プレイレポート
【PR】「リネージュ2」全サービスに大型アップデートを適用。新サーバーが開設される今こそ“伝説的なMMORPG”を満喫するチャンス
エヌシージャパンが運営するMMORPG「リネージュ2」のライブ/クラシック/アデンで,2021年10月20日に各サービスの次期大型アップデートが実装される。
2019年10月の全サービス基本プレイ無料化,そして自動狩りの導入など,時代のニーズに合わせたシステム導入による大きな転換期を経て,リネージュ2はまだまだ進化を続けている。
今年で17周年を迎えた本作。黎明期から続く“伝説的なMMORPG”は,大型アップデートでどう変わっていくのか。4Gamerでは,アップデートに先駆けてテストプレイをしたので,気になる新要素の数々をここで紹介しよう。
ライブサービス アップデート
「DETH KNIGHT-IMMORTAL POWER-」
●7年振りの新クラス「デスナイト」と新コンテンツを紹介
今回のアップデートで,ライブサービスにおいては新クラス「デスナイト」と完全新規のコンテンツ「ディスローン」が追加される。
ヒューマン男性専用の新クラスとして登場する「デスナイト」は,炎をまとう骸骨の姿が特徴的なキャラクターだ。その外見から,顔や髪型といったキャラメイク要素がない代わりに,身にまとう炎の色を選ぶことができる。
デスナイトのコンセプトは「死さえ許されぬ者,不滅の騎士」で,火竜ヴァラカスからアデンを守るため,命が尽きてもなお戦い続けている。「リネージュ」シリーズの象徴とも言えるキャラクターであり,性能としては,タンカーとアタッカーという2つの顔を持つ特別なクラスとなる。
ちなみに,アデンサービスに先行して導入されたデスナイトと,ライブサービスに今回実装されるデスナイトは,見た目も性能も,完全に異なる仕様となっている。
キャラメイクを終えてアデン大陸に降り立つと,デスナイト専用のムービーが再生される。デスナイトが特別な意味を持つキャラクターであることは,当然だが開発陣も分かっていて,デスナイトでNPCに話しかけると専用のセリフになるなど,力を入れて制作されていることがうかがえる。
クラス特性としては,片手剣に重装備のいわゆるシーゲルナイト(タンカー)がベースになっているが,「イクリブリアム オーラ」と「レイジ オーラ」2つのオーラスキルを切り替えることで,アタッカーとしても立ち回ることが可能となる。オーラスキルはトグル形式で,イクリブリアムオーラになっているときはタンカー,レイジオーラのときはアタッカーの役割で攻撃できるマルチクラスになっているのだ。
習得できるアクティブスキルは,前述したようにイクリブリアムオーラ状態かレイジオーラ状態かで性能が変るものが多く,自分の役割に応じてどのスキルを使っていくのか考える必要がある。しかし,高性能なスキルが多いので,狩りで困ることはないだろう。
また,「グランド インドミタブル ウィル」というクラススキルは,5分に1回という制限付きではあるが,HPが30%以下のときにダメージを受けると自身のHPが100%回復するという強力な効果を持っている。まさに不死の力を体現するようような能力で,ボス戦などではとくに重宝しそうだ。
以上のように,デスナイトは範囲攻撃を習得でき,攻撃性能も申し分なしといったところ。敵を転倒させるようなノックダウン系のスキルはないものの,範囲内の敵に麻痺をばらまく「ヘルブリンガー」を覚えられる。また,ヘイトを管理するスキルや敵を引っ張ってくるようなアクティブスキルも持っているので,タンク職としても有能だ。
続いて,「次元レイド」「次元攻城戦」に代わる新たなワールド間競争型コンテンツとして登場する「ディスローン」は,毎週金曜から日曜,各日の20時から翌2時まで利用できる,ワールド間で共有する新たな狩り場だ。ディスローンにはレベル制限があり,レベル110以上のキャラクターが入場できる。
ディスローンには専用のシステムを通じて入ることになり,初回のみディスローン専用の“キャラクターネーム”を付けなければならない。名前は,名前変更券アイテム(1つは無料で手に入る)を使わないと変えられないので注意が必要だ。ちなみに,変更されるのは名前と外見(どのサーバー所属か分かるもの)のみで,もとのキャラクターのレベルや装備,アイテムなどは引き継がれる。
入場口から進むとディスローンの村に到着する。この村を拠点に仲間を見つけて,冒険の準備を整えることになるが,ほかのサーバーのプレイヤーとは,パーティや連合を組むことはできない。ディスローン内にはPvP可能エリアも存在しており,ほかのサーバーの冒険者とは競い合う関係になっているのだ。
村以外の場所は「アーシャ」「アニマ」「ノックス」の3つのエリアに分かれており,そこで狩りやPvP,ミッションの達成などを通じてポイントを獲得し,ランキングを競う流れとなる。
ランキングは,サーバーとプレイヤー個人それぞれで計上され,サーバーポイントをもっとも多く獲得したサーバーがディスローンを占領する“占領サーバー”に,もっとも多く個人ポイントを獲得したプレイヤーが“ディスローンの支配者”になる。当然,支配することで多大な恩恵が得られる。
サーバー間での競争,PvPがメインのコンテンツかと思いきや,実はPvP不可のエリアも多い。PvEとそれに関わるミッションだけでも相応のポイントが得られる仕組みで,PvPが苦手な人でも楽しめるコンテンツになっている。また,パーティ人数に応じて入手経験値が増える「パーティ特化」モンスターが揃っているので,経験値稼ぎの狩り場としても重宝されそうだ。
20時から22時まではどの区画もPvP不可の時間になっているので,まずはこの時間に観光がてらディスローンの様子を見に行ってみるのがいいだろう。
なお,今回導入されるマップは,ディスローンのなかの水のエリアのみ。今後のアップデートで火/風/地/光/闇の各エリアがアップデートされる予定とのこと。水のエリアだけでも相当広い印象だが,今後ディスローンがどう拡張されていくのかも楽しみだ。
さらに,ディスローン専用のレイドボスとして「アイギス」が登場する。アイギスは日曜の夜にだけ出現し,倒せればここでしか手に入らないレアドロップの武器が入手できることも。相当強いレイドボスになっていると思われるが,仲間と力を合わせて困難に立ち向かいたいところだ。
クラシックサービス アップデート
「STRUGGLE OF HAIL」
●新コンテンツ「氷の君主の城」が実装
リネージュ2サービス開始当初の設定をもとに,「じっくりとキャラクターを育てる楽しみを提供する」をコンセプトに,古き良きリネージュ2が体験できるクラシックサービス。このクラシックサービスでは,高レベル向けの新規時間制狩り場として「氷の君主の城」が実装される。
氷の君主の城は,毎週土曜と日曜の,各日18時から0時まで入場できる高レベル向けのダンジョンで,レベル85以上のキャラクターで制限時間の240分まで狩りができる。特徴としては,時間の進行によってボスが変わるフェイズ制が採用されていることだ。
クラシックサービスの高レベル帯は「傲慢の塔」がメイン狩り場になっているが,塔の8〜12Fあたりで狩りをしているキャラクターなら,氷の君主の城でも美味しい狩りが行えるだろう。
氷の君主の城のメインフロアはU字型の形状をしており,まずはここに出現するザコ敵を倒して経験値稼ぎができる。
フェーズ制ということで,21時30分に「ラジシエス」または「スラシエグ」,22時に「トロン」というボスが出現する。時間が近くなったらボス討伐の準備を行おう。トロンを倒すと,レイドボス「グラキエス」のいるフィールドへのポータルが開き,最終決戦を行う流れだ。
なお,グラキエスには一般と上級の2種類の難度が存在しており,21時30分に湧くボスがラジシエスだったら一般,スラシエグなら上級になる仕組みだ。上級のほうが強い敵となるが,より高い確率でレアドロップが狙える。
グラキエスは周辺に数多くの手下を従えた強敵である。不用意にグラキエスを殴ってしまうと,周りの敵が一斉に襲い掛かってくるので,しっかりと周囲の敵を掃除してから挑みたいところだ。
氷の君主の城と同時に,Sグレードの新規武器として12種類の「氷の君主の武器」が実装される。こちらは,ボスのレアドロップもしくは素材を集めて「特殊制作」を行えば確率で獲得可能だ。氷の君主の武器の強さの目安としては,素で既存のSグレード武器を5段階程度エンチャントしたぐらいの性能だ。それだけに,誰もが欲しがる最強の武器となるのは間違いないだろう。また,武器の種類ごとに発動するスキルが異なっており,+11までエンチャントすると一部ステータス強化の追加効果も得られる。
クラシックサービスでは,ほかに染料システム関連のユーザーインタフェースの改修,人形アイテムのレベル拡張といったアップデートが行われる予定だ。
アデンサービス アップデート
「ANTHARAS -The Immortal-」
●新規レイド「アンタラス」と新規狩り場「鋼鉄の城」が追加に
2019年からスタートしたアデンサービスは,「快適なキャラクターの成長」がコンセプトで独自の成長システムがウリになっている。このアデンサービスで今回実装されるのが,新規レイド「アンタラス」と新規狩り場「鋼鉄の城」だ。
アンタラスはレベル85以上で参加でき,毎週土曜の22時から2時間実施される。連合単位で大規模な戦闘が展開され,育成したキャラクターの腕試しにはもってこいのコンテンツである……が,育成がメインのサービスということもあり,ここではより多くの人が興味を持つであろう新狩り場の鋼鉄の城を中心に紹介していく。
鋼鉄の城は,レベル85以上のキャラクターのみが,毎週土曜日の18時から22時までの間に入場できる場所だ。ただ,入場方法が特殊で,高レベル向けの狩り場になっているヘルバウンドにあるポータルから専用のワールド狩り場へ移動し,そこで“緑色に発光しているワープゲート”に入らなければならない。
ワープゲートからは「ザドゥナの実験室」もしくは「魔界の尖塔」に向かい,奥地にいる“門番”を倒すと,ようやく鋼鉄の城に移動できる装置が使えるようになる。
鋼鉄の城は1階から10階までの階層構造になっており,移動装置からランダムでいずれかの階層に飛ばされる仕組みだ。
各階層は近距離職に有利だったり,逆に遠距離職が効率良く戦えるなどの特徴があり,フロアの真ん中にある「占領装置」を操作することで,また別の階層にランダムでテレポートできる。
連合単位での競争型コンテンツなので,仲間同士で位置情報を共有し,また階層ごとに仲間が協力することが前提となっている。
そして,21時になるとボスの「ダリオン」がいる屋上階層(11階)へ,占領装置から移動可能となる。ただし,ダリオンへ行けるのは先着12名のみ。各階層から基本1名,5階と10階だけ2名が参加できる。戦略としては占領装置周りを連合で固めて,選りすぐりのキャラクターをボスのもとに派遣する形になるのだろう。
ダリオンを討伐できた連合には「ダリオンの権能」が付与され,これがカギとなってワープゲートから最終ボス「ベレス」の場所へと移動できる。ベレスは高レベル向けコンテンツのボスということで,その力は推して知るべしといったところ。この強敵を倒すことができれば宝箱から貴重なアイテムのドロップが期待できる。能力は伏せるが,「ベレスのリング」「ベレスのソウルイーター」「ヘルバウンドタリスマン」など,トップを目指すプレイヤーなら喉から手が出るほど欲しいアイテムになるだろう。
小規模な戦闘をフィーチャーした「鋼鉄の城」は,そのランダム性から連合内での連携が重要視されるエンドコンテンツだ。入手経験値も美味しいので,ベレス討伐までは考えずとも,気軽に参加してみると良いだろう。
以上が10月20日に実装されるアップデートの概要となる。サービスごとにプレイ環境が異なるリネージュ2だが,全サービスに何らかの新要素が追加されるわけだ。
とりわけ,ライブサービスでは7年ぶりとなる新クラスと,新機軸になり得るコンテンツが投入され,遊びの幅が大きく広がることは間違いない。アップデートに合わせて新サーバー「アナキム」もオープンされるので,新規で始めたり,久しぶりに復帰したりするのにも絶好の機会だ。あの素晴らしいMMORPGの雰囲気を,楽しんでみよう。
「リネージュ2」公式サイト
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