「マビノギ」のサービスイン11周年を記念したイベント「MABINOGI PARTY」が開催。2016年夏のアップデート情報や「うたわれるもの 偽りの仮面」とのタイアップなどが明らかに

　ネクソンは昨日（2016年4月24日），「MABINOGI PARTY」を開催した。このイベントは，同社がサービスを提供するオンラインRPG「マビノギ」のサービスイン11周年を記念して開催されたもの。本稿では，会場で発表された次期アップデートの情報を中心にお伝えしていこう。

イベントのMCを務めた森 一丁さん（写真左）と，磯村知美さん（写真右）

イベントは，蝋書アーティスト・J.Hiroyukiさんによるパフォーマンスで幕を開けた

「マビノギ」公式サイト

アップデートのプレゼンテーションを行ったNEXON KOREA マビノギ開発チームの3名。左から海外リーダー キム・ヒョンス氏，アートリーダー イム・ヨンヒ氏，日本担当 シン・ボギョン氏

　「アップデート速報2016」のコーナーでは，マビノギの次期アップデートに関するプレゼンテーションが行われた。
　最初に紹介されたのは，ウルラ大陸のダンジョンの改変について。これは，ウルラダンジョンに長らく変化がなく，プレイヤーが利用していないことを受けて行われるもの。具体的にはバランス調整を施し，7段階の難度を設けるという。
　これに伴い，ウルラダンジョンで新たにドロップするアイテムを用いての特別改造が7段まで行えるようになることや，魔族スクロールクエスト掲示板の追加，ダンジョン商人ティロの改変などもアナウンスされた。


　さらに新たなエンドコンテンツとして，「無幻のラビダンジョン」の実装も発表された。このダンジョンの最深部には，ボスの「サキュバスクィーン」が配置されるとのことだ。
　なお，サキュバスクィーンの開発にあたっては，“清純な悪女”という二律背反したコンセプトのもと，従来のサキュバスとは異なる新しいビジュアルを目指したという。

サキュバスクィーンのビジュアルはダンジョン内で3段階に変化するが，その過程は従来のサキュバスと同じであることも明かされた

無幻のラビダンジョンのコンセプトアート。難度の高さを誇示するため，黒と赤を基調にしたという。また「マビノギ」初の試みとなる，霧の演出にも注目して欲しいとのこと

無幻のラビダンジョンに登場する新モンスター。右側の「ベビーサキュバス」は，開発スタッフの間でも人気が高いそうである

セクシーすぎてボツになったというサキュバスクイーンのプロモーション用イラスト。本採用されたものとは胸部のデザインが異なっている

2015年12月に行われたアップデート「聖域の扉」に登場した「アルバン騎士団」やモンスターの設定原画も披露された。さまざまな試行錯誤が行われていたことがうかがえる

　プレゼンの後半は，「マビノギ開発陣にお願い!!!」と題し，プレイヤーから寄せられた質問やリクエストに開発チームの面々が直接答えるコーナーが設けられた。その内容は以下のとおりだ。

●武器スロットの数を増やしてほしいです！

　既存の仕様を応用し，ショートカットキーを使って武器を簡単に切り替えるシステムを開発中。実装時期は，年内を予定。

●「ミニゲームを増やしてほしいです！」

　今後も継続して追加していく。

●初心者向けコンテンツアップデートの予定は？

　チュートリアルのリニューアルや，ミニマップおよびクエストウィンドウの改善，そして現行プレイヤーが初心者を手伝える仕組みの実装を予定。実施は2016年夏の大型アップデート前を予定しているとのこと。

●トレーニング2倍イベントを定期的に実施してほしいです！

　2016年夏の大型アップデートで，スキルトレーニングをサポートするイベントを準備中。こうしたイベントの定期開催も検討する。

●既存ダンジョンを改変してほしい＆新規ダンジョンを増やしてほしい！

　開発チームでもアップデートの最優先事項に掲げているとのこと。上記のアップデート情報でも少し触れているが，その成果は2016年夏から明らかになっていくという。


　プレゼンの最後には，アニメ「うたわれるもの 偽りの仮面」とのタイアップが発表された。こちらの詳細は，後日あらためて公開される予定だ。



　このほか会場では，恒例となった来場者参加企画のファッションショー「マビノギ★コスプレコンテスト」や，ゲーム内で絵本を制作するコンテンツ「マビノベル」の優秀作品を朗読する「マビノベル朗読会」が行われた。

マビノギ★コスプレコンテストには14名のコスプレイヤーが参加。優勝したのは，エリネドに扮したOriel_tarさん

マビノベル朗読会では，声優の三宅麻理恵さんが，リーフパイ_marさんの制作した「満面の笑顔で！」を朗読した

　イベントのエンディングには，開発チームの面々が再び登壇。それぞれマビノギを11年間支えてくれたプレイヤーにあらためて感謝の意を示し，今後もより良いゲームにするべく努力を重ねていくと強い意気込みを見せて，イベントを締めくくった。

「マビノギ」公式サイト