［韓国ゲーム事情＃551］オンラインスノーボードゲーム「Crystal Boarder」，間もなく日本国内でのサービス提供が開始に

Kimの韓国最新PCゲーム事情＃551

オンラインスノーボードゲーム「Crystal Boarder」，間もなく日本国内でのサービス提供が開始に（2006/6/7）

Text by Kim Dong Wook特派員

　「Crystal Boarder」は，WRGが開発中で，SK C&Cがパブリッシングを担当するオンラインスノーボードゲーム。韓国では本作のオープンβテストが6月30日に開始される予定となっており，現在それに向けたテストが行われているところだ。

　本作がこれまでの一般的なスノーボードゲームと異なるのは，コミカルで可愛らしいキャラクターが登場する点。今のところ，“雪の狩人”“森の忍者”などの四つの部族からそれぞれ二人ずつ，計8人のキャラクターが実装されており，今後のアップデートで新たな部族が追加されていく予定となっている。
　本作でユニークなのは，それぞれのプレイヤーが所有する「ペット」が，スノーボードに変身するという設定だ。ペット（＝スノーボード）はアイテムショップでも購入できるとのことなので，これもまた本作のやり込み要素の一つなのだろう。



　単に速さだけを競うレースタイプのゲームとは異なり，本作では，いかに派手でダイナミックなジャンプを繰り出せるかということも，重要な要素。また本作の場合，スノーボードといっても，必ずしも雪上を滑るわけではなく，砂漠，森，市街地などを舞台とするレースコースもあり，かなり現実離れしてはいるが，斬新な要素として注目されている。

　現在実施中のテストで使用されているバージョンでは，ユーザーインタフェースの全面的な見直しや，「ジャンプモード」の追加などが行われた。飛距離を競い合うジャンプモードの追加によって，楽しみの幅が広がっているわけだ。
　また，“青空”をテーマとする「Heaven Bridge」（レースモード）と「Wiz Pang」（ジャンプモード），“森”をテーマとする「Wiz Forest」（レースモード），“ワールドカップ”をテーマとする「Balo Pang」（ジャンプモード）が（以前のバージョンから）追加され，計11のコースで滑りを楽しめるようになっている。
　さらにこのタイミングでアイテムショップもオープンしており，ゲームをプレイすると獲得できるゲームマネー「Blue Crystal」で，コスチュームなどのアイテムを購入できる。

　Crystal Boarderのパブリッシャ SK C&Cで，海外でのサービス業務を担当しているPark Pyeong Woo氏によると，日本国内でも，本作のサービス提供が行われる予定となっており，まだ完全に決まったわけではないものの，7月中旬頃に日本でのオープンβテストを開始できるよう，準備を進めているとのことだ。

　さらに同氏からは，Crystal Boarderとは別の情報として，GAMA SOFTの新作MMORPG「Monato Esprit」（関連記事）についても，間もなく日本国内でのサービス提供に関する発表が行われるとの話も聞けた。

　それはさておき，日本でのサービス提供がほぼ確実となったCrystal Boarderは，スノーボードゲームが好きな人にとって，要注目のタイトルといえるだろう。

　WRGから入手したプロモーションムービーをUpしたので，ゲームの雰囲気を確かめてみよう。ダウンロードは「こちら」（1分31秒：2.97MB，WMV）からどうぞ。