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AMD,1月末公開予定の新しい「Catalyst」でMantle&TrueAudioに対応と予告。Kaveriの実力を引き出すためのアップデートも
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印刷2014/01/15 17:36

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AMD,1月末公開予定の新しい「Catalyst」でMantle&TrueAudioに対応と予告。Kaveriの実力を引き出すためのアップデートも

Radeon Software
 2014年1月14日に,AMDが発表した新世代APU「Kaveri」。4Gamerでも「A10-7850K」のレビューと,アーキテクチャ解説を掲載済みだ。
 それに合わせてAMDの日本法人である日本AMDは報道関係者向け説明会を開催し,Kaveriの概要を説明したのだが,そのなかで,AMD製GPUおよびAPU,チップセットに対応するドライバスイート「Catalyst」に関する話題があったので,本稿ではその内容をお伝えしたい。


MantleとTrueAudioに対応する新ドライバ

Kaveriでもこれらは利用可能


 Catalyst関連セッションで登壇したのは,ソフトウェア戦略担当シニアマネージャーを務めるTerry Makedon(テリー・マケドン)氏だ。氏によれば,1月末に,バージョン13.35の「Display Driver」を軸とした公式β版Catalystドライバがリリースされる予定になっており,そこで,以下のアップデートが入るという。

●13.35ドライバで追加される要素
13.35ドライバでサポートされる新要素。一部,スライドにない機能も追加される
Radeon Software
  • 「Mantle」対応
  • KaveriとRadeon R7シリーズの単体GPUによる「Dual Graphics」時のFrame Pacing対応
  • 「HSA」対応
  • 「TrueAudio」対応
  • GPUを用いた高速なJPEGデコーダ対応

●13.35ドライバとセットで導入されるCatalyst Control Centerに追加される要素
  • WHQL通過の公式最新版および公式β版ドライバの自動アップデート機能
  • アプリケーション(≒実行ファイル)ごとにプロファイルを結びつけて,自動的に切り替わるようにする機能
  • APUに物理演算を処理させながら単体GPUでグラフィックス描画を行う協調動作機能
  • マッハバンド緩和機能「Contour Removal」
  • 圧縮されたビデオデータのディテール強調機能「Detail Enhancement」
  • 24pで収録されたBlu-rayビデオの60p再生時に中間フレームを作りだしてスムーズな映像表現を行う機能「Fluid Motion Video」

 最も重要なのは,この次期Catalystによって,独自グラフィックスAPI「Mantle」と,プログラマブルサウンドエンジン「TrueAudio」がいよいよ利用可能になるということだ。
 2013年9月に発表されながら,対応ドライバがなければ対応アプリケーションもないという状況だったMantleとTrueAudioだが,これをサポートするβ版Catalystドライバが登場することで,ようやく準備が整ったといえる。あとはアプリケーションの登場を待つだけだ。

Battlefield 4のMantle対応版は,DirectX版比で45%の性能向上を実現するという
Radeon Software
 なお,Mantle対応が予告されているPC版「Battlefield 4」の場合,Mantle版ではDirectX版と比べて45%もの性能向上を実現すると,AMDは主張している。GCN世代のRadeonはもちろんのこと,KaveriでもMantleはサポートされるので,ゲーマーにとっては待ち遠しいアップデートとなるだろう。


異なるGPU間でのFrame Pacingが有効に


1月末提供予定のBetaドライバを使うと,Kaveriと単体RadeonでのCrossFire構成で,Frame Pacingが使えるようになる
Radeon Software
 Kaveriと単体GPUのRadeonを組み合わせたときに機能する「Frame Pacing」(フレームペーシング)の改良も行われるという。
 Frame Pacingとは何かについては,2013年8月掲載の記事と,その前提となる2013年6月掲載の記事を参照してもらいたいが,簡単にまとめると,CrossFireを構成する各GPUがレンダリングするフレームを,規則正しく表示されるようにする機能のことだ。
 1月末にリリース予定の次期Catalystでは,Kaveriと単体GPU版Radeonを組み合わせたDual Graphics構成に向けてFrame Pacingが導入され,Kaveri単体で使うときと比べてほぼ2倍のフレームレートを額面どおり得られるようになるという。

PC版「TOMB RAIDER」を用いた,Frame Pacingの効果を示したグラフ。青い折れ線がFrame Pacing導入前,赤が導入後だ。グラフは縦軸がFrametime(=1フレームを描くのに要する時間)で,Frame Pacing導入後は明らかに安定度が向上している
Radeon Software

グラフィックス描画をRadeon R9 290Xに,HSAによる物理演算をA10-7850Kに担当させるという協調動作の説明スライド
Radeon Software
 Kaveri側に物理演算をさせながら,単体のRadeon側で物理演算の結果を反映したグラフィックス描画を行う協調動作という新機能も面白い。Makedon氏が披露したデモは,草の生い茂る地面に岩を転がすという,いかにもゲームっぽいものだったが,このデモでは,HSAを利用したプログラムにより,草の動きなどをA10-7850K側で演算。それを反映したグラフィックスを「Radeon R9 290X」搭載グラフィックスカードで描画しているのだという。ゲームの表現力を高める技術としての応用が期待できそうだ。

デモの様子。空中に出現した岩が草原を転がるというシンプルなもので,草の動きをAPU側で演算しているとのこと
Radeon Software

 ゲームとは直接関係しないが,ビデオ再生時の画質向上に役立つ新機能についても触れておこう。
 まずContour Removalは,色の境目が線のように目立って見える現象「マッハバンド」を緩和するもので,Detail Enhancementは圧縮映像のディテールを強調する処理を行うものだ。また,Fluid Motion Videoは24pで収録されたBlu-ray品質の映画を,60p対応の一般的な液晶ディスプレイやテレビで表示するときに,中間フレームを演算で作りだしてスムーズな表示を可能とする。

Radeon Software Radeon Software
ビデオ再生の表示品質を改善する機能のスライド。左が「Contour Removal」と「Detail Enhancement」,右は「Fluid Motion Video」の説明だ

GPUベースのJPEGデコード機能に関するスライド。Windows標準機能では12秒程度かかるところを,5秒程度まで短縮したという
Radeon Software
 またGPUによるJPEG画像のデコード高速化は,Makedon氏によると「Windows標準のJPEGデコードでは12秒かかる処理が,AMD製のJPEGデコーダを使うことで,5秒まで短縮できる」とのことだ。

 いずれにしても,RadeonやKaveriの持つ能力を発揮する重要なアップデートが次期Catalystではもたらされそうだ。該当製品のユーザーや,購入を検討している人は,1月末のドライバアップデートに注目しておくべきだろう。

AMD 公式Webサイト

  • 関連タイトル:

    Radeon Software

  • 関連タイトル:

    AMD A-Series(Kaveri)

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