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Logitech G,「PRO Gaming Headset」を世界市場で発表。G233のノイズ対策強化版か
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印刷2018/03/29 12:25

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Logitech G,「PRO Gaming Headset」を世界市場で発表。G233のノイズ対策強化版か

 北米時間2018年3月28日,Logitech International(日本ではロジクール)のゲーマー向け製品ブランドであるLogitech G(日本ではLogicool G)は,PROシリーズ初のヘッドセットとなるアナログ接続型のワイヤードモデル「PRO Gaming Headset」を発表した。世界市場では4月にメーカー想定売価89.99ドル(税別)で発売予定だ。

PRO Gaming Headset。従来,Logitech GはPROシリーズの製品名で「PRO」だったり「Pro」だったりと表記がブレていたのだが,今回は「PRO」で統一されている。おそらく,PRO表記でいくと決まったのだろう。ちなみにPRO Gaming Headsetの開発にはTeam SoloMid(TSM)とG2 Esports,London Spitfireのプロプレイヤーが協力しているという
画像集 No.002のサムネイル画像 / Logitech G,「PRO Gaming Headset」を世界市場で発表。G233のノイズ対策強化版か

 PROシリーズで登場したマウスキーボードが「ベースモデルがまずあって,それをPRO仕様に仕立てた」ものであったように,今回のPRO Gaming Headsetも,既存のUSB&アナログ接続型ヘッドセット「G433 7.1 Wired Surround Gaming Headset」(以下,G433)やアナログ接続型ヘッドセット「G233 Prodigy Wired Gaming Headset」(以下,G233)をベースにしているようである。

 そのシルエット自体はG433およびG233ととてもよく似ており,また公称本体サイズが81.7(W)×172(D)×182(H)mm,公称重量が約259gというのも同じ。付け加えるなら,スピーカードライバーにLogitech G/Logicool G独自の「Pro-G」を採用する点や,単一指向性(カージオイド)で4mm径のコンデンサマイクを採用し,それをブームごと着脱可能にしている点も,G433およびG233から変わっていない。

画像集 No.004のサムネイル画像 / Logitech G,「PRO Gaming Headset」を世界市場で発表。G233のノイズ対策強化版か

画像集 No.006のサムネイル画像 / Logitech G,「PRO Gaming Headset」を世界市場で発表。G233のノイズ対策強化版か
合皮製イヤーパッドを装着した状態
画像集 No.005のサムネイル画像 / Logitech G,「PRO Gaming Headset」を世界市場で発表。G233のノイズ対策強化版か
PRO Gaming Headsetとその付属品
 なら何が違うのかだが,最大の違いは「従来よりも50%高い防音性を発揮する」という合皮製イヤーパッドカバーの採用だ。合皮製イヤーパッドにより,パッシブなノイズキャンセリング機能を実現するとともに,“出音”の明瞭度を向上させることができるという。この合皮はヘッドバンド部のクッション部カバーとしても採用しているとのことである。
 なお,製品ボックスにはマイクロスエード(microsuede,起毛した皮革に似せた生地)製のカバーを採用するイヤーパッドも付属しており,ユーザーは好みに応じてこちらを選択することも可能だ。

 一方の着脱式マイクだが,こちらは前述のとおり基本仕様が変わっていない一方で,形状は変わっている。

画像集 No.003のサムネイル画像 / Logitech G,「PRO Gaming Headset」を世界市場で発表。G233のノイズ対策強化版か
 とくに重要だと思われるのは標準でポップフィルターがついたことだろう。レビュー記事でお伝えしているとおり,G433のアナログ接続時は高域のノイズを盛大に拾う仕様になっていたので,その対策という可能性はありそうだ。もちろん普通にブローノイズ対策を行った結果なのかもしれないので,このあたりは実際にテストしてみる必要はあるだろうが。
 また,Logitech Gはとくに何も語っていないが,見る限り,ブームの仕様も変わって,設置自由度が増しているようだ。ここも実機でチェックしてみたいところである。


 アナログ接続型ヘッドセットということで,Logitech GはPCのほか,PlayStation 4とXbox One,Nintendo Switch,そしてモバイル端末に広く対応するとしている。北米市場におけるメーカー想定売価で言うと,G433が99.99ドル(税別),G233が79.99ドル(税別)なので,「G233のプロ向けカスタム版」的な存在であるPRO Gaming Headsetにプラス10ドルの価値を見出せるかというのがポイントになるだろうが,出力と入力両面におけるノイズ対策が効果的なのであれば,eスポーツの“現場”で確かに面白い存在となりそうだ。
 国内発売に期待したい。

ちょっと面白いのは,プロ向けモデルであるにもかかわらず,Logitech GがWindows 10標準のバーチャルサラウンドサウンド出力機能である「Windows Sonic for Headphones」や,その有償拡張版となる「Dolby Atmos for Headphones」への対応をLogitech Gが謳っていること。アナログ接続型ヘッドセットならどれでもWindows Sonic for Headphonesは組み合わせられるので,別にPRO Gaming Headset固有の機能というわけではない
画像集 No.007のサムネイル画像 / Logitech G,「PRO Gaming Headset」を世界市場で発表。G233のノイズ対策強化版か


●PRO Gaming Headsetの主なスペック
  • 基本仕様:アナログ接続両対応ワイヤードタイプ,密閉型エンクロージャ採用
  • 公称本体サイズ:81.7(W)×172(D)×182(H)mm
  • 公称重量:約259g(※ケーブル含まず)
  • 公称ケーブル長:約2m(インラインリモコン付き4極3.5mmミニピンケーブル),未公開(4極3.5mm×1→3極3.5mm×2変換アダプターケーブル)
  • 接続インタフェース:4極3.5mmミニピン×1,3極3.5mmミニピン×2(※4極→3極変換アダプター利用時)
  • 搭載ボタン/スイッチ:ヘッドフォン出力音量調整,マイクミュート
  • 主な付属品:インラインリモコン付き4極3.5mmミニピンケーブル,4極×1→3極×2の3.5mmミニピン変換アダプター
  • 対応ハードウェア:PC,PlayStation 4,Xbox One(※一部製品では「Xbox One Stereo Headset Adapter」が別途必要),Nintendo Switch,VRヘッドセット,モバイル端末(※3.5mmミニピン端子が必要)
  • 保証期間:2年間
  • 直販価格:89.99ドル(税別 ※世界市場)
  • 発売予定時期:2018年4月(※世界市場)
《ヘッドフォン部》
  • 周波数特性:20Hz〜20kHz
  • インピーダンス:32Ω
  • 出力音圧レベル:107dB(@1kHz,SPL 30mW/1cm)
  • スピーカードライバー:40mm径ネオジムマグネット(「Pro-G」)
《マイク部》
  • 方式:コンデンサ型
  • 周波数特性:100Hz〜10kHz
  • 感度:未公開
  • インピーダンス:未公開
  • S/N比:未公開
  • 指向性:単一(カージオイド)
  • ノイズキャンセリング機能:あり
  • 関連タイトル:

    Logitech G/Logicool G

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