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「大航海時代 Online」の次期拡張パック「2nd Age」も発表。「ネットエンターテインメント フェスタ in 秋葉原」,DOL発表会レポート
本稿では,2012年リリース予定の次期拡張パック「2nd Age」が公開された「大航海時代 Online」発表会をレポートしていこう。
登壇した大航海時代 Online運営プロデューサーの渥美貴史氏は,まずこれまでの7年間を振り返り,プレイヤーのサポートなくしてゲーム内に世界各地を実装することはできなかったと,来場者に感謝を述べた。
続けて渥美氏は2012年2月21日に実施を予定している7周年記念アップデート「Extra Chapter『7th Anniversary』」のテーマを“ゲーム各所のリファイン”と紹介し,以下の3つのポイントを掲げた。
1. いよいよ「Tierra Americana」の世界が完成!
2. コミュニティがさらに活発に! 新米航海者も応援!
3. 航海と冒険をより快適に!
さらに開発プロデューサーを務める竹田智一氏が,実装される代表的なコンテンツを紹介。まず大学に“特別講義”が登場し,13種類の新しいスペシャルスキルが追加される。
また開拓街に西インド会社/製造管理局/医務局/印刷局などの専門施設が追加される。なお,専門施設は最大3種類まで建てられるようになるとのことだ。
加えて,商会員の募集/参加のハードルを下げる「商会公募システム」も登場する。
以前からアナウンスされていたスキル枠/アイテム枠の拡張も,今回のアップデートで実現される。またスライド上では「メメの情報便」や2対2のバトルキャンペーン,新ペットの登場が明かされた。
そのほかUIの改良,上陸地点への委任航行や陸地での拡大マップ表示など,航海と冒険が快適になる機能が実装されるとのことだ。
加えて,プレイヤーから寄せられた要望に応える変更として,船のトレード時に「操船熟練度」が減少しなくなること,そしてレベルキャップを現在の70から75に引き上げることも発表された。
竹田氏は,「予定よりもかなり早いレベルキャップ開放になります」と説明し,今後もプレイヤーの要望に応えていきたいと意気込みを見せた。
また,アップデートと同時に発売されるパッケージ「大航海時代 Online 7周年記念パック 海賊バルバロッサの秘宝」についての新情報も発表された。まずゲーム内の特典として,Tierra Americanaで加わった新キャラクター「ジュスティーヌ」とイスパニアの「バルタザール」,イングランドの「ライザ」,マルセイユの酒場娘である「イレーヌ」の衣装の生産レシピが入手できる。
さらにリアルグッズとして「バルバリア海賊団戦闘バンダナ」も同梱されるとのことだ。
続いて渥美氏が,「今,海の歴史が変わる」というテーマとともに,次期拡張パック「2nd Age」を紹介した。
大航海時代 Onlineは,これまで距離によってゲーム内の世界を拡張してきたが,2nd Ageでは“時間”──つまり“時代の変化”によって冒険の舞台が広がっていくという。
その中核となるのが「ワールドクロック」システムというものだ。本作は,15〜18世紀の各国の様子が混在した不思議な世界として成立しているが,プレイヤーはこのワールドクロックで時間を動かすことで,ゲーム内の歴史に参加し,時代を大きく変化させられるのだという。
さらに竹田氏は,時代が動くことで,これまで表現できなかった新たな冒険──奇想天外な展開や見たこともない強敵との対決が待ち受けているかもしれないと話していた。実際にどのようなシステムになるのか興味深いところだが,より詳しい情報は,今後発表される内容に注目しておこう。
発表会の最後には,両氏がプレイヤーの質問に答える「プロデューサーに訊け!」のコーナーが行われた。
まずペットの追加については,上記のとおり,今回の7th Anniversaryアップデートにて実現する予定だ。「猫の顔が怖い」という意見に関しては,顔が怖い猫(?)にも愛着があるプレイヤーもいるので,新たな猫を追加して対応したいと竹田氏は話していた。
お次はクエストを公募しないのかという質問。渥美氏が開発チームもクエストのネタ出しに苦心していると話し,公募も前向きに検討していきたいと答えた。
ゲーム内のインフレ問題に関しては,副官の船舶および南蛮貿易の導入によって,ゲーム内通貨が潤沢に出回っている認識を持っているという。
今後も引き続き,プレイヤーがゲーム内通貨を気持ちよく使える仕組みの実現や,既存の交易と南蛮貿易との調整も検討していくとのことだ。
またインフレ対策の一つとして,小切手の額面が抑えられていたのだが,それが小切手を使いにくくしているという声や,手数料が高いという声が上がっているとのことで,バランスを図るための見直しも考えているそうだ。。
新しい楽器の導入に関しては,当初の設計が問題を抱えており,なかなか実現できなかったそうだ。竹田氏は,2nd Ageでシステムを刷新し,何かしらの楽器を追加すると断言していた。
またアイルランドやロシアなどの新たな国の実装については,いつとは言えないが実現したいと竹田氏。さらに日本や明をプレイヤー国として選択可能にならないかという質問には,いつかはぜひ日本からスタートできるようにしたいと話していた。
渥美氏は,国を増やすとプレイヤーのコミュニティを分断することにもなりかねないので,バランスを見なければならないと説明する一方で,2nd Ageに向けていろいろ検討すると前向きな姿勢を見せていた。
最後に,渥美氏と竹田氏がプレイヤーに向けて,あらためてこれまでのサポートを感謝するとともに,現在,運営・開発チームとも2nd Ageに向けて非常に士気が高まっていると述べ,発表会を締めくくった。
「大航海時代 Online」公式サイト
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大航海時代 Online
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