HDD内蔵＋有線LAN端子搭載の「Razer Blade 15 Base Model」が国内発売決定

　2018年11月22日，Razerは，15.6インチ液晶パネル搭載ゲーマー向けノートPC「Razer Blade 15 Base Model」（以下，Base Model）を11月29日に国内発売すると発表した。

Base Model

　国内で取り扱う販売店は，Razer直販サイトのほか，ツクモやドスパラの一部店舗，ビックカメラグループなどとのこと。製品ラインナップと価格は以下のとおり。

• RZ09-02705J76-R3J1：SSD 容量128GB＋HDD 容量1TBモデル，18万9800円（税込20万4984円）
• RZ09-02705J75-R3J1：SSD 容量256GB＋HDD 容量2TBモデル，21万4800円（税込23万1984円）

　Base Modelは，2018年10月に世界市場へ向けて発表となった，「GeForce GTX 1060 6GB with Max-Q Design」搭載モデルだ。現行の「Razer Blade 15」は「GeForce GTX 1070 with Max-Q Design」搭載版で公称訳17.3mm，GeForce GTX 1060 6GB搭載版で同16.8mmという薄さが大きな特徴の1つだが，今回のBase Modelではその厚みを同19.9mmと長くすることで製造コストを下げ，同時に空いたスペースへセカンダリストレージとしての2.5インチHDDと1000BASE-T LAN接続用RJ-45端子を搭載してきたのが見どころとなっている。
　なお，Base Modelの登場に合わせて現行のRazer Blade 15が「Razer Blade 15 Advanced Model」に改名となるのは世界市場と変わらない。

ボディの厚みが増したとはいえ，20mm未満の厚さは，単体GPUを内蔵するノートPCとしては薄いほうだ。キーボードのLEDイルミネーションは，コストダウンのため緑1色となったそうだ。写真は英語配列モデルのものだが，国内販売モデルは当面，日本語配列になるとのことだった

　厚さを最重要視しない設計によって，製品価格も安くできたと言うだけあって，価格対スペック比は既存製品より向上した面もあると言っていいだろう。Blade 15シリーズを検討していた人には，魅力的な選択肢となりそうだ。

●Base Modelの主なスペック

• CPU：Core i7-8750H（6C12T，定格2.2GHz，最大4.1GHz，共有L3キャッシュ容量9MB，TDP 45W，cTDP：35W）
• チップセット：Intel HM370
• メインメモリ：PC4-21300 DDR4 SDRAM 8GB×2（※最大16GB×2）
• グラフィックス：GeForce GTX 1060 6GB Max-Q Design（グラフィックスメモリ容量6GB）
• ストレージ：SSD（容量128GB，M.2/Serial ATA 6Gbps接続）＋HDD（容量1TB，Serial ATA 6Gbps接続，回転数5400rpm）またはSSD（容量256GB，M.2/PCI Express x4接続）＋HDD（容量2TB，Serial ATA 6Gbps接続，回転数5400rpm）
• パネル：15.6インチ液晶，解像度1920×1080ドット，ノングレア（非光沢），垂直リフレッシュレート60Hz，出荷時キャリブレーション済み
• 無線LAN：IEEE 802.11ac＋Bluetooth 5.0（Intel「Wireless-AC 9260」）
• 有線LAN：1000BASE-T（※コントローラ未公開）
• 外部インタフェース：Mini DisplayPort 1.4×1，HDMI 2.0 Type A×1，RJ-45×1，Thunderbolt 3 Type-C×1，USB 3.1 Gen.1 Type-A×3，4極＆3極両対応3.5mmミニピン×1
• スピーカー：内蔵2.0chステレオ
• マイク：内蔵2chステレオ（※アレイマイク）
• インカメラ：解像度720p
• バッテリー容量：65Wh
• ACアダプター：出力180W
• 公称サイズ：約355（W）×235（D）×19.9（H）mm（※突起部除く）
• 公称重量：約2.03kg
• OS：64bit版Windows 10 Home

Razerの日本語公式Webサイト

ゲーマー向けデバイスおよびソフトウェアの分野における世界的リーダー企業 Razer.（本社: 米国 カリフォルニア州およびシンガポール、共同創業者兼CEO : Min-Liang Tan） は、SSDおよびHDDのハイブリッドドライブを採用した15.6インチ ゲーミングノートPC「Razer Blade 15 Base Model」（税抜希望小売価格 189,800円〜、読み方：レイザー ブレイド 15 ベースモデル、以下、Blade 15 Base Model）の国内販売を2018年11月29日（木）に開始します。同製品は、Razerのシステム製品国内正規流通代理店 株式会社デジカ（本社: 東京都武蔵野市、代表：モモセ・ジャック・レオン）を通じて、以下の店舗で行われる予定です。

• 日本向け公式オンラインストア RazerStore.com
• ツクモ (東京秋葉原 RazerStore x Tsukumo、名古屋 1号店、なんば店、福岡店、DEPOツクモ札幌駅前店）
• ドスパラ（秋葉原本店、名古屋・大須店、大阪・なんば店、札幌店）
• ビックカメラグループ

Razer Blade 15 Base Model
写真はUS英語レイアウトのキーボードですが、
日本国内では日本語レイアウト版のみが発売されます。

Razer Blade 15 Base Modelは、CPUに第8世代 Intel Core i7-8750H (6コア、最大動作クロック4.1GHz）を搭載した高性能ゲーミングノートPCです。グラフィックスには、NVIDIA GTX 1060 （VRAM 6GB） Max-Q Designを採用しています。モニターは、15.6インチサイズのFHD(1920 x 1080)解像度でノングレアタイプのIPSパネルを搭載しています。物理メモリーは標準で16GBで、最大32GBまでアップグレードする事も可能です。ストレージにはSSDとHDDを組み合わせたハイブリッドドライブを採用し、128GB SSD＋1TB HDDのモデルと、256GB SSD＋2TB SSDのモデルの2種類から選ぶことができます。

Razer Blade 15 Base Modelの筐体は、CNC加工によるアルミ一体型ボディを採用し高耐久性を実現しているほか、ベゼル幅が4.9mmの薄さの15.6インチのモニターを搭載しています。また、外部モニター用として、HDMIの他にmDPポートを備えており、マルチモニター環境も簡単にセットアップできます。

Razer Blade 15 Base Modelには、3つのUSB 3.0ポートの他、Thuderbolt 3に対応したUSB-Cポートを搭載し、外部GPUなどの拡張も行えます。

Razer Blade 15 Base Modelのキーボードは、Razer Chromaに対応したバックライト（シングルゾーンRGB）、アンチゴースト機能を搭載しています。タッチパッド部分にはガラス素材を採用し、4本指での動作にまで対応した高精度なジェスチャー操作も可能です。

通信機能としては、Wi-Fiおよび有線LAN（イーサネット）ポートを搭載し、最新のBluetooth5にも対応しています。

製品概要（スペック）