が多かったと鵜之澤氏は述べる。2014年の現在は,そうした次世代機のハイエンドゲームが求められる一方で,ソーシャルゲームやスマートフォンアプリも伸びているという状況であるため,TGS 2014の出展者にあたっては,新しいゲームショウの形をどんどん提案してほしいと展望を語った。
また長田氏は,TGS 2013にてアジア15か国から103社の出展があったとし,TGS 2014もこの勢いを伸ばし,ゲーム業界の国際化を推進していきたいと意気込みを語った。
会場では,TGS 2013の開催結果報告もなされた。報告によれば,TGS 2013は,幕張メッセの展示ホール1〜9,国際展示場,イベントホールを使った,過去最大規模の開催となり,次世代機の出展がなされたこともあって,「アジアNo.1の国際的なイベント」として大きな成長を遂げたとのこと。来場者数は過去最高の27万197人となり,また出展社数も357社と,前年比約70%増となっている。とくに海外出展社は,アジア,欧州を中心に162社と,前年の2倍となった。さらに36の国/地域からメディアが取材に訪れるなど,プロモーションの場としても,国際的な存在になったと言える。
TGS 2014の開催概要では,テーマが「GAMEは変わる,遊びを変える。」に決定したことに加え,来場予定者数は22万人以上,出展予定社数は300社以上,募集小間数は1600小間以上を見込んでいるとの発表がなされた。
またTGS 2014では,2010年より中期目標として掲げている「アジアNo.1の情報網羅性」と「世界最大級のイベント」の実現を目指し,「アジアのHUBとして,世界に情報発信する」という。具体的には,以下の5つのポイントを軸に展開されていく。
●会場規模とコーナー配置
会場規模は,TGS 2013と同様だが,ファミリーコーナーをホール8へ,飲食コーナーと一部の出店コーナーをホール9に移すことで,来場者の混乱を避ける。
●大型ブースの出展エリアを変更
40小間以上の出展エリアを会場の南北壁側に配置。これにより人気ブース間の混雑を緩和し,来場者の動線を確保する。
●一般来場者入場口を変更
一般公開日の入場口を従来の1.5倍にすることで,待機列の早期解消を目指す。
●来場者の満足度向上策
上記のポイントに加え,デジタル・サイネージなどの会場案内を充実させ,来場者に各種情報の提供を行う。また会場内に休憩可能なエリアを増やすほか,e-Sports競技会やコスプレエリア,大抽選会などの主催者企画も継続する。
●アジア圏からの出展強化
BtoB企画の連動を深め,アジアからの出展と来場者を増やす。
TGS 2014のさらなる情報は,2014年5月以降,順次公開される予定となってる。今後のCESAや出展各社から発表される新情報に期待したいところだ。
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