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[NVISION 08#02]Microsoftのゲーマー向けキーボード「SideWinder X6 Keyboard」とOCZのゲーマー向けマウス「Dominatrix」が“プレイアブル”展示
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印刷2008/08/26 20:06

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[NVISION 08#02]Microsoftのゲーマー向けキーボード「SideWinder X6 Keyboard」とOCZのゲーマー向けマウス「Dominatrix」が“プレイアブル”展示

画像集#002のサムネイル/[NVISION 08#02]Microsoftのゲーマー向けキーボード「SideWinder X6 Keyboard」とOCZのゲーマー向けマウス「Dominatrix」が“プレイアブル”展示
 NVISION 08のレポート#1でお伝えしたとおり,展示ホール「Exhibit Hall」に出展したMicrosoftとOCZ Technology Groupは,それぞれGC 2008のタイミングで発表した新作のゲーマー向けデバイスを展示していた。いずれもいわゆる静態展示ではなく,ゲームをプレイできる状態で置かれていたので,実機写真と合わせて,実際に触ってみての情報を順に紹介していきたい。


SideWinder X6 Keyboardは

10キーユニットの接続方法が判明


 Mirosoftのゲーマー向けキーボード「Microsoft SideWinder X6 Keyboard」(以下,SideWinder X6 Keyboard)は,2008年8月21日の記事でお伝えしたとおり,マクロキーユニットとしても利用可能な10キーユニットを,本体の左右どちらにも接続できるというのが特徴の製品だ。

SideWinder X6 Keyboard
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 概要は先の紹介記事をぜひ参照してもらえればと思うが,展示機では,本体の両サイドにUSBとよく似たコネクタが用意され,コネクタの左右に設けられたマグネットで接続する仕様であることが確認できた。

キーボード側に,USBコネクタより若干横長の専用コネクタのオスとマグネットが用意され,メス型コネクタを持つ10キーユニットをここに差す仕様。コネクタとマグネット以外に,10キーユニットを固定する機構は用意されていなかった
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本体底面。チルトスタンドがない
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 つまり,コネクタと2個のマグネットだけで固定されるわけで,かなりお手軽。接続部分の強度が心配になるが,実際のところ,展示機のうち,丸みを帯びた場所に置かれていたSideWinder X6 Keyboardは,足場の角度に合わせて本体と10キーユニットが曲がり,一直線上に並んでいなかった。底面にチルトスタンドが用意されていないことからしても,平らな机の上の置かれるのが前提と見るべきだろう。キーボードの一部がマウスパッドの上にかかるような使い方をしている人は注意が必要といえる。
 もっとも,よほど変なところにおかない限り,安定感がきちんと確保されているのは確か。ガラステーブルの上に置かれていた個体は,しっかりとグリップできていた。

10キーユニットを本体の左側へ取り付けた状態。右はキーストロークを見たカットで,比較的浅めなのが分かる。さすがにキートップは外せなかったが,触った印象だとまず間違いなくメンブレンスイッチだ
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設定可能なキーはオレンジ色に光るということで,本体左端のマクロキーがオレンジに光る。固定機能のキーは赤色だ
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 なお,今回の展示機にはドライバがインストールされていなかったため,10キーとマクロを“さくっ”と切り替えられたりするのか否かなど,詳細は残念ながら不明。「Tomb Raider: Underworld」が動作する試遊台で,ゲームを実行中にテンキーユニットの付け替えをしてもゲームプレイに影響はなかったが,ドライバをインストールした状態でも同様の挙動を示すかは未知数だ。
 NVISION 08初日午後の時点では,ハードウェア担当のスタッフが見あたらなかったので,現時点でお伝えできるのはここまで。2日め以降に担当者を捕まえられたら,続報をお届けしたいと思う。


最大3200dpiのレーザーセンサーを搭載する

「Dominatrix Laser Gaming Mouse」


 メインメモリや電源ユニットを中心に,オーバークロッカーとゲーマー向けの製品展開を行っている米OCZ Technology Group(以下,OCZ)。そんな同社のゲーマー向けマウス第2弾となるのが「Dominatrix Laser Gaming Mouse」(以下,Dominatrix)だ。

Dominatrix
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 OCZのゲーマー向けマウス第1弾「Equalizer」はA4Techに製造を委託したことで,A4Tech製マウスとよく似た外観になっていた(関連記事)が,今回のDominatrixは,Cyber Snipa製マウス「Stinger」と,色以外はウリ二つ。類似性を指摘したところ,ブース担当者もとくに否定しなかったが,スペックを下記のとおりまとめてみると,USBレポートレポート値が異なるなど,必ずしも一致していない。Stingerをベースに,OCZ風味を加えたものという理解でよさそうである。

●Dominatrixの主なスペック
本体底面に錘を7個搭載可能。合計で最大40gの増量なので,1個約5.7gという計算になる
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  • 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
  • 接続インタフェース:USB 1.1
  • ボタン:左右メイン,左サイド×2,センタークリックボタン&チルト機能付きスクロールホイール,モード切替×1,トラッキング解像度切替×1
  • フレームレート:7080fps
  • トラッキング解像度:400/800/1600/2000dpi(※解像度変更ボタンによる。設定ツールを利用することでソフトウェア的に最高3200dpi設定も可能)
  • トラッキングスピード:45ips
  • スリープモード:未公開
  • マクロ登録機能:対応(※本体に最大3パターン保存可能。「押しっぱなし」「連打」「入力遅延」設定可能)
  • 本体サイズ:未公開
  • USBデータバス:未公開
  • USBレポートレート(ポーリングレート):500Hz
  • 重量:未公開(※錘により最大40g増量可能)
  • マウスソール:未公開
  • ケーブル長:約1.8m
  • 対応OS:Windows XP/Vista

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 OCZによると,価格は未定ながら,向こう7週間以内に北米市場へ向けて出荷される見込み。多くのゲーマーから「不要」という判断を下されている錘(おもり)を採用する点などは好みが分かれそうだが,最近の流行であるドライバレス仕様であること,握った印象では比較的小振り――普段遣いのマウスが「Razer DeathAdder」という筆者から見て,だが――であることは,カスタマイズ性の高い小型ゲーマー向けマウスを探している人にとって,相応に価値がありそうだ。
 最近,OCZは日本市場に積極的なので,ひょっとするとひょっとするかも。続報を待ちたい。


こちらは北米市場限定だが

ドライブシム用コクピットフレームも


ISE Mk.V。PC本体,ディスプレイ,ステアリングホイール,フットペダルは別売りなので要注意
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 最後に,「現時点で海外発送は考えていない」とのことで,日本から購入できるわけではないのだが,Exhibit Hallで高い注目を集めていたドライブシム用のコクピットフレーム「ISE Mk.V Racing Simulator Frame」を紹介しておきたい。
 これは,北米のショップブランド(=ホワイトボックス)PCメーカー,MAINGEARのブースにあったもので,同社と提携し,同社のBTOオプションとして供給しているIntegrated System Engineering製。24インチワイドパネルを採用した液晶ディスプレイを3台取り付けられ,タワー型PCを余裕で設置できるスペースも用意される「Front Section」と,位置を前後で調整できるチェア部分「Seat Section」の2ピース構成となっており。チェアは振動機能付きか,(主にフライトシムファン用オプションになるという)左右チルト機能付きのものを選択できる。

トリプルディスプレイはMatrox Electronic Systems製の「TripleHead2Go」で実現(左)。もちろん別売りだ。フットペダルの固定はよく考えられている印象(右)
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左はコクピットのイメージ。試遊台では,振動機能付きとなる専用チェアが取り付けられていた(右)
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 Integrated System Engineering代表のSteve Romine氏によると,ISE Mk.Vは,レースドライバーの練習用に用いることのできるレベルで,同社では実際に,ISE Mk.Vを利用してトレーニングを行い,四輪車レースに出場しているという。フルキットで3500ドル(約38万円)を超え,さらにディスプレイやステアリングホイール,フットペダルが別途必要になるが,こういうものが現行製品として展示されるあたりが,北米の懐の深いところといえるかもしれない。
  • 関連タイトル:

    SideWinder

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