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「GeForce 442.19 Driver」がリリース。「Zombie Army 4: Dead War」や「Apex Legends」シーズン4への最適化版
Release 440世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版ドライバとなるGeForce 442.19 Driverのもっとも大きなトピックは,新作ゲームへの最適化だ。
NVIDIAによると,GeForce 442.19 Driverは,2月5日リリース予定のアクションゲーム「Zombie Army 4: Dead War」への最適化を行ったとのこと。GeForce RTXシリーズで同タイトルを最高画質に設定したとき,4K解像度でも最大60fpsを超えるそうだ。そのためNVIDIAでは,Zombie Army 4: Dead WarをプレイしたいGeForceユーザーはGeForce 442.19 Driverをインストールするようにと呼びかけている。
そのほかにも,「Apex Legends」において1月末からスタートしたSeason 4に盛り込まれた新仕様や新マップへの最適化や,2月11日に配信予定である「Metro Exodus」の新作DLC「THE JOURNEY ENDS WITH SAM'S STORY」への最適化が行われたそうだ。いずれも具体的な数字は挙げられていないものの,GeForce 442.19 Driverに更新することで,ゲームの描画性能が向上するそうである。
また,ひとつ前のバージョンにあたる「GeForce 441.87 Driver」で導入された「Max Frame Rate」と「Variable Rate Super Sampling」(VRSS)の設定関連に,GeForce 442.19 Driverで変更を加えたという。
Max Frame Rateでは,最大フレームレートを設定するスライダーの範囲を最小20fpsから最大1000fpsまでに変更したという。またVRSSは,「NVIDIAコントロールパネル」の「3D設定」に「Virtual Reality」という項目を追加したうえで,VRSSの設定項目をその中に移動したとのことだ。
なお,前バージョンと同様に,GeForce 442.19 DriverのStandard版は,NVIDIA公式ダウンロードページから直接検索するのではなく,「ベータドライバ & 過去のドライバ」から検索するようになっている。おそらくDCH版への一本化を計画しているのだろう。Standard版からDCH版へはアップデートインストールを行うだけで移行できるので,ユーザーサイドとしてもStandard版にこだわる必要はあまりない。これを機会に,DCH版に移行してもいいだろう。
ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してみよう。
→64bit版Windows 10用GeForce 442.19 Driver(529.54MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/157127/jp
→64bit版Windows 10用GeForce 442.19 Driver(575.39MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/157091/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 442.19 Driver(529.54MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/157145/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 442.19 Driver(575.39MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/157109/jp
→GeForce RTX 20シリーズ向け64bit版Windows 7用GeForce 442.19 Driver(528.85MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/157055/jp
→GeForce GTXシリーズ向け64bit版Windows 8.x・7用GeForce 442.19 Driver(528.85MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/157037/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 442.19 Driver(528.853MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/157073/jp
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
(リンク先はPDF)
●GeForce 442.19 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN X,Zシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜600シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GT 600シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 442.19 Driverが統合するソフトウェアモジュール
- GeForce 441.87 Driverから変更なし
●GeForce 442.19 Driverにおけるゲームへの最適化
- 「Zombie Army 4: Dead War」「Apex Legends(Season 4)」「Metro Exodus」のDLC「THE JOURNEY ENDS WITH SAM'S STORY」への最適化
●GeForce 441.19 Driverの新要素
- Maximum Frame Rateの設定範囲を最小20fps,最大1000fpsに変更
- Variable Rate Super Sampling設定の改良
- G-SYNC Compatible Displayに3機種を追加(※G-SYNC Compatible Displayの詳細は公式ページを参照のこと)
●GeForce 442.19 Driverで解決した問題
- 「The Witcher 3: Wild Hunt - Blood and Wine」で,カットシーンに到達したときにゲームがクラッシュすることのあった問題
- MaxwellアーキテクチャのGPUでOpenCLを使用する「SETI@HOME」を動作させると,Video TDRエラーが生じることのあった問題
- 「Call of Duty Modern Warfare」で「Open Broadcaster Software」を使ってストリーミング配信を行うと,ランダムにゲームが停止することのあった問題
- Low Latency ModeをUltraに設定した状態でアンチチートソフトウェア「Battleye」を起動すると,DWM(Desktop Window Manager,Windowsのデスクトップ)がリセットされることのあった問題
- GeForce GTX 600および700シリーズで「Doom(2016)」起動時にクラッシュすることのあった問題
- 「NVENC」でメモリリークが生じていた問題
- SLI構成のPCでG-SYNCを有効化すると,複数のタイトルで画面のカクつきやフレーム落ちが生じることのあった問題
●GeForce 442.19 Driverにおける既知の不具合
- Windows 7環境で「World of Warcraft: Battle for Azeroth」をDirectX 11モードからDirectX 12モードに切り替えると,クラッシュすることがある
- Zombie Army 4: Dead WarにおいてAnselおよびFreestyleの設定タブが選択できないことがある
- HDRを有効にしてZombie Army 4: Dead WarをVulkanモードで実行すると,画面が点滅したり破綻することがある。HDRを無効にするか,DirectX 12モードを利用すればこの問題は解決できる
- G-SYNCを有効化した状態で「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」をVulkanモードで実行すると,フルスクリーンとウインドウモードの切り替え時に画面が点滅することがある。APIとしてVulkanを選択しないか,G-SYNCを無効にすればこの問題は解決できる
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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