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ズー,3D RTS「モスクワトゥーベルリン 〜ドイツ軍最後の戦い〜」を2006年1月27日に発売
1941年のドイツによるソビエト侵攻作戦「ヴァルヴァロッサ」の開幕から,ゲームのモチーフとしては定番のスターリングラード攻防戦,そして,守勢に立たされた後のドイツ軍による反攻作戦「ツィタデレ」(城塞)におけるクルスクの大戦車戦を経て,ドイツ軍の退却とベルリンの陥落までを描く。
上述したヒストリカルな展開は,シングルプレイモードにおける3本のキャンペーン(計20ミッション)で扱われる。そのほかに最大4人のプレイヤーによるマルチプレイモードを備え,こちらでは征服モード,CTF(キャプチャー・ザ・フラッグ)モード,デスマッチモードが楽しめる。
長大なスクリプトに基づいて行動する兵士は,自分が対峙している目標の性質を判断し,破壊不能と判断するや,その敵の射程外に逃れるべく行動する。また,戦車や自走砲に便乗している歩兵は,乗車が攻撃を浴びると即座に降車/展開し,手持ちの火器で反撃を開始する。そして極めつけは“降伏”だ。とうてい勝ち目のない状況に追い込まれた兵士は,敵であれ味方であれ,ときに両手を挙げて降伏し,マップから消えていく(捕虜になる,ということだろう)。従来のストラテジーゲームの兵士は,どこまでもプレイヤーの命令を守るという意味で機械のように勇敢(=無神経)だったわけだが,このゲームではある種リアルで人間くさい行動を見せてくれるのだ。
そのほか,例えば本来の任務と近接戦闘で行動様式が大きく変わる対空砲(対戦車砲としても機能する場合がある)には「兵器モードの自動切り替え」ルールが用意されていること,戦場広域で発生する危機に即応し,任務遂行後は所定の位置に戻る「予備兵力」が設定可能であることなどによって,より現実に近い柔軟な任務設定が可能となっている。また,攻撃命令一つとっても,戦車のキャタピラや砲塔を選んで攻撃させるなど,細かな指定が可能だ。
前述のように発売日は2006年1月27日で,価格は8190円(税込)。必要なCPUスペックはPentium 4/1.40GHz以上(Pentium 4/2.50GHz以上推奨),メインメモリは256MB以上(512MB以上推奨),グラフィックスメモリは64MB以上と,要求スペックはさほど高くない。WWIIモチーフが好きな人,ウォーストラテジーを愛好する人は,来年の発売を楽しみに待っていてほしい。(Guevarista)
- 関連タイトル:
モスクワトゥーベルリン 〜ドイツ軍最後の戦い〜
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